大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

大切なこと

2015年03月18日 | 日々徒然
『うつ病の社員への企業支援への満足度が、日本は主要国で最も低いとの結果が、デンマークの製薬会社の調査で出た。
管理職で自分の会社の支援策に満足しているのは、日本は21%にとどまり最下位で、15位の韓国(47.1%)を大きく下回っている。
一方、うつ病の同僚がいると知っても「何もしない」人は40%だった』。
今朝の朝日新聞の記事ですが、みなさんはどう感じますか?

2010年に集中して見たドキュメンタリー映画7本が私の心の奥深いところをえぐりました。
そのことを前ブログ「南町の独り言」にて“大切なもの”というタイトルで書きました。

このドキュメンタリー映画の主人公であるマザーテレサが初来日(1981年4月)したときのことです。
マザーテレサの言葉に感動してテレサと一緒にカルカタでボランティアをしたいと申し出る若い女性たちに向けてこう言いました。

「けさ、私は、この豊かな美しい国で、孤独な人を見ました。
この豊かな国の大きな心の貧困を見ました」

「日本人はインドのことよりも、日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。
愛はまず手近なところから始まります」

「大切なことは、遠くにある人や、大きなことではなく、目の前にある人に対して、愛を持って接することです」

「愛の反対は憎しみではありません。それは無関心です」

マザーテレサは一途なキリスト教徒です。
キリストは言いました。
「あなたの隣人を、あなた自身のように愛せよ」

愛とはなんでしょうか。
ブログ記事「お金は人をイヤなやつにする?」で、人は裕福になるにつれ、思いやりが低下するという実験結果を紹介しました。
愛や思いやりが衰えると、人は孤独と不安にさらされます。

困っている人がいたら助けよう。
困ったことがあったら素直に助けを求めよう。
そういうことが自然にできるような社会をつくりたいですね。

県労福協の事務所に毎日毎日「フードバンクふじのくに」への食糧が届けられてきます。
その度に少しづつではあるけれど、着実に前進しているという実感があります。
こういった助け合いの輪が職場の隅々まで浸透していくといいですね。
実践を通してのみ、皆の心の中に“大切なこと”が共有されていくと思います。