con te. bravo!

仲良し夫婦の日記です。

読書日記 ~113~

2024-06-08 11:17:35 | 読書

ぼちぼちと読書を続けてます。

本を読んでる時間が大好き、家にいながらにして

人とお話したり旅行に行ったり、そんな気分を味わえます。

 

 《 成瀬は天下を取りにいく 》  著:宮島未奈

本屋大賞受賞。若い方の小説だし、どうしようかな~と悩んだけれど

読んでみることにしました。

短編の形式で編んであり読みやすい。うん!さすが本屋大賞、面白い!

中学生の成瀬の突飛な行動は、まるで天下に向かうよう。

そのままの爛漫さで成長していく成瀬・・

 

 

 《 あの空の色がほしい 》 著:蟹江杏

 

絵本かと思ったら、うーん、大人向けかな?

絵を描くことが大好きな小学生と、仙人のような生活をしている芸術家

二人の関りを優しい目で見て描く・・周りの大人も優しいです。

ちょっと悲劇的なことがあるので、小学生の孫に読ませるのを躊躇してます。

 

 

 《 キャパへの追走 》 著:沢木耕太郎

これはもう出版してなくて、図書館で借りました。

戦場写真家 ロバート・キャパ が撮った写真と同じ場所で写真を撮りたい!

と思った沢木さんは、キャパの足跡を追う。

様子はすっかり変わっているけれど、沢木はここ!と思う場所を探し当て

町の写真を撮る。

60年以上前のキャパの戦場写真を見て思う事・・

今のウクライナやガザと、同じではないか!

何十年経っても人は歴史から学ぶことはなく

同じ悲劇の繰り返しではないか!

人間の愚かさ・・・

 


読書日記 ~112~

2024-05-07 20:12:19 | 読書

半年の間にたくさん本を読みました。

ズラリ~と写真を並べます。

 

全部面白かったです。

特におすすめは・・・

「スピノザの診察室」 訪問診療を続ける医師の矜持。

「総理の夫」 妻が総理大臣になっちゃった!

「板上に咲く」 棟方志功を世界に…彼の労苦とそれを支えた妻の愛。

「オー・ヘンリー短編集」 短編の名手オー・ヘンリーの傑作。イラストが和田誠さん。

「うさぎになった日」 私の中にも兎がいるかもしれないと思う童話と詩。

「十歳のきみへ」 10歳の孫に贈りました。平和を伝えたくて。

 

まだ積ン読が何冊も・・夜眠くならなきゃいいのになぁ・・


絵本大好き

2024-05-04 20:38:44 | 読書

2月から「絵本講座」を受講しています。

 

講師の先生は、三浦精子さんという地元の児童作家の方。

とても優しく話をされる素敵な方です。

ご自分が読まれた絵本を紹介、読み聞かせもしてくださいます。

最近出版された本が多く、外国の絵本も何冊か、幅広く知ることができます。

帰りには書店によって、買って帰ることが多くなりました。

自分が読んで、いい!と思った本は孫に送ります。

「ばあちゃん、本おもしろかった!」と言ってくれたら「やった!」です\(^o^)/

 

最近読んだ絵本で大好きになった本です。

あなたがおとなになったとき、周りの世界はどうなっているだろう・・

見える景色は? 手元にある本は何だろう? あなたはどんな場所にいるのだろう?

少女から大人になるときの、不安や希望・・

自分の子どもの時の 心の内側を思い出します。

 

 


読書日記 ~111~

2023-10-26 14:48:44 | 読書

間が空きました、読書日記。読みたい本が重なって、一気に読みました。

まとめて9冊、感想を一言ずつ。

 

 《 ハンチバック 》 著:市川沙央

障害者の視点から、健常者を見る。

普通にやりたいことがたくさんあるのに・・できないジレンマ。

 

 《 街とその不確かな壁 》 著:村上春樹

うん、春樹ワールド。壁のこちらとあちらの世界。あちらの世界は幻想?

壁が隔てる自分と影、壁が隔てる自分と彼女。

 

 《 クスノキの番人 》 著:東野圭吾

限られた人が、そのクスノキに願いを祈る・・

クスノキは何を告げるのか。祈る人の心を叶えるのか・・

 

 《 タラント 》 著:角田光代

みのりは、漠然と日々を送っている。ダメだ、しっかり生きなくては!

ボランティアに生きがいを求めるが、満足な道が探せない。

そんな時、祖父の秘密を知り、前に進む光が見えた。

 

 《 イコトラベリング1948 》 著:角野栄子

戦後に青春時代を送るイコ。

やりたいことはたくさんある。何より外国に行きたい!

夢を叶えるために奔走するイコ。

 

 《 47都道府県 女ひとりで行ってみよう 》 著:益田ミリ

47都道府県を旅してみよう。

観光地を制覇しなくても(←これ結構忙しい)、ただ行ってみるだけの旅。

4コマ漫画を添えて。気楽でいいな、あぁ、旅に出たくなった。

 

  《 CONTACT ART 原田マハの名画鑑賞術 》 著:原田マハ

日本は世界的に見ても美術館大国、だそう。確かに各地に美術館がある。

モネ・ルソー・セザンヌ・東山魁夷・草間彌生・・・

彼らの名画と、その美術的背景を綴る。

 

 《 負うて 抱えて 》 著:二階堂和美

 

歌手であり、住職であり、母である和美さん。

コンサートを聴いて、本を購入。おもしろい。

生き方はゆるく、でも人生の歩き方は真っすぐに、とても納得できた。

 

 《 94歳 セツの新聞ちぎり絵日記 》 著:木村セツ

90歳から始めたちぎり絵、しかもすべて新聞紙だけを切り抜く。

表紙のビールの缶、新聞紙から柄を選んで切り貼り、素晴らしい!!

 

まだまだ積ん読が・・

秋のうちに頑張ります!

 

 

 

 

 


読書日記 ~110~

2023-07-14 14:32:10 | 読書

新聞の読書欄で見て、読みたくなったもの。すぐ影響受ける人

 

 《 お探し物は図書室まで 》 著:青山美智子

人生の探し物をしている5人の人たち。

たまたま訪れた図書室、そこにいる聞き上手な司書さん。

彼女はそれぞれの人と少し話しただけで、彼らにピッタリの本を貸してくれる。

仕事をやめようかと迷っている婦人服販売員。

アンティークショップを開きたい35歳の男。

子供ができて閑職に追いやられた雑誌編集者。

等々、自分の人生に迷っている人たちが借りた本が

それぞれの人生を切り開いてくれるのか?!

期待!をはらんで物語は展開していく。

登場する5人が、縁あって繋がっているのも興味深い。

さてさて、5人の人生は

 

 

 《 朝のあかり 》 :石垣りん

詩人のエッセイ集。

新聞で、石垣りんさんの「挨拶―原爆の写真によせて」という詩を読んだことがきっかけでこの本を手に。

検索したらこの詩の朗読テープも聴かれるので、ぜひ聴いていただきたい。

原爆の不条理をこう描いた。

「…(抜粋)8月6日の朝一瞬にして死んだ25万人の人すべて

いま在るあなたの如く 私の如く

やすらかに 美しく 油断していた 」

原爆詩の中で私はこれが一番胸に残る。

 

そんな彼女のエッセイ、読んでみたくなった。

彼女は銀行員として何十年も勤め上げ、一人で暮らして生きてきた。

詩人の魂を持って人に接し、物事を見、時にユーモラスに楽しく…。

彼女の生きた時代を、私も共に生きた気分になった。