ロシア国立ボリショイ・バレエ・アカデミー。
貧しい炭鉱町出身で伸びやかな身体と才能を持つ
ユリア(マルガリータ・シモノヴァ)と、
お金持ちの家に生まれ美しく気高い容姿を持つ
カリーナ(アンナ・イサエヴァ)という2人の少女が入学する。
カリーナの優雅で完璧な踊りは生徒の中でもひときわ輝き、
講師陣はエリートとしてプリマ候補に期待する。
一方、かつて伝説のプリマで講師のガリーナだけは
ユリアの隠された跳躍力や表現力を見抜き、
才能を伸ばそうと手を差し伸べる。
境遇もスタイルも全て正反対の2人は、
過酷なレッスンに耐えながら恋とバレエで競い合い、
最大の親友でありライバルとなる。
ユリアとカリーナ、最後に主役の座を掴むのは……。
(MovieWalkerより)
久々にル・リッシュ見たわ~w
ル・リッシュのジークフリート王子に涙しながら観たのは
パリ・オペラ座2006年日本公演とき。
今はスエーデン王立バレエの芸監らしいですね。
境遇が真逆の二人の少女がバレエ学校に入り…って
往年の少女マンガみたいだけど、なかなか良かったです。
もっとドロドロに二人でやり合うのかと思ったら、そうでもない。
カリーナのママがお金の力で娘をなんとかしようとするけど、
当人二人は良きライバル関係を貫いてる感じでした。
見せ場のバレエシーンが本物ってのが安っぽさを回避してる。
ユリア役のマルガリータ・シモノヴァはポーランド国立バレエ団の
現役バレエダンサーだし、
カリーナ役のアンナ・イサエヴァは現在は講師だけど、
ボリショイ・バレエ・アカデミーを優秀な成績で卒業後、
クレムリン・バレエ劇場、ロシア・ナショナル・バレエ劇場で
古典演目全作品に出演という経歴だそうで。
それにしても二人とも演技上手いです。ちゃんと女優さんでした。
ユリアの誰に対しても粗暴だけど、まっすぐ言い返す口調が
そんな口きいちゃうんだぁと、けっこう面白いw
カリーナは心が曲がってないお嬢様。
二人の子供時代を演じた子役の女の子も上手かったです。
最後の最後、主役オデットを手に入れるのは…
後味のいい映画でした。
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女優となるとまた違うと思うのですが、それも見事に演じられてるというのも、
バレリーナとしてのやはり経験が生きているのでしょう。