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仲良し夫婦の日記です。

読書日記 ~106~

2023-04-06 11:20:02 | 読書

受賞作品を2冊。少し前に読んでいたので思い出しながら・・

何らかの賞を取る作品は、確かに面白い。何かが必ず心に残る。

登場人物に会いたいと思ったり、その場に行きたいと思ったり。

惹き込まれた2冊です。

 

 《 夢見る帝国図書館 》 著:中島京子

紫式部文学賞受賞作品。

作者である”わたし"と、風変わりな喜和子さんが出会ったのは上野公園。

わたしが上野子ども図書館の取材に行った帰りだった。

喜和子さんがわたしに言った「図書館が主人公の小説を書いてほしい」と。

それが二人の交流の始まりだった。

図書館にこだわる喜和子さんは、戦後、誰かに連れられて図書館に通っていたらしい。

上野図書館と、喜和子さんの幼いころからの人生の変遷が、絡み合って描かれていく。

 

ストーリーの中に、上野図書館自身の戦前戦後の歴史が書き挟まれていて

帝国図書館と言われていたころから上野図書館への、80年の歴史を知ることができた。

 

作者にとっても、喜和子さんへの興味がこの本を書かせ

読者にとっても、喜和子さんへの興味がこの本を読ませた。

読後、喜和子さんに会いたい!と強く思った。

 

 

 《 しろがねの葉 》 著:千早 茜

今期 直木賞受賞作。

戦国時代末期、島根県石見銀山を舞台にした物語。

幼い時親とはぐれ、石見銀山の山師”喜兵衛”に育てられたウメ。

ウメは夜目が利き、銀のある土地に生える光る”しろがねの葉”を見つけることができた。

喜兵衛に銀山で育てられたウメは、山を疾風の如く駆け巡る少女に成長した。

山師になることを目指して生きてきたウメ。

しかし、女であることの悲劇が襲い、子を産み育て、母の道に入らざるを得なくなった。

喜兵衛との死別で心の支えを失ったけれど

それでも山を愛し、山に執着し、山に生き、山に死んだウメ。

 

この時代でなければ、この環境でなければ、女でなければ、

ウメはもっと強い信念のもと生きられただろうに・・

男だったら、石見1番の山師になっていただろうに・・

 

 

2冊とも、あらすじを纏めにくい本でした。??でしょう。

私の脳の退化が主原因

 

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話 変わります。ところで、THE LEGEND は離脱や降板が続き、どうなるの

ツアーは? 「本能寺」は? 新曲は?

なんでみんな本音を言わないんだろう、

この期に及んでなぜ蓋をする? ファンの我慢にも限界がある・・

 

 

 

 


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