大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

待ったなしの高齢社会対策

2014年08月19日 | 労働者福祉
8年前の県労福協第44回定期総会で、ある提案が出されました。
それは「ライフサポートセンター」開設の提案です。
そして、ろうきん・全労済・連合静岡・県労福協などから派遣された総勢7名による準備室ができました。
高齢化の進展により対策の急がれる相談活動や生きがいづくり、そして退職者のろうきん・労済の継続取引について急ピッチで展開を図りました。
関係者の懸命な努力で同年9月25日に「ライフサポートセンターしずおか」設立総会が開催されました。

同時に「ライフサポートセンター友の会」も立ち上げますが、この会はその後、未組織勤労者や定年退職者などの会員組織として独自に発展していきます。
県退福協(退職者有志の会)やグリーン友の会(女性有志の会)も「ライフサポートセンター友の会」に団体加入し、いまや会員数は4万2千名を超えるまでになりました。
しかしこの活動をさらにグレードアップしていかないと、高齢化のスピードにはとてもついていけません。

わが国の総人口は2013年10月現在、1億2730万人ですが、65歳以上の高齢化率は過去最高の25.1%でした。
高齢化率は年々上がり続け、2060年には40%に達する見込みです。

一方、高齢者を支えてきた生産年齢人口(15~64歳人口)は7901万人と、8000万人を切ってしまいました。
支え手が減り高齢者が増えればどうなるか?
なんと近い将来には1.3人で一人の高齢者を支える社会が現れます。

こうなるとこれまでの高齢者対策イメージからまったく違う取り組みを考えていく必要があります。
未組織勤労者対策とともに新たな課題がまたひとつ見えてきました。
(データーは「高齢社会白書」より)