二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

2012 J2プレビュー

2012-03-03 | 蹴球

気がつけばまもなくJ開幕!
今年はJ2先行開幕。今年から22チームなので日曜日に11試合。

22チームは昨年の成績順にこんな感じ。ついでに指揮を執る監督。
【16】甲府:佐久間→城福
【17】福岡:浅野→前田
【18】山形:小林→奥野
(04)徳島:美濃部→小林
(05)東京V:川勝〔続〕
(06)千葉:神戸→木山
(07)京都:大木〔続〕
(08)北九州:三浦〔続〕
(09)草津:副島〔続〕
(10)栃木:松田浩〔続〕
(11)熊本:高木〔続〕
(12)大分:田坂〔続〕
(13)岡山:影山〔続〕
(14)湘南:反町→チョウ
(15)愛媛:バルバリッチ〔続〕
(16)富山:安間〔続〕
(17)水戸:柱谷〔続〕
(18)横浜FC:岸野〔続〕
(19)鳥取:松田岳→吉澤
(20)岐阜:木村→行徳
《03》町田:ポポヴィッチ→アルディレス
《04》松本:加藤→反町

気がつくことは、
・青・緑系カラーのチームがやたらと多い
ではなく、
・新監督が多い
こと。
特に降格チームと昨年上位組が、軒並み監督を交代させているのである。指揮官を代えてしまうと、当然ながら継続性は途切れる。前の監督のやり方を壊すところからはじめるのであれば、普通に考えると時間がかかる。その危惧があるのが、甲府、福岡、徳島、千葉。ただ、徳島の小林監督は「チームの作り方」を心得ているので、無難にまとめてくる可能性は大。もうひとつの山形の場合は奥野監督が新人なので、前任者のサッカーをどうこうって段階でもない。ただし、去年の北九州・三浦ヤスのように、いきなり新監督が新チームを新色に塗り替えてしまうこともあるのが、サッカーの面白さ、ではある。

サッカーが戦略的なスポーツである以上、継続性は重要だ。そして監督の戦い方を積み上げていくのは選手。そういう意味で東京Vや栃木のように攻守の主力選手が抜けてしまい血を入れ替えたチームはどうなるか?ハッキリ言って読みづらい。いや、普通に考えればこれも時間がかかる。

京都が各所で“大本命”に推されているのも、そういう観測の末に「昨年からの積み上げが計算できる」と捉えられているからだろう。実際、継続性では他チームをリードしている。さらには開幕から7節までのうち熊本を除いて全部監督を代えたチームと当たる日程。カギはズバリ、「4月上旬までに違いを見せられるか?」。天皇杯準優勝により降格組よりも「追われる立場・マークされる立場」になってしまったが、受けに回らずにいかに自分たちで主導権を握りにかかるか?チャレンジャースピリットをぶつけられるか?

去年はあのFC東京でさえ苦しんだ時期もある。追われる立場は苦しい。簡単にはいかないだろうが、必ず乗り越えなきゃならない壁。「京都のサッカー、面白いわ」と胸を張って言えるシーズンを。


最後に穴で面白そうなチームを。
大分と富山。どっちも監督が独特の哲学を持っていて、
そのやり方を選手が理解して表現できはじめている。
もちろん、戦力的には足りてないけど昇格圏に絡むところまでは来るかも。

今年もたくさんの激戦とサプライズを望む!