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仲良し夫婦の日記です。

読書日記 ~29~

2016-05-28 20:55:56 | 読書

読みたかった本、図書館から2冊同時に来ちゃいました。

面白くって、あっという間に読了です。

 

 ≪ 宇宙飛行士選抜試験 ≫  著:大鐘良一・小原健右

朝日新聞の読書欄で紹介があった本。

NHKの記者二人の共著です。

 

2008年2月、日本で10年ぶりとなる 『宇宙飛行士 募集』 が

JAXAから発表された。

これを是非、番組として制作したいと思ったNHKの記者は

JAXAとの交渉に奔走し、何とか撮影を許可された。

本書は、そのドキュメンタリーである。

『宇宙飛行士 募集』 に応募した人 963人!

書類選考、筆記試験、1時選抜、2次選抜、3次選抜・・・

こうして最終合格者が選出されるのだ。

本書は、3次試験まで残った ”10人” にスポットを当てる。

10人の経歴は、医師、自衛隊員、パイロット、科学者、技術者…と様々。(女性も一人)

共通しているのは、宇宙飛行士になりたい!という強い意志だ。

なぜ宇宙飛行士になりたいのか…それぞれの熱い思いが語られる。

選抜試験は、過酷を極めた。

ロケットに見立てた閉鎖空間で1週間の集団生活。

溜まって行くストレスの中で、出される指令をいかにこなすか?

あえて演出した緊急事態への対応は?

多くの課題、ディベートを通して見える、リーダーシップは? 適応能力は? 

英語の面接、心理面・病理面でのテスト。。。。

JAXAから、アメリカのNASAへと場所を移して試験は続く。

2008年6月に始まった選抜試験、

9か月後の 2009年2月、ついに、2人の合格者が選出されたのだ!

 

宇宙飛行士はいつも ”死” と隣り合わせ、

それでも 見続ける彼らの ”夢”が 胸を打ちます。

もちろんだけど、全く違う人生のステージを見ました

 

 

 

  ≪ 小さい(っ)が 消えた日 ≫  著:ステファノ・フォン・ロー

これも、読書家の M院長のおススメ本です。 児童書の分類でした。

ドイツ人の著者ですが、在日期間が長く”日本語”で書かれています。

 

五十音村で、五十音たちが話し合っている。

「あ」さん曰く、

「僕は日本語のあいうえおでも、アルファベットのABCでも一番初めに来る。

だから俺が一番偉いんだ」

文字にもいろいろな性格があり、魂もあるようで。

「は」「ひ」「ふ」「へ」「ほ」 は、

「ははは」「ひひひ」「ふふふ」……

「みんな”笑い”に関係ある文字だから、楽しいやつばかり」

と、それぞれの自己主張が始まった。

「ところで 小さい(っ)は、音を出さないから文字じゃないんだ」

と誰かが言った。

それを聞いた(っ)は、とても寂しくなって「僕はいらないんだ」と村を出ていってしまった。

(っ)がいなくなった村では大騒ぎ!

「広島に行った」→「広島にいた」

「訴えますか?」→「うたえますか?」

さあ、話は通じなくなり、村人たちは困り果てたのだ。

(っ)を呼び戻そうと、村人は大捜索を。

さてさて、(っ)は戻ってくるのだろうか…。

 

声に出して「っ」と言ってみます。

引っかかる感じだけで、たしかに音はありません。

ふだん何気なく使っている五十音を、もう1度発音してみました。

イラストも、温かくほのぼの

 

 

コメント (2)
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