読書の秋。読みたい本が続々・・増える積読(*'ω'*)
今日は、女性の書いた短編とエッセイ。
どちらも自分自身を振り返る、貴重な内容でした。
おススメします!
《 あなたは誰かの大切な人 》 著:原田マハ
6編からなる短編集。
父と母、父と娘、娘と母、友人どうし、年下の男と私・・
それぞれがドラマを含みつつ、お互いの大切な関係について書かれている。
親子ならではの確執
友人だから言えること言えないこと
年下の男への控えめな恋心…
原田マハの文章は、どれも絵画を見ているように色彩やデザインがある。
さすが キュレーター! 彼女の美意識が素敵
《 向田邦子 ベスト・エッセイ 》 著:向田邦子
脚本家・作家・エッセイスト
脚本家として「七人の孫」「寺内貫太郎一家」などの作品がある。
40年前、台湾での不慮の飛行機事故で、52才で亡くなられた。
この短編集は昨年、邦子さんの妹の和子さんが編まれたもの。
厳しかった父、家内をやりくりしていた母、妹、など家族との思い出。
子ども時代について。旅について。食べ物について。仕事について。
そして自分自身の分析もキッチリとされて。
それは私自身のことを言われているようでドキッ!
エッセイストとしての筆が、キラリと光る作品です