価値観・プライド・考え方

アルバイトを始めて約半年。都内某所の日本料理屋で働いています。勿論、料理に関しては全くの未経験。その状態から始めました。手がガ

サガサに荒れてしまったり、包丁が上手く使えなかったり、とにかく失敗だらけの毎日。仕込み、買い物、接客、盛り付け、片づけ、洗

物・・・。とにかく、ひとつのことだけではなく色々な事をやります。もともと機械製造の仕事を（正社員・契約社員・パート社員）とやっ

てきたので料理の世界はわかりません。自分にとっては本当に未知の世界。アルバイトという形で週5日で働かせて頂いています。

 

 

 

 

板前の格好をしてカウンターの前に立っていると、最初のうちは凄く不思議な感じがしました。仕込みや盛り付けも最初のうちはなかなか

上手く出来ず、時間がかかったりしました。指も切ったりしてしまい、傷テープだらけになったり(^_^;)何があっても、すぐに辞めたいと

か思うことはありませんでした。何か思いをぶつけるように今までやったことのない仕事をやっているからです。「都会で今までとは違う

仕事をする」前々から自分の中でやりたかったこと。なかなか実現出来なくて・・・。だけど、この歳になってやっと実現できたことが自分

の中で物凄く嬉しくて、新しい仕事に思い切ってチャレンジ出来ていることが自信になるし、何か大きな壁を乗り越えた感じがしています。

誰でもそうですが、「新しい事にチャレンジする」というのは、結構勇気が必要です。ビビリな自分にとっては、大きなチャレンジだと思い

ます。だけど、今になって思いますが、何かを越えて気持ち的に結構楽です。去年の年末は、連日のように満席で忙しく大変でしたが、年を

越したら、それほど忙しさもおさまり、昼間のランチの時間帯も手伝ったりしました。昼間も昼間でお客さんが多いのです。ビジネス街なの

でサラリーマンさんやOLさんが多いです。いつも夜の時間に働いているから、昼間もなんとか出来るだろうと板長に頼まれてやってみまし

た。朝11時位に出勤して、夜11時頃帰る。1日が長いような短いような変な感じでした。昼間の仕事が終わって、夕方からの仕事の始まる

2時間位の休み時間に、今の働いている町をブラブラしたりしました。あんまり遠くに行くと道に迷って帰れなくなってしまうので、ほどほ

どにしておきました（笑）

 

 

 

夜になると、会社員さん、会社の社長さん、ホステスさん、客室乗務員さん、議員さん・・・。色々なお客様がいらっしゃいます。過去には

芸能人さんも来たらしいです。色々な人間模様が見られます。だけど、私は毎日のように、大根さんや人参さん長ネギさんを見ているので

最初のうちは頭の中が大根さんや人参さんでいっぱいになってしまい、夢に出てきてしまったこともありました（笑）

仕事を続けているうちに、徐々にお客さんに話しかけれれるようにもなって、ちょっと外に大根などを取に行くと、知らない人に道を聞かれ

たり、よくわかりませんが、話しかけらることが多くなり・・・。「ネギ仙人」とお客さんに言われた時は笑いました（笑）

 

 

仕事自体色々な事をして幅が広いので、一緒に働いている人にご指導いただきお世話になっています。板前の1人は20歳。これから一人前を

目指しているみたいです。色々教えてもらったりしているから、買い物とかは行ってあげたりするのです。私は年下には男女問わず甘いで

す。何かやってあげたくなってしまうのです。20歳っていうと、まだまだ希望があっていい時期だから。自分自身20代がダメだったので

余計に親心みたいのが発生してしまいます。「なぜか、そこにいるだけでいい」そんなことを言っていましたが、私には意味が分かりませ

ん。私はただのアルバイトのおっさんだよ。

 

 

 

 

 

今の働いている街は、都会だけど何か落ち着きのある町だと思います。私のようなど田舎者でもあまりストレスがたまりません。もっと人の

多いところだったら無理だろうなぁ。。。大手の会社さんが多いところなので結構品のある町です。だけど、自分にはアンマッチだなと感じ

ています。数十年前に私が働いていた大手の会社の本社もこの街にありました。

「正社員→パート社員→契約社員→アルバイト」私はこんな感じで今まで滑り台を滑り降りるようにやってきました。

世間一般で言うと「アルバイト→契約社員→正社員」と上に上がっていくと思うのですが。

面接の時に悩んだ。スーツで行くものか？私服で行くものか？経歴書は必要なのか？アルバイトの面接は初めてだったので。

 

 

 

 

 

また、後で書きますが、私は人と違う変な所で悩んだり、知らないことがあったりします。「自分って結構世間知らず」そんな

ふうに思います。プルプル震えながら( ゜Д゜)オロオロしながら今年は「この部分」にチャレンジしていきたいと。

だけど、実際震えたりオロオロすることではありません。こんなことで震えたりオロオロしていたら、想像しただけで面白い（笑）

それがチャレンジすること？と言われてしまうかもしれません。勇気を出して少しずつやって行きたいと。あ～っ・・・。これこそ

誰かの後ろをついて行って学びたい。子供かよ（笑）

 

 

滑り降りてしまうと、また違う自分が見えてきたり、色々な発見があったり、毎日がそれなりに楽しくて、それなりに充実しています。

人それぞれの価値観や考え方なので・・・。

 

 

 

 

 

 

仕事のストレスもほどほどで、愚痴などは出ないのですが、帰りの満員電車がキツイ。これも初めての経験でだいぶ慣れましたが、慣れきれ

ない(^_^;)最初のうちは、軽くホームシックみたいな感じになり、「千葉に帰りたいよぉ～」と心の中で叫んでいました（笑）

だけど、これも自分にとって良い経験をしているのかもしれません。何事も厳しい現実と向き合っておかなければと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 BUMP　OF　CHICKEN「天体観測」