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好きなことだらけさ…

英国ロイヤルバレエ 『眠れる森の美女』(プロローグ付き・全3幕) ライブ・ビューイング

2013年04月13日 | バレエ

今回は中継ではなく、2011年12月の収録上映でした。
実は水曜日、友人と二人で昼間、初台の新国で任侠舞台を観て、
その足で渋谷に移動して夜、バレエ映画を観たもんだからヒジョーに疲れたw
(さんざん遊んどいて疲れたもないんだが

目が疲れてシパシパしてるところに収録上映かぁなんて思ってると、もう眠くてしょうがない。
おまけに頭の中は義理人情でいっぱいなのにチャイコフスキーが流れてくる。
なんだかもうどうしようかと思っちゃいましたw
時々寝落ちしてたので、感想はいいかげんなものです。

英国ロイヤルの「眠り」全幕はヴィヴィアナ・デュランテの映像でしか見たことがないはず。(たぶん)
あれはアンソニー・ダウエル版。
今回のは46年のセルゲイエフ/ド・ヴァロワ/メッセルの版をM.メイソン&C.ニュートンが再演出したもので
コジョカルが踊ってるバージョンと同じなのかな?

で、ローレン·カスバートソンのオーロラ姫は柔らかい印象かな。
ジャンプしても何してもふうわりしてました。
でもバランス系は苦手??
ローズ・アダージョはグラついてたかなぁ。
後半フロリムント王子のポルーニンと踊ると、彼はさすがに上手い。
彼と踊るとカスバートソンも一段と上手くなったように見える(と言っては失礼かもw)
う~ん、ローレン・カスバートンのオーロラ姫だと初々しい幼さがちょっと厳しいかも。
まあ、豪華なロイヤルの舞台を楽しませてくれました。でも眠かった~w

〈キャスト表から主なキャスト〉
国王フロレスタン14世ギャリー・エイヴィス
王妃ジェネシア・ロサート
オーロラ姫:ローレン·カスバートソン
フロリムント王子:セルゲイ・ポルーニン
 侍従長カタラブッテ:アラステア・マリオット

カラボス:クリステン·マクナリー
リラの精:クレアカルバート




『今ひとたびの修羅』

2013年04月11日 | 舞台(演劇・音楽)

2013年4月10日(水) 13:30開演 新国立劇場 中劇場

いのうえひでのり演出・宮本研脚本、シス・カンパニー公演
『今ひとたびの修羅』観てきました。

ポスター見ての通り、ベタベタの任侠モノですが、
これは勉強不足で観に行っちまったかも~( ̄ω ̄;)
ライトを幕のように使い、洋風のBGMに三味線の音を重ね、
見せ場では大音響が鳴り響く――と、舞台の見せ方はまさにいのうえ演出!!
そこに、昭和の男を体現したかのような堤真一登場でメチャメチャ絵になるわ~w
それにしても男と男の任侠の世界を描いているはずなのに、
体当たり演技の迫力でりえちゃんが主人公に見えてしまった。

これって元が「人生劇場」だったんですね~。
マトモにヤクザ映画も観たことはないのに、何も知らんといきなり生舞台観ちゃった!
刺青モノといえば、自分の脳裏に浮かぶのは鶴田浩二!!
それがまさに堤さんの飛車角だったんですね。
子供の頃、映画といえば任侠ものの看板ばっかり並んでた印象が。
 あの世界を自分が舞台で観てるってのにちょっと驚くw

ストーリーは(プログラムから)
昭和初頭の東京・深川のはずれ。
渡世人の飛車角こと小山角太郎は、義理の上から加担した出入りで人を殺め、
警察に追われる身となる。

ここで初っ端の立回り

逃げ込んだ民家で出会ったのは、伝説の侠客の血を引く男、吉良常。

風間杜夫が伝説の侠客として登場。

早稲田大学に通う青成瓢吉が恋人のお袖と暮らすその家を、
瓢吉の父に恩義を受けた吉良常がたまたま訪ねてきたところだった。

小出恵介の瓢吉と小池栄子のお袖。
この二人の恋愛模様と飛車角をとおとよの色恋沙汰を
並行して見せてくれます。

飛車角には横浜のあいまい宿からさせ、
命からがら共に逃げて所帯を持ったおとよがいたが、
己の不始末にけじめをつけるべく、自首する決意を固める。
泣きながら止めるおとよを後にして警察に連行された飛車角は、
前橋刑務所に送られてしまう。

ここいら辺から刑務所の飛車角妄想シーン、宮沢りえは濃いぞぉ!!

しばらくは足繁く面会に通っていたおとよだが、
ある時期からふっつりと顔をみせなくなる。
苦悩する飛車角を励まし支え続けたのは吉良常の存在だった。
吉良常はいい人だ。
それから数年。飛車角の出所の日が近づくころ、おとよの姿は玉の井の娼窟にあった。
その傍らにいたのは、飛車角を兄と慕っていたはずの弟分・宮川だった――。

ここから泥沼の展開かと思ったら違った!!
それが任侠の世界なのか!
男気たっぷりに大人な振る舞いの飛車角、腹の中は未練たっぷり。
この宮川、映画だと高倉健がやってたらしく、
だったらおとよも寂しいもんなぁ、なびくよなぁと思うけど、
岡本健一だとどうなの、宮川でいいの?
飛車角の方がいいんじゃないの?とツッコミ入れたくなったw

始まってすぐ、映画のタイトルさながらに
ババーンと「今ひとたびの修羅」と出てくるのにはワロタ。
なんだか超カッコイイww

狂言回しのように要所要所に登場する黒馬先生役の浅野和之はもうさすがです。
最後の宴会シーンで久々に黒田節を聴き、
そういえば昭和一桁世代の自分の父親たちの宴会に
黒田節が出ないことはなかった気がして、妙に懐かしかったりしてたら
黒馬先生が黒田節に合わせて踊り出してるし。
そして酔っ払いの黒田節踊りが上手いww

男の義理人情、女の情念を回り舞台を存分に使いこなしてたっぷり見せてくれました。



秋冬アニメのちょっと感想~

2013年04月08日 | アニメ

いっぱい録画してたけど見たくて見てた数は少なかったw
一番良かったのは「PSYCHO-PASS」かな。
1話目の冒頭に繋がった時はワクワクもんだったし、
シビュラシステムなるモノの正体が分かった時も毎週やるTVアニメでやるじゃないか!!と
キャラデザもベタベタした感じがなくて、とくに主人公の常守朱の顔と性格設定が良かったなぁ。
ありがちな特殊能力やサイバーパンク的な要素も殆んどなく、
登場人物の年齢がやたら若い設定でもない。
ゲームやラノベを原作としてないオリジナルストーリーなだけはある。
総監督が実写の本広克行監督だったのが良かったのかもしれない。
アニメ好きとしてはやはりアレですよ。
狡噛vs宜野座、狡噛vs槙島、この辺がそそられますなw
宜野座親子も気が付いた時はおお!!とw
忘れちゃならない縢くん!!ここで死かよと叫んだw

「新世界より」も見応えあったな。
最初は作画に引いてしまったけど、後半になるにつれ殆んど気にならなくなってた。
原作は第29回日本SF大賞をとった貴志裕介氏の作品。さすがにアニメ化しても面白い。
原作読んだらもっと面白いんだろうなぁ。
残念だったのは目立つ作画崩壊。頻繁に崩壊してて、あんた誰ぞ?状態。
中身が面白いんだからもったいなさ過ぎる。

「みなみけ ただいま」はもちろん、「たまこまーけっと」も可愛かった。
京アニの女の子はかわいいなぁ。デラちゃんもgood!
で、途中に入る京アニCMも楽しみの一つ。
初めの頃の可愛らしいCMも良かったけど、
「発想編」辺りから、「メガネ編」「傘編」「行きたくなるお店編」ときて、これっ

「水泳編」!!もうヨダレもんでしたね~w
これ別バージョンも作って欲しいわ~。

「ジョジョの奇妙な冒険」は今これ見なきゃダメでしょw
次はガクランですか~ww

4月に入り次々新しいの始まってるけど、
既に「断裁分離のクライムエッジ」「団地ともお」が脱落した。
どれが残るかは追々。



 


お姉の部屋のカーテンさ

2013年04月07日 | 瑣末な日々

3階だというのをいいことにレースのカーテンを付けずにほっといてました。
3月最終週の日暮里繊維街バーゲンに下の娘と行き、生地を買ってきましたさ。
300均の店で突っ張り棒も買い、やっと付けましたw




既にカフェカーテン状態になってる生地なので両脇直線縫いでOK。
楽ちん仕様ですw
下の娘の窓用はこれから作ります。
一緒に行ったもんだから好きなの選ばせたら、彼女のは2段になる予定。
完成はいつかなww



保坂のそら豆ペペロンチーノw

2013年04月06日 | アニメ

楽しく毎週見ていた4期目の「みなみけ ただいま」も終わりましたね~。
(録画なので見たのはおとといw)

 

今回の作画はなかなか良かった気がします。
(やはり1期目が一番好きですがw)
藤岡が暴走してて保坂の登場回数が少なかった気がしましたが、
最終回はしっかり登場。

そら豆とキャベツのペペロンチーノの話で俄然食べたくなった!!

ということで、作ってみました。

1.たっぷりのお湯を沸かし、多めに塩を投入。
2.さやから出したそら豆をさっと茹で取り出し、
次に手で食べやすい大きさにちぎったキャベツをこれもさっと茹で取り出す。
3.そのお湯でパスタを茹でる。
4.みじん切りにしたニンニクと輪切りの鷹の爪をオリーブオイルで炒め、
香りが出たらアンチョビペースト投入。
5.そこに細切りにした赤ピーマンを入れ、かるく炒めて火を止める。
6.その中に湯切りしたパスタをドサッと入れ、皮をむいたそら豆、キャベツもぶち込んで
フライパンの中で和えて完成。
アンチョピペーストと赤ピーマンでアレンジしてみましたw

保坂の高笑いで終わるのかと不安になったけど、可愛い3姉妹のカットで終了。 
さすがに5期目はないだろなぁww



『クラウド アトラス』

2013年04月04日 | 映画 洋画

1849年、太平洋諸島。若き弁護士に治療を施すドクター・ヘンリー・グース(トム・ハンクス)だったが、
その目は邪悪な光をたたえていた。
1973年のサンフランシスコ。原子力発電所の従業員アイザック・スミス(トム・ハンクス)は、
取材に来た記者のルイサ(ハル・ベリー)と恋に落ちる。
そして、地球崩壊後106度目の冬。
ザックリー(トム・ハンクス)の村に進化した人間
コミュニティーのメロニム(ハル・ベリー)がやって来て……。
(シネマトゥデイより)

登場人物が多くランダムに次々話が変わっていくので、ついていけるか心配でしたが大丈夫でした。
主人公になってるトム・ハンクスが一番登場回数が多いのかな?
でも彼は大体すぐ分かるwさすがに役者魂を見せつけてくれます。
他の俳優さん達もそれぞれ同じ人とは思えない演技で凄さを感じました。
たぶん気が付いていない役がいっぱいありそうです。
ウォシャウスキー姉弟監督(兄弟じゃないww)とくればヒューゴ・ウィービング。
いやぁ、男であろうが女であろうがあちこちに出てきてあの顔を見せつけてくれる!!
ベン・ウィショーも『パフューム』ほど変態ではないけれど
妙に気になる感じをまた醸してるしw
チョイ役かと思っていたペ・ドゥナ、核になる存在でしたね。
この子はどこで観たんだっけとサイトを見たら『空気人形』の子だったんですね。
今回も人間じゃない役でしたw独特の雰囲気がある子でいいですね。

500年に渡る6つのエピソード。それぞれの時代、場所で
身体のどこかに不思議な彗星のあざを持つ主人公たちが、同じ魂として出会い、響き合う。
何度も争い、過ちを繰り返しながらも支配と暴力と抑圧に抗して叫びをあげる。
私たちは何のために生きているのか?いま、人生の謎が解けようとしている。

と、壮大なテーマでしたが、人生の謎は理解できてないかもw
いろんなSFで魂の転生とか浄化とか扱っていますが、
人は死んでもまた同じ魂とめぐり会うんでしょうか。
今、関わっている自分の周りの人たちは過去や未来に
まためぐり会う(会っている)んでしょうか。



『アンナ・カレーニナ』

2013年04月03日 | 映画 洋画

19世紀末のロシア。政府高官カレーニン(ジュード・ロウ)の妻にして、
社交界の花として人々から注目されるアンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)。
しかし、華やかな生活の裏で夫との愛なき結婚に空虚なものを抱いていた。
そんな中、彼女は離婚の危機に陥った兄夫婦の関係を修復させようと、彼らのいるモスクワへ。
駅に降り立ったアンナは、そこで青年将校ヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と出会う。
彼から強い思いをぶつけられて戸惑う彼女だが、自分にも彼を慕う気持ちで胸がいっぱいだった。
(シネマトゥデイより)

 バレエでも観ているし、何度も映画化されているトルストイの物語。
ストーリーは完全に頭に入っているので、どう見せてくれるかってとこです。
指揮者がタクトを振ると幕が上がり、舞台の始まり始まり~と実に舞台チックな演出でした。
なかなか興味を引きましたが、舞台装置を変えていくような
場面転換がめまぐるしい印象で全体に重厚な感じはなかったです。
いわゆる不倫モノですからいいのかw
とはいえ、面白い演出でした。演劇を観ているように、
目の前の舞台が次々と場所を変え時間を変えていくような感じです。
舞台上に汽車や馬を走らせ、アンナに焦点が絞られると
人々はストップモーションのように動きが止まります。
その中で、キティに求婚したリョーヴィンのシーンは
扉の向こうに広大なロシアの大地が広がってました。

アーロン・テイラー=ジョンソンは『キック・アス』のヘタレっぷりが頭をよぎってちょっと困ったw
キーラ・ナイトレイは惹かれてはいけない人にどんどん引きずられていく様がさすがでした。
ちょっとだけあったダンスシーンは腕の動きが妙なダンスでこの演出には合っていたかもw
ジュード・ロウはやっぱりカッコよかった。
最後に子供を二人引き取り、花畑の中にいる場面は綺麗だったなぁ。




『パラノーマン ブライス・フォローの謎』

2013年04月02日 | 映画 アニメ

舞台は、300年前に〈魔女狩り〉の現場になったといわれている町ブライス・フォロー。
今や町の人たちは恐怖を忘れ、魔女を店の看板やグッズのシンボルにして商売をしているほどだ。
ブライス・フォローに住むノーマンは、ホラー映画や悪霊伝説が大好きな11歳の少年。
しかも、死者と会話することができるという変わった能力を持っている。
そんな誰にも理解されない能力のせいで、すっかり変わり者扱いされてしまっているノーマン。
家族関係は悪化し、学校でもいじめを受けていた。
ある日、ノーマンは疎遠になっていたブレンダーガストおじさんに再会し、
衝撃の事実を打ち明けられる。
「300年前に封印された〈魔女の魂〉が悪霊を呼び覚まし、町を滅ぼす。
死者と会話できる者たちが何代にもわたって災厄を食い止め続けてきた。
これまでおじさんがやってきたその役目をもし誰も受け継がなかったら、
町には大きな災厄が訪れ、愛する人たちが傷つくだろう。
それを阻止できるのは、ノーマンだけだ!」と。
ブレンダーガストおじさんは多くの謎を残したまま、発作を起こして昇天してしまう。
困惑しながらも運命を受け入れたノーマン。
時間と必死の競争を繰り広げている最中、墓場から7人の死者が現世に甦った。
だが、彼らはノーマンに助けを求めていた……。なぜ死者は復活したのか?
それには伝説の魔女が関係しているらしいが、魔女の正体とは?
はたしてノーマンは町の謎を解き、最悪の事態を食い止められるのか!?
少年がいじめや偏見などの現実を乗り越え、
勇気を出して自分だけにしかできないことを見つけたとき、
町に隠された〈秘密〉が明らかになる――。
(プログラムより)

これは面白かった!!分かりやすくて上等なデキじゃないか?
制作は『コララインとボタンの魔女』のライカ・エンターテインメント。
残念ながらそちらは観ていない。
パペットアニメもここまで表現できるようになったんだ!!とちょっと感動したw
CGアニメのようなぬるっとした気持ち悪さも無く、
ホントに顔の表情が柔らかい。
この滑らかな表情は流行りの3Dプリンターのおかげらしい。
これでノーマンだけで約8800個の異なる顔面を作り、
150万種類の表情を表現してるってんだからおそれいるw
髪の毛が風にたなびくことはないけれど(ノーマンの髪は剛毛のようですw)
手の表情なんかもぷにぷにした感じがして子供の手ってこうだよね。
どうやって作ったか詳しくは公式サイトどうぞ。

ノーマンが乗ってる自転車もちょっと欲しいなと思うくらい良くできているし、
町や森、CGであろう魔女型の雲も引き込まれるわ~。
その渦巻く雲の出どころのたどり着くといよいよクライマックスシーン。
魔女の表現がなかなか良い!!
光とブレ感が彼女の心を表してるんでしょう。

日比谷のTOHOUシネマズみゆき座まで出向いたんですが、
春休みなのに暇そうなおじさんとおばさんしか観に来てなくてガラガラ。
もっとあちこちで上映しててもいい映画だと思うんでけど。