con te. bravo!

仲良し夫婦の日記です。

ドライブ・マイ・カー

2022-03-21 16:16:41 | 映画

世間の話題となっている映画「ドライブ・マイ・カー」

原作は、村上春樹の短編集「女のいない男たち」の中に収録されている

同名の60ページほどの短編。

 

 

ここから出来上がった映画は、なんと3時間の長編である。

よくこんな長い脚本に作りあげられたなと感心する。

 

 

映画館で観たいと思ったけれどなんせ3時間!

ハードルが高いな~と悩んでいたら、VIDEOが出ている!

早速借りて、部屋でゆっくりと楽しんだ。

 

登場人物は、俳優で演出家の「家福悠介」→西島秀俊

雇われドライバーの「渡利みさき」→三浦透子

 

家福は、妻と二人暮らし。ある日、妻の浮気現場を目撃する。

夫はそのことに触れることのないまま過ごしていくが

妻はある日、くも膜下出血で急逝してしまう。

彼は妻への不信を抱えたまま、マイカーで広島の仕事場に旅立つ。

広島での仕事の間、マイカーの運転手を探す。

ドライブテクニックのある若い女、みさきが雇われることに。

みさきは寡黙で、暗い表情をしている。

家福も妻を亡くした後で、心を閉ざす。

 

みゆきは自分の好きな広島の場所へ家福を案内する。

ここは中環境事業所(ごみ処理場)である。

他にも広島の各地が登場、見入ってしまう。

 

静かに進む車。沈黙。淡々と運転をするみゆき。

お互いの深奥を隠しながらの日々

時がたち、車の中で少しずつ会話が交わされ始める。

 

仕事現場に、妻の浮気相手だった男が登場する。

家福の複雑な心情・・

それを察したみゆきは、家福を癒そうと自分の辛い過去を話し始め

家福はみゆきに、みゆきは家福に、少しずつ心を開いていく。

みゆきの抑えた声と演技が秀逸。

そして物語は、ゆっくりとエンドロールに。

 

わくわくしたり、ドラマティックではないけれど

じんわりと深く心に沁みる映画だった。

日本アカデミーを8部門受賞

本場のアカデミーでも多数ノミネート

この映画が、アメリカでいかに受け入れられるか、

さて結果はいかに・・

 

 

 

コメント
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