暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

手繰り寄せる

2024年09月05日 | 古民家
 魂は抜け・・・空を上って糸を切り・・・
泳ぎ渡るには、意識の中で体を廻し・・・
技も力も抜け・・・記憶の底はそのままに・・・
落としながら・拾いながら糸は引かれ・・・
手繰り寄せられながら泣き笑い・・・。

住まいの寿命と命の寿命と・・・守るべき命の住まう場所が・・・
仮の住まいで囲われて・・・フワフワ暮らしを守るけれど・・・
お祭り騒ぎと実りを祝う地域の集まりと・・・
みんなで守り育てる繋がりが・・・小さく削られ分けられて・・・
残り僅かを取り合い、通り過ぎればそのまま置いてきぼりの命は消えてしまう・・・。

長く過ごせば命が宿り・・・愛着沸けば命は生まれ・・・
与えて笑い、言葉少なに話しかければ・・・見えない場所で喜ぶ姿を夢に見て・・・
抱かれた温もりに悲しみを分け・・・喜びに唇はほころび・・・
言いたく無い事も・・・言えずに泣ける事も全部剝ぎ取りながら・・・
命よりも長い住まい方に憧れて・・・丁寧な暮らしを手繰り寄せて見る。

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