二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2016順位予想〈明治安田生命J1リーグ編〉

2016-02-22 | 蹴球
ここはとある脳内の架空新聞社・きょうえもんスポーツ。
おやおや、今年も編集部内で座談会が始まっているようです… 

■まずはネタみせ
デスク「今年も恒例の脳内座談会を始めるぞ」
記者A「恒例…!?やっぱりこの人頭おかしいと思われますよ?」
記者D「まぁまぁ。物事は段階を踏むことが大事ですからね。開幕前には座談会で予想する。これぞTHE段階!」
記者B「去年はJ1の1stステージの予想をしたが、終わってみればやはり重要なのは年間順位だった」
デスク「浦和が独走した1stステージは何だったんだろうな」
記者C「やはり予想も年間順位の方がいいんじゃないでしょうか?」
記者D「1stの予想はよそう」
デスク「…。そうだな、今年は年間順位の予想にしよう。まず今年の移籍市場を見渡すと…、びっくりするような大物の補強はなかったな」
記者C「大物…であれば、名古屋が199cmのFWと191cmのCBを獲りました」
記者B「サイズは大きいな。サイズは」
デスク「このオフ、ストーブリーグの主役は名古屋だった。監督がGMまで兼任して、しかも実績のない小倉というのは大丈夫なのか?」
記者A「闘莉王を契約非更新にするなど大ナタをふるったものの、DFの編成が開幕前から怪しい」
記者C「せっかく前線には川又とか松田力とか男くさいFWがたくさんいて魅力的なのにね」
記者B「とにかく開幕前からいろいろネタに事欠かない」
デスク「いわゆる“ネタフリ”だな。もはやサプライズ降格候補に挙げてくれという“お約束”みたいになっている」
記者A「あー…ダチョウ倶楽部の“絶対押すなよ!”的な」
記者D「実は小倉監督が凄い名将で、SEKAI NO OGURA と呼ばれたりして。けどやっぱり NAGOYA NO OWARI かもね」
デスク「“尾張名古屋は城で持つ”と言うから城彰二の方が良かったかもな…って何を言わせる。ネタに事欠かなかったといえば、マガト招聘に動いた鳥栖もオフの主役だった」
記者D「残念!結局マガントスならず」
記者B「監督人事で相当出遅れたが、運良くフィッカデンティが余っていた」
記者C「水沼や藤田らが抜けましたが、豊田やキムミヌ、林は残留。そしてフィッカ監督もダンディよね~♥」
記者A「昨年4位の実績はダテじゃない。Jへの理解はさらに深まっているだろうし、マガトよりフィッカで良かったんじゃないかな」
デスク「ネタクラブ化かと思えば、ダークホースまでありうるな」

■上位争いは?
デスク「上位争いはやはりACL組が中心か?」
記者C「ACL組は日程的に不利ですが、4チームとも戦力流失も少なく手堅く戦力を積み上げていますね」
記者A「ただし王者広島はドウグラスを失った。これは痛いところ」
記者B「ドウグラス抜きに去年の優勝はなかった。ウタカや宮吉が上手くフィットできるのかどうか」
記者D「ドウグラスなしでどう暮らす?ってか」
記者C「けど、去年の開幕前はドウグラスなんて誰も気に留めてなかったですよねぇ~」
デスク「広島は化けさせるのが上手い」
記者C「ですが、やはりACLとリーグ両方を勝っていくのは難しいですね。非ACL組だった去年とは立場も大きく変わります」
デスク「ガンバはどうだ?」
記者B「新スタジアムも完成し、一番勢いを感じる」
記者A「懸念された宇佐美の海外移籍もなく、アデミウソンを補強。そして国内最高峰専用スタジアムと好材料だらけ」
記者D「新スタ当分混むのかなー。すいたら吹田に行きたいね♪」
デスク「…。ガンバに弱点はないのか?」
記者B「守備陣にコンディション不良が目立つのとアデミウソンのフィット。あとはシーズン途中で宇佐美やアデミウソンに海外からオファーも考えられる」
記者A「あとはACLと並行する戦いの乗り切り方だ。トップに加えJ3参戦のU-23まで抱えている」
デスク「昨年失速した浦和は?」
記者C「主力放出がなく、遠藤航、駒井、イリッチらを補強。去年戦力にならなかった石原まで計算すれば層は確実に厚くなりましたね」
記者B「ここはやはりミシャ監督次第。大事なところで勝負弱いのはやはり監督に原因がある」
記者D「えーそんなん言わんといてぇ~ウチ悲しいわ~ぁ、…安田ミシャ子です!」
デスク「……。去年4位だったFC東京は監督を変えた」
記者A「満を持しての城福再登板ですが、今回は現実的に戦うのだろうか?ロマンを追い求めるのだろうか?」
記者C「水沼や阿部拓馬みたいな仕掛けるタイプを獲った」
記者A「ACLプレーオフでは攻撃が大爆発したが、フィッカが築いた守備面をどうするのか気になるところ。本命は打ちづらい」
デスク「4チームを崩す存在は?」
記者B「鹿島だ。石井監督交代後のいい流れのまま、今年は最初から石井体制で戦える」
記者D「金崎サプライズ帰還で鹿島サポは夢が生まれますよね」
デスク「むぅ…そうだな」
記者C「ACLもなくてリーグに専念できるのも買い材料」
記者B「ここも夏に柴崎に海外オファーがあるもかしれないが、きっちり永木や三竿を獲った」
記者D「柴崎岳を獲られてもガクッと来ない」
デスク「またダジャレか、かしましいやつだ!」

■ダークホースを探せ
デスク「他に上位に食い込みそうなチームは?」
記者A「例年なら川崎の名前を挙げたいところですが、風間サッカーも年々鮮度が落ちている印象だ」
記者C「ハマらないととことん脆いですよねー。谷口きゅんはイケメンだけど」
記者B「ダークホースなら湘南を推したい」
記者D「え?しょーなんですか?主力ごっそり持ってかれたよ?」
デスク「遠藤、永木らを失い今年は人気薄だろうな」
記者B「湘南は個の力ではなく、組織で戦うチーム。戦術が落とし込めさえすれば後半戦には確実に伸びてきそうだ」
記者C「それでまた引き抜かれる、と」
デスク「まさに賽の河原だな…。主力が抜けたといえば柏はどうなんだ?」
記者A「最終ラインの主力が抜け、新外国人と新監督は未知数」
記者C「やだ帰ってきた田中順也様を忘れないで♡」
デスク「メンデス監督、グラサンかけてベンチ入りはしないよな?」
記者A「はい?」
デスク「サービス精神旺盛な外国人監督を見るととちょいちょい思い出すことがあってな…」
記者A「…。まぁそれはさておき、日本が初めての外国人監督でいきなり結果出せるかは疑問。そう考えると去年のフィッカ監督は優秀だ」
デスク「その柏を率いていた吉田監督が新潟に行った」
記者B「新潟は貴裁監督にフラれての、吉田達磨。どうもチームとしての方針のブレが見える」
記者C「ヤンツー門下の大井山本も磐田に帰り、補強も地味め。むしろ新ユニフォームのハッピーターンの方が話題になりました」
記者D「身を粉にして走るってことでしょうよ」
デスク「粉々にならなきゃいいがな。横浜はモンバエルツ体制継続だ」
記者B「ここはアデミウソンの移籍で大打撃。ラフィーニャも離脱し、前線はいかにも物足りない」
記者A「外国人選手補強の噂もあるが、そこ次第かな」
記者D「ハマればいいね。よこハマだけに」
記者B「そもそも外国人、来るのか?」
デスク「いざとなれば大黒でどうだ?」

■下位予想
デスク「昇格組の大宮、磐田、福岡はやはり苦しいか?」
記者A「3チームともいい去年のチームを大きく変えず、いい補強をしたんじゃないかな」
記者C「大宮は面白い補強しましたね。ペチュニクや沼田らJ2の主力級を引っ張ってきました。あとイケメン江坂!でもケガしちった」
記者D「江坂はええサッカー選手ですよねー」
デスク「磐田の外国人トリオは、J1でも十分通用しそうだな」
記者B「アダイウトンはJ2では別次元だった。ジェイはきちんと稼働できるかどうか」
記者A「魅せるサッカーを捨てた名波監督が色気を出さず勝ち点1にこだわる戦い方をしていけば」
記者C「福岡は去年J2終盤の最強のチームでした。中村航輔は失いましたが基本線はそのままなので面白いかもしれません。あと、やっぱり井原監督はダンディ♥」
記者D「井原監督、今まさみ勝負の1年!」
デスク「まだ名前が挙がってないのは神戸、仙台、甲府か」
記者B「神戸は編成段階で後手を踏み続けてしまった」
記者A「CBは土壇場で伊野波を獲ったが、チョンウヨンと森岡を引き留められず。特にウヨンの穴は小さくない」
記者C「マルキーニョスの件もそうですが、名将はの下でチームがなかなか一枚岩になりきれない印象ですね。やはり若手の成長が不可欠。男前な山口くんとか…」
記者A「仙台は基本的に去年から変わらないが、守備は厚くなった」
記者D「はぁ…渡邊監督かっこいいわぁ」
記者C「あっ、それワタシが言おうと思ってたのにぃ~」
デスク「…?甲府はどうだ?」
記者B「阿部拓、阿部翔、下田、伊藤純と主力が奪われ、ブラジル人も総入れ替え」
記者C「佐久間監督もGMに戻るといいながら監督続投。クリスチアーノは売りたかったけど、結局出戻り。本来構想してなかった体制で臨んでいる感は拭えませんね」
記者A「長崎の黒木とか渋い補強はあるんですが、いかんせん渋い」
デスク「うーむ。こうしてみると、去年のようにわかりやすい降格候補がないな」
記者D「どこを降格予想に置いても角が立ちますが、ナゴヤかに収めたいものです」
デスク「結局最後まで小倉ンパスか!」




〈明治安田生命J1リーグ年間順位予想〉


1位予想 鹿島アントラーズ

→ACL組より日程有利。しぶとく勝ちきってしぶとく逃げ切るか。


2位予想 浦和レッズ

→派手さはないが的確な補強。あとは監督のマネジメント力次第。


3位予想 ガンバ大阪

→リーグ屈指の攻撃陣だがやや連携に不安。新スタ効果やいかに?


4位予想 サンフレッチェ広島

→監督の采配含めた総合力はNO.1。ただドウグラスの穴が…。


5位予想 サガン鳥栖

→フィッカの堅陣カウンターサッカーがハマりそう。ダークホース。


6位予想 湘南ベルマーレ

→またも主力を奪われたが、足りない戦力を補える走力は侮れない。


7位予想 FC東京

→城福就任で構築した組織も作り直し。若手の奮起次第では上位へ。


8位予想 大宮アルディージヤ

→地に足の付いた補強。ムルジャペチュニクは絶対合うはず。


9位予想 柏レイソル

→とにかく明るいメンデスの手腕がどっちに転ぶか。守備はやや不安。


10位予想 川崎フロンターレ

→年々大久保頼みが強くなってきた。大きく変化するとも思えず。


11位予想 ベガルタ仙台

→去年から体制継続で連携に一日の長。三田がハマれば面白い。


12位予想 横浜Fマリノス

→深刻なFW不足。逆にそこさえ何とかなればもっと上に行けそう。


13位予想 ジュビロ磐田

→For the teamを求める名波監督。外国人トリオ+上田康太で勝負。


14位予想 ヴィッセル神戸

→ネルシーニョのチーム作りに順調さ欠く。CBとボランチは薄い。


15位予想 アビスパ福岡

→やたと求心力のある井原監督。J1の戦い方に早く慣れれば残留できそう。


16位予想 アルビレックス新潟

→チームが目指す方向性がブレている印象。レオシルバ次第だが…。


17位予想 名古屋グランパス

→今年のJ1は42歳小倉監督兼GMが魅了する。どっちに転んだとしても。


18位予想 ヴァンフォーレ甲府

→売却を目指していたクリスを中心に据えざるをえなかった苦しさ。