日本株と投資信託のお役立ちノート

株や投信の運用に役立つ記事を探します。
(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

(JX-HD) JXエネ、海外に製油所 ベトナムで合弁、販売も

2014年12月19日 | 9.石油・石炭製品
〔14.12.19.日経新聞:総合2面〕

 JX日鉱日石エネルギーが海外で初となる製油所建設に乗り出す。ベトナム国営石油会社のペトロリメックスと合弁で日量約20万バレルの原油処理能力を持つ製油所を新設する計画で、ガソリンスタンド運営も含めた製販での提携を検討。JXエネはインドネシアでも老朽製油所の近代化事業に参加を検討している。エネルギー需要の高い伸びが期待される東南アジアを新たな収益源に育てる。

 19日にペトロリメックスと製油所建設に向けた覚書に調印し、半年以内に事業化調査を終える。ベトナム南部のバンフォン経済特別区に建設を予定しており、原油からガソリンや軽油、ペットボトルの材料となる基礎化学品などを生産する。投資金額は4千億~5千億円になるとみられ、早ければ2020年半ばの稼働開始を見込んでいる。

 ペトロリメックスの13年の売上高は約9千億円で、石油製品の輸入販売が主体。ベトナムに約6300カ所のガソリンスタンドを持ち、シェア(販売数量ベース)は約44%で首位だ。JXエネはペトロリメックスに出資し、販売提携もする計画で、今後詳細を詰める。

 ベトナムでは既存製油所の原油処理能力は日量15万バレルにとどまり、国内需要の3割程度しか満たしていない。同国政府は需要の8割を自国でまかなう計画を立てており、出光興産は三井化学などと北部のニソンで製油所の建設を開始、タイ石油公社や英国企業も現地で計画を進めている。

 日本国内では今後、石油消費量が落ち込む見通し。石油元売り各社は新エネルギー供給ビジネスや海外事業に活路を見いだそうとしている。

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