大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

安い酒ほど手を抜かない

2014年07月27日 | 日記
昨夜は大満足の至福のひと時を過ごしました。
一年ぶりに喜久酔の杜氏青島傳三郎さんを囲んでの地酒愛好会です。
傳三郎さんは杜氏であるとともに、青島酒造専務でもありますが、元金融マンという異色の経歴を持つ方です。
投資会社に就職しニューヨークで最先端の金融理論を学びますが、思うところがあり家業の青島酒造を継ぎます。
彼の造る喜久酔も大好きですが、彼の話を聞くことも大好きな私です。
彼がこよなく愛する喜久酔に対する思い入れはこの言葉に代表されます。
「私は安い酒ほど手を抜かない!」
だからどのクラスのお酒でも美味しいんですね。

青島さんが持つのは「特別純米酒」で、ぬる燗にすると最高です。
私が持つのは「生原酒 しぼりたて」で、喜久酔の原点を味わえるお酒です。
どちらもリーズナブルなお勧めの逸品です。
その他、喜久酔の普通酒を除いた全銘柄を味わいました。

松下米を使った純米吟醸は希少品で、地元の農家と共同で作った酒米を使用しています。
わずか千本くらいしかとれないお酒と聞きましたが、精米50%の吟醸酒はとろけるような美味しさでした。
喜久酔ってメジャーになりつつありますからなかなか手に入りにくいお酒です。でも専務いわく「規模を大きくしようとは思わない。ひたすら喜久酔らしい喜久酔づくりに励むだけ…」
そんなところにも惚れてしまう私でした。

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