6月4日 名古屋能楽堂に行ってきました。
あきさんと恵利子さんの「本能寺が燃える」を観に。
この舞台を観るのは、LEGEND版を入れて今回で7回目。
でも毎回少しずつブラッシュアップされていて、いつも初めて観る感覚です。
今回は、光秀と帰蝶の恋にスポットが当てられているようでした。
~~あらすじ ~~
それは、天命に抗い続けた人間たちの 愚かなほどに美しい物語。
ただひとつの愛が、歴史を変える事件を引き起こす。
美濃の国。
マムシと呼ばれた斎藤道三の娘・帰蝶と、道三に仕える明智光秀。
ふたりは互いに惹かれ合う想いを胸に、ひとときの平穏を共にしている。
しかし、世は動乱の時代。
隣国・尾張の脅威に対し、道三は苦渋の決断を強いられる。
信長に帰蝶を嫁がせるのだ。
帰蝶と光秀は、乱世の荒波に翻弄されて・・
「本能寺の変」で主君・織田信長を討ち、世紀の逆臣となった明智光秀が
真に守りたかったものとはなにか? (プログラムより抜粋)
演出も、演技も、セリフも歌も、素晴らしい完成度です。
役にはまった演者さんたちの真に迫った演技。
光秀の帰蝶を思う切なさ
帰蝶の愛らしさ
道三の娘を思う気持ち
信長の鬼気迫る独裁者振り
天海の語りの渋さ
・・・
舞台には光の切り絵がプロジェクションマッピングのように降り注ぎ
シーンを盛り上げ、人物の心情を語ります。
カーテンコールの時、「Bravo~!」は今NGなので
隣席のNさんと相談して、スタンディングオベーションをしました。
能楽堂でスタンディングはどうなの?と思いながら ”エイッ!”と立ちました。
この感動を演者の方に伝えたい!その一心で。
帰りにグッズの「帰蝶様の香袋」を求めました。
帰蝶と光秀が桜の花びらを拾い集めた香袋
指が触れ合い頬を染める二人
その場面が、優しい香りとともに甦ります。
幸せ気分でいつまでも余韻に浸る私・・。