（日経7/28：１面）
サントリーホールディングス（ＨＤ）は株式を上場する検討に入った。早ければ2018年にも上場する方向で、複数の金融機関から具体策の提案の受け付けを始めた。国内非上場企業で最大級の事業規模を持つサントリーは昨年、米蒸留酒大手ビームを１兆6500億円で買収し、有利子負債が膨らんでいる。上場で調達した資金で負債を圧縮、新たな成長に向けた経営資源を確保する。（関連記事企業総合面に） . . . 本文を読む
（日経7/27：経済教室面）
ポイント
○ゆうちょ銀行の収益力は地銀のほぼ半分
○限度額引き上げでは収益力は向上しない
○旧特定郵便局めぐる局舎問題の解決急げ
約５年前、筆者は本欄（2010年４月27日付）で「ゆうちょ銀行の収益力は低く、上場は困難」と主張した。当時、前年の民主党政権への交代を受け、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の株式売却が凍結される一方で、貯金の限度額引き上げが提案されるなど、郵政 . . . 本文を読む
（日経7/17：投資情報面）
16日に東証マザーズに新規上場したアイリッジ株に買い注文が膨らみ、買い気配のまま売買が終日成立しなかった。最終の気配値は公募・売り出し価格（公開価格）1200円の2.3倍にあたる2760円で、100万株を超える買い注文を残した。
スマートフォンを使って店舗に顧客を誘導する「オンライン・ツー・オフライン（Ｏ２Ｏ）」の支援事業を手掛ける。大手企業を中心にサービスの . . . 本文を読む
（7/8日経：投資情報面）
インターネットを使って実店舗へ集客する「オンライン・ツー・オフライン（Ｏ２Ｏ）」の支援事業を手掛ける。位置連動のスマートフォン（スマホ）向け情報配信サービス「ｐｏｐｉｎｆｏ」が中核だ。アプリに組み込むと自動来店ポイントを付けたり、お店の中だと当選確率が上がるスクラッチクーポンを配信したりして、場所や属性などに応じた様々な販促が行える。
導入先は大型商業施設や大 . . . 本文を読む
医療機器や自動車などのメーカーに社員を派遣し、加工・組み立てから出荷まで一括して引き受ける。単に作業を請け負うだけでなく、工場や倉庫などの作業効率を高める経営指導も手掛ける。経営指導ではトヨタ自動車の出身者をコンサルタントに起用。量産工程での作業時間の短縮やコスト削減など、トヨタ流の「カイゼン」指導を強みにしている。
売上高の約５割をテルモ向けが占める。トヨタも主要顧客の一つ。ほかの顧客 . . . 本文を読む
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の郵政グループ３社が30日、東京証券取引所に株式上場を本申請した。1987年のＮＴＴ以来の大型新規株式公開（ＩＰＯ）が本格的に動き出すが、市場には郵政グループの成長力の弱さを指摘する声がある。政治情勢しだいで経営環境が激変しかねないことも株主にはリスクになりそうだ。
郵政３社の上場に対して投資家からは「10年後に目指す会社像がまだ見えない。より明確な成長 . . . 本文を読む
〔15.4.9.日経新聞：投資情報面〕
病気などで失った身体機能の回復を促す再生細胞薬の開発を手掛けるサンバイオが８日、東証マザーズに上場した。初値は公募・売り出し価格（公開価格、2000円）を15％下回る1710円だった。初値が公開価格を下回るのは３月に上場したＲＳテクノロジーズに続き今年２社目。
今年に入って新規上場した22社の公開価格に対する初値の上昇率は平均で64％。昨年（77社、9 . . . 本文を読む
〔15.4.9.日経新聞：投資情報面〕
スマートフォン（スマホ）などモバイル機器の関連アクセサリーの企画・販売や、電子商取引（ＥＣ）事業者向けの業務効率化システムの販売を手掛ける。自社でも12のインターネット通販の店舗を運営しており、商品の開発やシステムのサービス向上に生かしている。
関連アクセサリーはストラップやスマホケース、保護フィルムなど。自社のネット販売店のほか量販店に卸している . . . 本文を読む
〔15.4.9.日経新聞：投資情報面〕
居酒屋「なつかし処昭和食堂」などの飲食店を運営する。通常の居酒屋チェーンと異なり、店舗の多くが郊外に立地する。近隣住民や大学生、工場の勤務者などが主要ターゲットだ。店舗と住宅街を結ぶ無料送迎バスを走らせ、飲酒運転を防ぎながら集客拡大を図る。
特定の地域に集中出店する戦略を重視し、主に東海地域で76店を運営している。今後は他地域への進出も目指しており . . . 本文を読む
〔15.3.31.日経新聞：投資情報面〕
病気などで失った身体機能の回復を促す再生細胞薬の開発を手掛ける。健康なドナー（提供者）から採取した細胞を培養し、低コストで大量に細胞薬を製造する独自技術を持つ。主に慢性期の脳梗塞など、現在有効な治療法がない分野の治療薬として期待されており、国内では新薬候補の開発などを許可する契約を帝人と結んでいるほか、北米では大日本住友製薬と共同で開発する契約を結ぶ . . . 本文を読む
〔15.3.31.日経新聞：投資情報面〕
大阪を拠点に精神疾患患者向け訪問看護を手がけるＮ・フィールド。2013年８月の東証マザーズ上場時から１年７カ月たち「上場時にあった過剰な成長期待が一巡した」というのが、目下の市場の見方だ。
310円の初値（株式分割考慮後）は上場後１年で2000円台まで上昇した。その後さえない展開に転じ、足元では1500円を中心にしたボックス圏の値動きだ。
事 . . . 本文を読む
〔15.3.31.日経新聞：投資情報面〕
日本取引所グループは新規株式公開（ＩＰＯ）企業への審査を厳格にするよう証券会社や監査法人に要請する方針だ。経営者による不正な取引がないかをチェックする狙いで、日本取引所がＩＰＯ関連で証券会社などに注意喚起するのは異例。日本取引所は企業にも業績見通しの具体的な根拠を示すように指導する。
最近では上場直後の業績下方修正や不正発覚が相次いでおり、投資家 . . . 本文を読む
〔15.3.28.日経新聞：投資情報面〕
春節期間中の２月。シュッピンが運営する「マップカメラ本館」（東京・新宿）は外国人観光客でごった返していた。目当てはキヤノンやニコンなど日本メーカーのカメラだ。「20万円以上する高級カメラをまとめ買いする客も目立った」（営業担当者）
カメラと時計、筆記具、自転車の４分野に絞り込み、新品と中古品両方を扱う。実店舗は１分野１店の計４店舗に限定、規模の拡 . . . 本文を読む
〔15.3.27.日経新聞：投資情報面〕
2014年の新規株式公開（ＩＰＯ）77社中、上場後の株価上昇率でトップに立つのがＦＦＲＩだ。サイバーセキュリティー対策ソフトの開発を手掛ける。14年９月の東証マザーズ上場時の公開価格は362.5円（株式分割考慮後）だったが、その2.8倍で初値を付け、足元の株価はさらに初値の５倍の水準だ。
14年11月に「サイバーセキュリティ基本法」が成立するなど . . . 本文を読む
〔15.3.26.日経新聞：マーケット総合２面〕
新規株式公開（ＩＰＯ）後の株価が初値を下回って推移する銘柄が目立っている。個人マネーが大型株に向いているうえ、上場後すぐに業績予想を下方修正する例もある。株価が低調でその後の案件でも個人の意欲が盛り上がりにくくなる悪循環といえる。ＩＰＯ銘柄が多い東証マザーズ指数は年初から３％安で推移している。
25日は不動産売買仲介のハウスドゥ、液晶や . . . 本文を読む