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『東京をどうするか―福祉と環境の都市構想』発売

2011年03月04日 | 政治(市政・都政・国政・国際)

<転載歓迎>

岩波書店より渡辺治・進藤 兵 編
『東京をどうするか—福祉と環境の都市構想』
が発売されました。
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0257990/top.html
四六判・上製・カバー・288頁 定価 2,835円(本体 2,700円 + 税5%)

自治体版新自由主義改革の先頭を走り、貧困を拡大してきた石原都政に代わる
新しい都政の構想を提言する本です。「誰が都知事選に出るのか」ばかり話題にされがちですが、真に必要なのは「都政は何をすべきなのか」の議論を展開することだと思います。

自治体の変革から国政の新自由主義政策を転換する道を探るためにも、東京以外の方にもぜひ読んでいただければと思います。

http://www.amazon.co.jp/dp/4000257994
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4000257994.html

東京には大きな可能性がある。だが、石原都政のもと、医療や福祉など、
あらゆる分野で民営化や規制緩和などの新自由主義的な「構造改革」が進められてきた。
病院が消え、福祉が切り捨てられるなど、都民生活への影響がしだいにあらわになってきている。
東京をどうすればいいのか。
本書は、新自由主義に代わる社会的理念として「新福祉国家」を提唱する渡辺治氏や進藤兵氏が中心となり、2年間にわたって東京における都市構想を研究してきた
新東京政策研究会の研究成果を提示する。新しい都政の向かうべき方向を、具体的な政策をもって展開する。

執筆者
 序章「新しい福祉国家型自治体の構想を」渡辺治(一橋大学名誉教授)
 総論 進藤兵(都留文科大学)
 「東京の貧困」後藤道夫(都留文科大学)
 「東京の人口動態」高橋紘一(日本福祉大学)
 「石原都政の『福祉・医療改革』の検証」森山治(金沢大学)
 「生活保障・雇用政策」後藤道夫
 「子ども」浅井春夫(立教大学)
 「医療」森山治
 「介護」曽我千春(金沢星稜大学)
 「住宅」中島明子(和洋女子大学)
 「障がい者(児)」大泉幸二(社会福祉・医療政策研究会)
 「生活保護」村田悠輔(東京自治問題研究所)
 「築地市場移転問題」今松英悦(津田塾大学)
 「環境」寺西俊一(一橋大学)
 「まちづくり」福川裕一(千葉大学)
 「防災」中山俊雄(東京自治問題研究所)
 「教育」世取山洋介(新潟大学)・山本由美(和光大学)
 「スポーツ」尾崎正峰(一橋大学)
 「税財政」醍醐聰(東京大学名誉教授)・関耕平(島根大学)・石橋映二(地方税研究会)・安達智則(健和会医療福祉調査室)
 「新銀行東京」醍醐聰
 「地方分権・自治・行政改革」進藤兵

目次
序章 新しい福祉国家型自治体の構想を 渡辺治
第1章 福祉と環境の都市・東京へ 進藤兵
第2章 人間らしく生きられるまちへ―生活保障の構想
後藤道夫・森山治・高橋紘一・浅井春夫・曽我千春・中島明子・大泉幸二・村田悠輔
コラム1 築地市場移転は白紙化しかない 今松英悦
第3章 東京の都市ビジョンと環境経済政策 寺西俊一・環境グループ
第4章 東京のまちづくりと防災 福川裕一・中山俊雄
第5章 新自由主義教育「改革」を超えて 世取山洋介・山本由美
コラム2 「日常」と「非日常」が共鳴するスポーツ環境を 尾崎正峰
第6章 東京都の税財政―現状と新たな構想 醍醐聡・関耕平・安達智則・石橋映二
コラム3 証券投資とタコ足決算で生き長らえる新銀行東京 醍醐聡
第7章 豊かな自治の都市へ 進藤兵
あとがき



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