くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

共通点は一党独裁

2012-12-14 23:21:19 | つれづれなるまま
ここ最近、中国による日本侵犯のニュースが、
報道されない日のほうが珍しくなってしまいました。

先月、習近平総書記が就任演説で、
「中華民族の復興」をスローガンに掲げました。
もちろんその根底にあるのは、いわずと知れた「中華思想」。
すなわち、中華伝統の「華夷秩序」です。

要するに、
「漢民族の中国が世界の中心となり、
 他民族や周辺諸国はこれに従って統治されることが、
 それらの国々や民族にとっての幸福である」
という思想です。

その前提になっているのは、
「漢民族の中国は政治も文化も世界中で最もすぐれており、
 その中国に服従するものは、みなその恩恵を得ることができる」
という極端な選民思想なのです。

このようなどこかの宗教みたいな思想は、
大なり小なりどんな国や民族にもあるものですが、
中国のそれは、歴史や国際法を自分たちの都合のいいように解釈し、
自国民全体のナショナリズムを煽りたてる手法で際立っています。
そこにナチスと同じきな臭さが漂うのを否めません。

宗教戦争を始めとするある種の戦争は、
このような選民思想と強い軍事力がセットになることで引き起こされます。
いずれ近い将来、さらに軍事力を強めた共産党中国は、
武力行使を正当化する理屈をみつけ、
武力侵攻してくるような気がしてなりません。