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好きなことだらけさ…

『おおかみこどもの雨と雪』

2012年07月29日 | 映画 アニメ

人間の姿をしていながらも
おおかみおとこという正体を持つ男(声:大沢たかお)と出会った大学生の花(声:宮崎あおい)。
二人は惹かれあい、やがて子どもを授かる。
姉の雪と弟の雨は、人間とおおかみのふたつの顔を持つ、おおかみこどもだった。
都会の片隅で正体を隠しながらつつましやかに暮らす4人は、幸せそのものだった。
しかしある日、父が死んでしまい、幸せな日々に終止符が打たれた。
おおかみこどものきょうだいを抱えた花は、豊かな自然の残る田舎に移住することを決意する。
(goo映画より)


これはちょっとやられたかも。
下の娘も17歳。そろそろ子育ても終了だろうという自分にとって、
今さら子育てアニメはどうなの?と思いつつ足を運んだしだいです。
しかし、こんな風に観せられるとは…かなり良かったです。
ダンナはおおかみおとこだし、育てるのはおおかみこどもと
一見ファンタジー仕様かと思いきや、
子供を育てるということの普遍性を見せつけてくれました。
公式サイトのインタビューで「自分が体験してみたい憧れを映画にしたという感じです。」
と言ってますが、経験ないのにここまで描けるですね~。

実際のところ母子家庭の場合、おおかみこどもじゃなくても
もっともっと大変だろうと思います。
それは都会で生活しようが田舎であろうが、
中身が若干違うだけで大変さの度合いは変わらないと思います。
子供にとっても己にとっても、どちらの苦労がくじけずに頑張れるかです。
“親は無くとも子は育つ”という時代ではないうえ、
いつの時代も子供は親の自由にはなりませんしね。

映画を観ていろんな事を思い出しました。

CGを使った美しい風景と影のないユルめの人物作画も良かったし、
なんといっても韮崎じいさん(菅原文太)を筆頭に田舎のじいちゃん達のキャラが立ってましたね。
それぞれのキャラデザは声をあてた方々の特徴を
なんとなく使ってるような気がしますが、どうかな? 


今月観に行った『少年は残酷な弓を射る』も母と子の話でしたが、
自分には『おおかみこども~』の方がはるかに現実的でした。





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