今は、私の中の読書週間です。
本は面白い!とつくづく思うこの頃。
《 偶然の散歩 》 著:森田真生
「おさんぽ いこう!」
と誘ってくる子どもとの散歩は とても楽しい。
子どもの成長が見えて、発見がたくさんある。
家族との日々、生物、事象、色々の思いを携えての散歩は楽しい。
数学者である著者は、詩的なのに数学的な
言葉を因数分解するような
論理的なのに流れるような、そんな言葉の海を表現する。
人生の散歩を楽しんでいる作者。
《 日のあたる白い壁 》 著:江國香織
江國さんが、各地の美術館で出会った
気に入った絵についてのアートエッセイ。
絵の解説にとどまらず、画家の人となり、その時代のアート考証までも詳しく書く。
1つの絵画だけでなく、その画家の他の作品についても解説をしている。
印象的だったのは、ムンク(「叫び」の)が可愛い子供の絵を描いていたこと。
アートの目が拡がった。
表紙の「睡れる幼きモデル」は、倉敷美術館に収蔵されている。児島虎次郎の作品。
倉敷でこの絵に会ったとき、私も恋に落ちた。
《 オール アラウンド ユー 》 著:木下龍龍
テレビ「情熱大陸」で取り上げられていて、初めて知った歌人。
木下さんの第3歌集。
言葉の選び方がストレートで、かつ繊細で、私好み。
英語を交えての歌もあり、現代短歌の粋だと思う。
依頼人の話を聞いてその人にピッタリの歌を作るという作業も。
☆ 悩みとか 不安とかある わたくしの 歌を作って ほしいと思う ☆