映画 行ってきました。
10月で閉館する「シネツイン」
名残惜しいな~。
『パコ・デ・ルシア~灼熱のギタリスト』
2015年 「ゴヤ賞 ベスト・ドキュメンタリー賞」 受賞の映画。
私の好きなドキュメンタリー。
パコの息子が監督なので、パコの素顔がよく描かれている。
1947年、スペイン・アンダルシア地方で生まれた パコ・デ・ルシア。
彼は幼いころからギターを弾き、”フラメンコギターの天才” と呼ばれていた。
その後、アコースティックギター3人のトリオを組み、
スーパー・ギター・トリオの愛称で世界に羽ばたく。
フラメンコの伝統を壊し、新しいラテン音楽を創り出そうとする彼は
迷い、傷つき、苦悩する…。
それでも音楽の中に生きたパコ。
天才ゆえの苦悩は、しかし感動すら覚える。
そんなパコは、2014年、メキシコで心臓発作で急逝。。。
彼の死後、完成した映画がこうして公開されることになろうとは
一体だれが想像しただろう。。。
彼を惜しむ声は、著名な多くのアーティストの哀悼の言葉が表わしている。
超絶技巧の指捌き。弦を押さえる左手も、弦をはじく右手も
それは素晴らしい技術で、圧倒される。
身体の芯から感じるラテンのリズム!
30曲近い演奏を映像で見せ、そして聴かせてくれた。
まるで生のステージを体感したような高揚感が・・・。
耳の奥に、パコのギターが聴こえてくる帰り道。