大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

関係性を高める

2015年09月04日 | 日々徒然
日本生命が三井生命を買収し統合させます。
新聞記事では、人口減で細っていく国内市場の影響と合わせて、主力だった生保レディによる営業戦略が難しくなったためとありました。
ある生保レディは「人と人との関係が築きにくくなってきた」と話しております。
大手企業の多くは機密保持と安全対策で、外部に対して扉を閉めています。
一昔前までは自由に出入りして、従業員との関係性を強めていました。
私の知る優秀な生保レディは、かなりの数の仲人まで努めていましたから、そういう努力も欠かせなかったんだろうなぁと思います。

この記事を読みながら思いました。
私たちは同じ垣根の中にいながらも、人と人との良好な関係性を築けているんだろうか?
労働者自主福祉運動のグループ討議でも、東・中・西どのブロックにおいても、執行部と組合員との関係が疎遠になっている、あるいは執行部内においても情報の共有化ができていない、などの課題が多く寄せられていました。

人と人との関係性が悪いと、どんな優秀な人が揃っていても組織は劣化していきます。
それを“飲み二ケーション”で補おうとしますが、最近ではその効果はどうなんでしょうか?
面従腹背で“飲み二ケーション”終了後に、どこかのスナックで気が合う同士で愚痴をこぼしているなんて風景はないでしょうか?

私自身も大きな失敗を経験して、7年前からコミュニケーションのための自己啓発を始めました。
いくつかの教室に通いましたし、たくさんの友人もできました。
おそらくみなさんもそんな勉強をしていると思いますが、心理的アプローチからの手法はどんどん進化しています。
ある教室では、件の生保レディや飲み屋のママさんまで勉強に来ていました。
さて私たちの課題解決に対して、私は、私たちは何が出来るでしょうか?
労働組合運動や労働者自主福祉運動が劣化しないようにがんばりましょう。