今年も「ボカシ肥」作り始めました!
ボカシは堆肥よりも肥効が高く、野菜の成長を促したり、土壌微生物を増やす効果があると言われています。
その前にまずは、
ボカシの材料、くん炭作り。
くん炭とは、お米のもみ殻を焼いて炭にしたものです。
土に混ぜることで保水性・通気性・排水性を良くしたり、土壌微生物を増やしたり、酸性土壌を中和したりする効果があると言われています。
くん炭器の中に火をつけて、周りをもみ殻で包みます。
もみ殻に火が移って焼けてきたら、時どきかき混ぜること約5時間。
全体が炭になったら水をかけて冷まし
ドラム缶につめておき、完全に鎮火させます。
今回は慣れてきたのか、わりと要領よくできたぞ!
と思ったら、鎮火が上手くいかず、一部灰になってしまいました・・・
そしてボカシ作り。
材料はつくる人によって様々ですが、くるりんでは、
米ぬか・堆肥(漢方の搾りかす)・くん炭・コーヒーかす(あれば)です。
今年は仲良しファミリーの珈琲豆屋さんからコーヒーかすをもらえたのでボカシに追加しました。
材料を混ぜて、温度が上がるまで放置。
すきを見てボカシを食べる害獣よけにネットをかぶせておきます。
数日すると自然に発酵して60℃くらいになります。
表面の白いフワフワは放線菌(土壌にいる分解力の強い好気性有用微生物)だそうです。
中にも菌が層になって増えているのがわかります。
手を入れると、じんわ~りと体にしみ込んでくるような温泉みたいな暖かさ。
朝一番にボカシをかき混ぜてから手を突っ込み、あぁ~あったか~としばしホカホカ感を味わっています。
全体に発酵が進んだあとは徐々に温度が下がり、しっとりしていたのが発酵熱で水分が蒸発し、最後はサラサラになります。
常温になってしばらくして微生物の増殖がおさまったら出来上がり!
これから寒い間に来年の分を作ります。