ひろしまオペラルネッサンス公演 『カルメン』 行ってきました。 @アステールプラザ大ホール
メジャー作品ということで、1階席は満席です。
観客は老若男女取り混ぜて・・・って感じです。
LEGENDも、このくらい男性のお客様があるといいな~と。
今回の演出は、岩田達宗さん。(来年札幌でうっちー出演の「アイーダ」を演出されます)
寡黙なアウトローたちを表現した、と言われる通り、無駄なセリフはありません。
衣裳も舞台装置も現代的。
4幕の初めには、ダンサーによる素晴らしいダンス(バレエ?)が演じられました。
演出家によって、ずいぶん作品の印象が変わりますね。
奔放なカルメンを演じたのは、藤井美雪さん。 以前 「班女」 の主役を演じられました。
登場してすぐ歌われるアリア「ハバネラ」が観客をひきつけます。
ドン・ホセは、大阪の清水徹太郎さん。 テノールの声がよく伸びます。
演技力もすばらしく、カルメンに復縁を迫るラストシーンが秀逸。
エスカミーリョは、地元のバリトン、折河宏治さん(あきさんやウッチーと同期生)。
「闘牛士の歌」が堂に入っています。
ホセを慕うミカエラには、関西で活躍中の尾崎比佐子さん。
脇を、広島オペラの実力派メンバーが固めます。
今までは、主役に目を奪われていましたが、今回は、ちょっと違った見方を。
ミカエラの、ホセを想って歌うアリアが素晴らしく、注目でした。
このときの広響のバイオリンの伴奏が、心に沁みるようでした。
個人的な好みを言うと、カルメンの衣裳がもう少し華やかなほうが・・・
カルメンの、薔薇を口にくわえて踊る、本格的なフラメンコが見たかった・・・
とまあ、素人な感想で失礼します
アステールプラザに向かう道すがら、い~い香りが・・・
あ~、もう金木犀香る季節ですね。
「金木犀」といえば、あきさんの 「君の名は」 が想われます