市長が交代し、保守議員らの要求に応じて、
2012年度から国立市の防災訓練に自衛隊が登場することになります。
今年の市防災訓練の予定は8月26日(日)(予定)
今年度は市の求めに応じて、
練馬の陸上自衛隊第一師団第一後方支援連隊から手術車が展示参加するようです。
赤十字マークがついていますが、カーキ色の軍用特殊車両です。
国立市の防災訓練は数年前から
中央メイン会場での見せ物型の防災イベントから、
地域の小学校などでの小規模分散型の実践的防災訓練に変わってきています。
自衛隊の展示参加は分散会場の一つに参加することになりますが、
見せ物型の防災イベント以上のものにはならなさそうです。
今年度の防災訓練の詳細は、下記の防災会議で明らかになります。
日 時 7月31日(火)13時半~
場 所 国立市役所3階・会議室
現在はまだ防災会議委員に自衛隊は参加していませんが、今後はわかりません。
誰でも傍聴できますので、市の動きをチェックしましょう。
今年から国民保護協議会が立ち上げられ、
有事計画(国民保護計画)づくりが始まります。
小泉~安倍政権時代、「戦争できる国づくり」の一貫として
全国の自治体に押し付けられた計画づくりですが、
これまで国立市は
「戦争やテロを妄想して住民動員体制をつくる有事計画より
実践的な防災計画をつくり運用する」
という名目で、
立川市や新潟県加茂市、沖縄の自治体などとともに、有事計画をつくってきませんでした。
その第1回の国民保護協議会が開かれます。
日 時 7月31日(火)14時~
場 所 国立市役所3階・会議室
委員は自衛隊員以外はほぼ防災会議メンバーと一緒ですが、
国立市のウェブページには、どちらの会議・協議会も委員リストは載っていません。
国立市の国民保護協議会には、狛江市や多摩市のような弁護士の委員はいませんし、
多治見市のような公募市民委員もいません。
かわりに市議会から2人(議長と総務文教委員長)も委員が選出されていますが、
気の効いた発言をしてくれる保障はありません。
有事計画(国民保護計画)は、国民保護協議会でつくられますが、
事務局職員がつくったたたき台(おそらく消防庁がつくったモデル計画の引き写し)に
一言二言、委員が意見を言い、あとは追認するだけになる可能性が高いからです。
国民保護協議会も誰でも傍聴できますので、傍聴市民の姿を見せて、
自治体の軍事協力体制づくりを市民が牽制しましょう。
陸上自衛隊員が迷彩服で出席するかどうかもポイントです。
市民の有志が集まり、「国民保護協議会に反対する会」を立ち上げました。
市への申し入れ、監視行動その他のアクションを始めます。
ご期待ください。