大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

立派なお葬式だったよ

2014年03月05日 | 日記
精進落としの席で息子夫婦に言いました。
「立派なお葬式だったよ」
すると二人とも『そう言ってもらえてほんとうに嬉しい』と涙ぐんでいました。

3日の朝、出勤途上の私の携帯に妻からの電話。
事務所から直ぐに病院へ飛びましたが、それは葬儀までの手伝いのためでした。
息子夫婦は寝たきり状態のお母さんを介護しながら生活していました。
いつかはこの日が来ることを覚悟していたものの、まさか突然逝くとは思いもよりませんでした。

まだ若干35歳の夫婦ですし、初めての葬儀です。
しかも母方の縁者は浜松ですから、葬儀の仕切りも二人がやらなくてはなりません。
病院から自宅までの搬送も葬儀社を決めなければ始まりませんし、その後の段取りもひとつひとつ丁寧に進めなければなりません。
子どもとはいってももう立派な大人です。
病院には行きましたが私たち夫婦はただそばにいてあげよう、葬儀は息子たちにすべて任せ、ただじっと見守るだけにしようと決めました。
大きなところだけは最初に教えましたが、あとはただただ黙って見ていました。
この黙って見守るためのエネルギーは馬鹿にはなりません。
どんなに苦しくとも自分で走っている方がよほど気が楽です。

それでも立派なお葬式を済ませた息子夫婦、いつの間にか私を超えるような大人になってくれました。
親馬鹿と笑われるかもしれませんが、親として子どもの成長がたまらなく嬉しく思えます。

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