クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

銚子へ行ったつもりの海鮮丼 

2021年02月16日 | グルメ部屋
千葉県銚子市は海の町で、利根川の果てにある地域です。
銚子漁港や銚子大橋をはじめ、
川口神社、犬吠埼、千人塚、高崎藩陣屋址、君ヶ浜など、
その地域を特徴づけるものがたくさんあります。

海のない北埼玉に住む者にとってそこは別世界。
漁港にとまるたくさんの漁船、その上で働く漁師たち、
対岸には鹿島コンビナートや風量発電所が見え、
飛び交うカモメと夜になると光る灯台は、海のない町では見られないものです。

春になると行きたくなります。
銚子を知るのに、早朝の姿を目にしなければならないのでしょう。
しかし、予断を許さない新型コロナウィルス。
PCに残っていた前に撮った写真で、訪れたつもりになる銚子です。

銚子は水揚げ量が全国1位で、
漁港には魚料理が食べられる店が軒を連ねています。
何の情報もなく入ったお店は外装が蔵造りで、中は居酒屋風になっています。

注文した海鮮丼は、埼玉県羽生市では鰻重が食べられる値段でしょうか。
銚子なので、鰻ではなく海の幸が酢飯の上に乗っています。
マグロ、カツオ、ブリ、エビ、なめろう、イワシ、生シラスなどなど。

びっくりするのはその大きさです。
大人男性が1口入れるのがやっとの大きさで、かなりのボリュームです。
しかも新鮮。
その日に水揚げされたばかりなのだとか。

ご飯を大盛にせずともお腹がいっぱいになりました。
新鮮でおいしい魚が食べられるのも、銚子の大きな特徴でしょう。

2002年、せっかく銚子に来たのに、
ひどく傷心でどこかの総菜でお昼を済ませたことがあります。
あれは若さゆえだったと思います。
傷心だからこそおいしいものを食べればよかったのに……。

何度となく銚子を訪れていますが、過ごす時間帯は限られており、
まだまだこの町のことを知らないのだと思います。
知らないおいしいグルメもたくさんあるはずです。

新型コロナウィルスの影響により、休業しているお店も少なくないでしょうか。
日帰り温泉にも入れないのかもしれません。
君ヶ浜でぼんやり海を眺めていた数年前、
まさかこんな事態になろうとは想像もしていませんでした。
海は何も変わらなく見えるのに、時代は刻一刻と変化しているようです。
コロナが落ち着いたら、おいしい魚料理に舌鼓を打ちながら、
利根川が注ぐ銚子の海を眺めていたいものです。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明和町の“江黒古墳”は近くて... | トップ | 天正11年、洪水で古河公方... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ポテト姫)
2021-02-16 16:32:22
 美味しいお魚が食べたいならば、ぜひ「大洗」にお来こしください。^_^ 魚の美味しいお店が、たくさんありますヨ。
 あと、例の「磯浜古墳群」の中に、徳川斉昭公が作らせた「海防陣屋跡」もあり、当時はそこに、大砲も置かれていたそうです。陣屋には、役人も常駐していたそうですが、その建物などは、幕末に起こった「天狗党の乱」で、焼かれてしまったそうです。
 ご興味がありましたら、ぜひ。^_−☆
 そうそう、海岸の岩場の上に鳥居のある「神磯」から昇る朝日は、昔から有名です。
返信する
ポテト姫さんへ (クニ)
2021-02-18 06:46:18
さすが海の町ですね。
川の町と空気が違う気がします。
かつて大洗へ行った知人が、グルメを楽しんだことを言っていたのを覚えています。
史跡も観光も充実してそうです。
「神磯」という地名からは、昔からの名所でかつ神さまのいる神聖な場所として信仰されていたことがうかがえます。
コロナ収束後は、旅の候補に入れさせていただきますね。
返信する

コメントを投稿

グルメ部屋」カテゴリの最新記事