クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

食べると元気の出るラーメンは? ―ラーメン部(6)―

2010年11月18日 | グルメ部屋
6人で1台の車に乗り、
ラーメン屋へ向かった。
そこは、ほうれん草を食べると元気になるおじさんの名前のつく店。
国道122号線を春日部方面に向かったところにある。

その店をおすすめした人は、いつも元気いっぱいの子。
一瞬で辺りに光りが灯るような、
そんな明るさある。

その店のラーメンにはほうれん草が乗っていた。
味付きチャーシューがラーメンの味を彩る。
元気いっぱいの人が紹介するラーメンは、
さすがテンションが高い。

ちなみに、その日はたまたま昼食を食べていなかった。
それなのに空腹感はゼロ。
夜のラーメン部のためというわけではなく、
風邪を引いていたわけでもない。
胃はなぜか一日沈黙していた。

そのせいか、ラーメンを食べると胃が目を丸くする。
しかも、相手は元気になるラーメン。
静かに森田童子の曲を聴いていたのに、
突然ヘビメタに変わるようなものだ。
胃がいつの間にかロックになっていた。

ところで、ラーメン部の人たちは、
優れて秀でている人たちばかりである。
ぼくなど場違いもいいところ。

車を運転する男子は、技術系の勉強をしているという。
隣に座っていた女子はこんなことを言った。
「10代は勉強しかしてこなかったんです」

一度でいいからそんなことを言ってみたい。
勉強しかしてこなかった……
いまでも彼女の指にはペンだこが残っていて、
彼女の10代を象徴するように硬く、熱い。

利根川にばかり夢中になっていたぼくとは違う。
「将来なりたいのは利根川」
そんなことを言っていた自分が恥ずかしい……

ちなみに、ぼくが学生の頃、
勉強のできる人の鉛筆を使うと
テストでいい点数が取れるというジンクスが、
まことしやかに流れていた。

そのジンクスが本当なのかわからない。
一度試してみたが、いまいちだったのを覚えている。
でも、神頼み的なテストを受けるときは、
彼女の鉛筆を借りれば天啓に打たれるかもしれない……

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