二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2018順位予想〈明治安田生命J2リーグ編〉

2018-02-21 | 蹴球
空想上でも3流ゴシップ紙・きょうえもんスポーツ編集部。
引き続き脳内座談会が行われるようです。

■狭くなった?昇格枠への本命は?
デスク「さてJ2だが、今年から昇格プレーオフのレギュレーションが変わった」
記者A「プレーオフを勝ち抜いても、J1との入替戦でしかもAway…この3枠目はさすがに厳しい」
記者B「だから昇格したいクラブは2位以内を目指す。そんな本気の補強をしたクラブが目立つ」
デスク「去年以上に絶対的な本命不在だな。それでも◎を打つとすればどこだ?」
記者C「ボクは大宮ですね。監督も戦力も整ってます」
記者A「新潟…と言いたいところですが、松本かな。攻撃陣をガラッと変えた」
記者B「千葉だ。試行段階を終えたエスナイデルサッカーはまだまだ伸びる」
記者D「徳島かな。年末のアウォーズが阿波ーズになるよ」
デスク「また4者4様か。新潟じゃなくて松本にした理由はなぜだ?」
記者A「新潟は怪物FWターレス、開幕直前にブルーノメネゲウと、戦力的はむしろJ1クラス。ただ、ホニの所属交渉含めて計画通りの編成になっているのか疑問です。端的に言えば代理人の影響が大きいチームかな、と」
デスク「だが鈴木政一監督はかつて磐田の黄金期を築いた名将だ」
記者A「久し振りのプロでどうなのかは不安要素。キチンとサッカーを知っている監督なのは間違いないのですが」
デスク「松本の攻撃陣は変わったな。新戦力に永井龍、前田直輝、前田大然、中美慶哉…」
記者A「昨年は反町監督がフロントに苦言を呈して戦ってましたが、今年は違うぞ、と」
記者D「去年は反町と反りがあわなかったんだね」
デスク「大宮は去年最後の方に石井監督にやらせて、降格後を見据え準備してたフシもあるな」
記者C「江坂きゅんが抜けたのは大きな損失ですが、福岡から三門、そして熊本から意外とカワイイ顔してる嶋田きゅん♡」
デスク「…。とりあえずシモヴィッチに放り込むだけでも点は取れそうだ。千葉は?前評判高いな」
記者B「昨季終盤一番好調だったチームだ。主力をほぼ残した上で増嶋、小島秀仁、茶島、高木利弥ら補強も粒揃い。リスクを背負う戦術だが、監督自身がJ2の戦い方、日本のサッカーを理解したのも大きい」
記者C「GKのロドリゲスさん、DFのエベルトさんも屈強そう…」
デスク「徳島はどうだ?」
記者D「あのリカルドロドリゲス監督の元にシシーニョが加わるなんて…胸が熱くなりますぺいん」
デスク「渡・馬渡は抜けたが、ガンバから呉屋、岐阜から大本、沼津から薗田と補強は面白い。コスタリカ人GKも獲った。ここも本気だな」
記者A「スペイン系ならロティーナ率いる東京Vも存在感がある」
記者B「安在&安西のWアンザイを引き抜かれたのは痛いが、水戸から林陵平が復帰。群馬から高井、大分の正GK上福元など適材適所の補強をしている」
記者D「果たして比嘉さんの出番はあるのか!?」
デスク「降格組の甲府も昇格候補だろう」
記者A「大きな補強は山口の心臓だった小塚の獲得。吉田達磨監督の元で生きるのかどうか」
記者C「毎年恒例のブラジル人ガチャは引いてないんですね…。FWの軸はジネイですか」
記者D「ジネイの得点力なんて信じねぇ」
デスク「去年12点獲ってるんだから十分だろ。で、ジネイを獲ってドゥドゥを福岡にレンタルで出した…」
記者B「単独で突破できるドゥドゥはJ2だと反則レベル。トゥーリオデメロがアタリなら福岡はJ2屈指の攻撃力になる」
記者A「ただ三門や亀川が抜けた中盤から後ろは気になりますね。田村の復帰は頼もしいですが」
記者D「福岡…田村…王国……きゃーーーーー」
デスク「“悲鳴”と“姫”がかかってるとか、わかりにくすぎるだろ!」

■上位をうかがうクセ者たち
デスク「ざっと実力あるチームが挙がったが、どこが昇格してもおかしくないほとの戦国J2だな」
記者A「補強度合いでいえば岡山に注目だ。上田康太、仲間、イヨンジェと主力級を揃えた」
記者B「GK金山の補強は大きい。ただ血の入れ替わりが多いので、チーム作りに時間がかかりそうだ」
デスク「ウインターキャンプの成果はすぐには出ないからな…」
記者D「フハハハハハハ!ダークホースといえばあのチームを忘れていないか?愚か者め!」
デスク「おっ、ヘンテコな黒いヤツⓒ村井チェアマン。金沢のゲンゾイヤーvsヤサガラスの戦いの行方は今年も楽しみだな」
記者D「金沢は去年終盤勝ち始めた主力が結構残った上、レジェンド清原も帰ってきたり、間違いなくいいチームになりそうなんしー」
デスク「方言の“なんしぃ”の使い方はそれでいいのか?マラニョンってのがアタリならいい線行けるかもな。金沢自体がJ2をかきまわすヤサガラス…いやクセ者になるかもな」
記者C「ボクは町田が面白いと思うんですよねー。繊細そうな顔して芯が通ってる相馬が作る最終ラインはまるで羽生クンのスケートのように美しい」
デスク「町田なのに羽生なのか」
記者A「町田は選手の入れ替わり関係なく同じチームを作れるから大きくは崩れないだろう。ただ上位進出となるとパンチ力不足」
記者D「そだねー」
記者B「監督の手腕ならば大分の片野坂監督もなかなかのもの。GK上福元が抜けたのは痛いが、馬場賢治やFKの名手・宮阪、J3得点王・藤本がハマれば昨年の9位より上も視野に入る」
記者D「そだねー」
デスク「横浜FCはどうだ?サプライズで松井大輔も加入した」
記者C「ああっ、DAZNのCMのカズ様が渋すぎますぅ~♡」
記者A「松井が加入したとはいえ、やっぱり今年もイバ頼みになりそう。タヴァレス監督の手腕も正直よくわからない」
記者D「そだねー」
デスク「個人的に気になるのは岐阜だな。1年目から大木サッカーで強烈なインパクトを残した」
記者B「庄司、シシーニョ、大本と主力を引き抜かれてかなりの戦力減は否めない。ただ、主力が引き抜かれるのはそれだけいいサッカーをしていた証拠だ」
記者A「ポジションを崩しながらでもプレスをかけてパスを繋ぎまくるスタイルは変わらないでしょう。エセキエルハム、ライアンデフリーズという新外国人がハマれば…」
記者D「ハムでデブるー。明宝ハムうま」
デスク「そだねー。明宝ハム、スタグルに復活してほしいなー」

■戦力が整わなかったチーム
デスク「昇格に本気のクラブが力を入れて補強した一方で、今年のJ2は思うように戦力が揃わなかったクラブもある」
記者B「讃岐のように練習環境が整っていないと、どうしても選手が集まらない。だが北野監督は逆境になるほど知恵を出す智将。戦力が足りなくても監督さえしっかりしていればJ2は戦えるリーグだ」
記者D「うっ、どんどん選手がいなくなる…」
デスク「讃岐は戦力的に厳しいな…。同じ四国勢の愛媛も満足のいく戦力は整わない」
記者A「絶対的存在だった小島秀仁や白井らが抜けた。ただ、湘南からレンタルの神谷は将来日本を背負うかもしれない若きタレント。間瀬監督のチーム作りに期待したい」
記者C「水戸も大幅に戦力持ってかれましたよねー。林陵平、前田大然をはじめ去年のスコアラー根こそぎ。あとGK笠原クンまでいなくなった…」
記者A「監督も西ヶ谷監督から長谷部監督へ。監督としての手腕も未知数でどっちに転ぶかわからない」
記者D「水戸降門にならなきゃいいけど」
デスク「そのダジャレはアウトな、はいペナルティボックス行き。あと話が出てないのは、山形、栃木、京都、山口、熊本か」
記者A「山形は期待された木山体制1年目でパッとせず、菅沼や鈴木雄斗、高木利弥などがOUT。新加入のブラジル人3人は未知数で、うち1人は大怪我で離脱…」
記者B「買い材料が少ないな。木山チルドレンでコツコツ勝ち星を拾っていくしかない。ただ山形以上にポジティブな要素がないのが京都だ」
デスク「うむ。まさか布部監督を続投させるとは」
記者A「こちらも新外国人4人は未知数の上、怪我持ちもいるようですし、戦力的には12位だった去年よりもかなりのマイナス。しかも監督の手腕もアテにならないときてる」
記者D「でもアレでしょ?実際はボスココーチがピピッと指揮するんじゃないの?ボスコピピック~」
デスク「お前ペナルティボックスだって言っただろ!まぁしかし、京都は幹部も監督も昇格という言葉を避けて口にしないという異常な空気だ。怪我人が出ればチームが回らないくらいに選手層も薄い」
記者A「新人監督は当たることの方が少ないですからね。ハズレを続投させるかどうかは別にして。山口の霜田監督も新人です」
記者B「協会で若い世代を見ていただけあって有望な若手を借りてきたな。丸岡、オナイウ、高木大輔…」
記者C「あら、徳島から大崎きゅんも加入したのね。はにかみ笑顔がカワイイ♡」
デスク「新人監督が理想主義に走ると波に乗った時はいいが、転んだ時に怖いな。熊本はどうだ?」
記者A「こっちは実績十分の渋谷監督です。GMには広島から織田氏を招聘し、限られた予算内で筋の通ったチーム作りに着手している印象」
記者B「皆川や青木剛などピンポイントで戦力を整えた。目標設定を間違わなければ残留はいけそうだ」
デスク「熊本は今年残留できれば来年再来年楽しみなチームになりそうだな。J3からの昇格チーム・栃木はどうだ?」
記者A「ネイツペチュニクを擁してJ3では反則戦力でしたが、J2に入れば厳しい戦力。ヘニキや大黒、寺田など実績ある選手を加えましたし、ギリギリで新外国人も獲りましたが…」
記者B「J3優勝チームは金沢、山口、大分と昇格1年目から好成績を収めている。ただし栃木は優勝を逃したチームでもある」
記者C「個頼みになっちゃうと厳しいかもですねー。あら、廣瀬浩二さんまだ栃木にいるのね。結構タイプ♡」
デスク「今年のJ2も実力拮抗の面白いリーグになりそうだが、予想は上も下も難しい」
記者D「ワールドカップがあっても、J2は毎週やるよ!休まないよ!代表とか関係ないよ!J2にこないで!」
デスク「お前、キャラ定まらないな…」
記者D「そだねー」
デスク「カーリングみたいにスベりまくる予想にならなければいいが」




〈明治安田生命J2リーグ予想順位〉

1位予想 ジェフユナイテッド千葉

→洗練されたハイライン&ハイプレスで悲願達成。戌年だもん。


2位予想 徳島ヴォルティス

→名将が導く珠玉のスペイン風サッカーはJ2最先端。


3位予想 大宮アルディージヤ

→実績十分の石井監督+充実戦力で総合力はピカイチ。


4位予想 松本山雅FC

→前田大然が生きる機動力サッカーへキャラ変すれば面白い。


5位予想 東京ヴェルディ

→スペインの名将が築く知的なサッカーも熟成・進化するはず。


6位予想 アビスパ福岡

→井原イズムあふれる堅守+新外国人の破壊力で勝負。


7位予想 アルビレックス新潟

→かなりクセが強そうな戦力を名伯楽がまとめきれるか。


8位予想 ツエーゲン金沢

→継続的なチーム作り+清原復帰と好材料多。フハハハ愚か者め。


9位予想 ヴァンフォーレ甲府

→監督含め、意外とJ2経験が少ない。小塚は新天地で生きるか?


10位予想 大分トリニータ

→宮阪や馬場ら着実に戦力積み上げ。J3得点王藤本にも注目。


11位予想 FC岐阜

→主力を奪われても大木サッカーは継続。若き才能・永島に注目。


12位予想 FC町田ゼルビア

→昇格ライセンスは持たないが、見事な陣形で番狂わせを起こす。


13位予想 ファジアーノ岡山

→主力が大幅に入れ替わり。補強を活かすまで時間がかかりそう。


14位予想 ロアッソ熊本

→昇格経験のある渋谷監督が就任。GMもチーム作りの手腕は確か。


15位予想 横浜FC

→得点王イバを擁するも、タヴァレス監督の手腕に疑問符。


16位予想 モンテディオ山形

→再び木山チルドレン+未知数なブラジル人。菅沼OUTは痛手。


17位予想 愛媛FC

→間瀬イズム浸透も主力を奪われて苦しい2年目。神谷に期待。


18位予想 カマタマーレ讃岐

→乏しい戦力でこそ輝く北野監督。さぬぴーの言動にも要注目。


19位予想 栃木SC

→昇格即躍進するにはちと戦力手薄。点を取れる選手はいるが。


20位予想 レノファ山口FC

→実力未知数の新人監督が理想に固執しすぎる的な危険な予感漂う。


21位予想 京都サンガF.C.

→戦力減、未知数戦力、迷将続投…こっちの麿も失脚危機。


22位予想 水戸ホーリーホック

→ごっそり戦力が抜けての、新人監督。当ブログの最下位予想は当たらないと評判なので最下位予想は縁起物でございますよ。