クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

桑崎の“獅子舞”はどう舞う? ―子供昔語り(60追補)―

2007年09月24日 | 子どもの部屋
毎年“桑崎三神社”(埼玉県羽生市桑崎)に奉納される“獅子舞”は、
市の文化財に指定されています。
境内の文化財説明板には次の文が記されています。

獅子舞(桑崎地区)
(無形民俗文化財 羽生市指定第7号 平成8年9月1日追加)

親獅子、中獅子、後獅子の3頭で構成されます。
期日は、1月1日の元旦と旧暦の8月15日に近い日曜日の十五夜祭に行われます。
十五夜祭では、3回に分けて「〆」「花」「弓」の3曲を舞います。
笛、獅子、棒、花笠の役の人たちが列をつくり境内を周回した後所定の位置につき、
棒術に続いて獅子舞が奉納されます。
その前日には前夜祭が行われ、鳥居の外で舞います。
獅子頭などの道具は、獅子宿に保管してあり、
使用するときはそのつど借用に伺うという形態をとっています。
この方法は市内ではここだけのものです。
由来は、利根川が洪水で決壊したとき、
獅子頭が流れ着いたのが起こりであるとの伝承があります。
現在この貴重な文化財を後世に伝えるため、
子供たちへの伝承に努めています。

平成14年3月20日
羽生市教育委員会


笛、獅子、棒、花笠の役の人たちが列をつくり境内を周回します。


現在、桑崎三神社の社殿は新築中です。
したがって仮の社殿に獅子たちがご挨拶。


獅子舞の前に“棒術”が奉納されます。


いよいよ獅子舞の始まりです。










現在、桑崎の獅子舞の演目は「〆」「花」「弓」です。
画像は最初の演目の「〆」で、“しめなわ”の周囲を獅子が舞います。


「〆」が終わって獅子たちはいったん社殿の横へ行きます。
画像でおじさんが手に持っているのは、次の曲目「花」で使う“花笠”です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「風林火山」。“武田信玄”の... | トップ | 桑崎の“獅子頭”はどこからや... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

子どもの部屋」カテゴリの最新記事