〔15.1.29.日経新聞:投資情報面〕
富士フイルムホールディングスは28日、2015年3月期の連結純利益(米国会計基準)が従来予想を250億円上回る前期比36%増の1100億円になる見通しだと発表した。円安に加え、株式評価益212億円が発生した。株主配分を強化し、年間配当は従来予想より10円多い前期比10円増の60円とする。500億円を上限に自社株買いも実施する。
売上高は2%増の2兆4800億円、営業利益は21%増の1700億円と従来予想をそれぞれ200億円、100億円上回る見通し。想定為替レートは1ドル=100円から110円、1ユーロ=135円から140円へと円安方向に見直した。インスタントカメラ「チェキ」やミラーレス一眼デジタルカメラの販売が想定を上回りそう。
212億円にのぼる株式評価益は、持ち分法適用会社だった再生医療製品のジャパン・ティッシュ・エンジニアリングを昨年12月に連結子会社化した際に発生した。
同日発表した14年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比2%増の1兆8151億円、営業利益は25%増の1244億円、純利益は50%増の938億円だった。カメラ関連の採算改善に加え、「事務機やIT(情報技術)サービスなどのドキュメント部門が国内やアジア・オセアニアで好調だった」(助野健児取締役)という。
株主配分の積極化を掲げた中期計画に基づき、29日~7月末にかけ500億円(1600万株)を上限に自社株買いを実施する計画も発表した。
富士フイルムホールディングスは28日、2015年3月期の連結純利益(米国会計基準)が従来予想を250億円上回る前期比36%増の1100億円になる見通しだと発表した。円安に加え、株式評価益212億円が発生した。株主配分を強化し、年間配当は従来予想より10円多い前期比10円増の60円とする。500億円を上限に自社株買いも実施する。
売上高は2%増の2兆4800億円、営業利益は21%増の1700億円と従来予想をそれぞれ200億円、100億円上回る見通し。想定為替レートは1ドル=100円から110円、1ユーロ=135円から140円へと円安方向に見直した。インスタントカメラ「チェキ」やミラーレス一眼デジタルカメラの販売が想定を上回りそう。
212億円にのぼる株式評価益は、持ち分法適用会社だった再生医療製品のジャパン・ティッシュ・エンジニアリングを昨年12月に連結子会社化した際に発生した。
同日発表した14年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比2%増の1兆8151億円、営業利益は25%増の1244億円、純利益は50%増の938億円だった。カメラ関連の採算改善に加え、「事務機やIT(情報技術)サービスなどのドキュメント部門が国内やアジア・オセアニアで好調だった」(助野健児取締役)という。
株主配分の積極化を掲げた中期計画に基づき、29日~7月末にかけ500億円(1600万株)を上限に自社株買いを実施する計画も発表した。