今朝、点けっぱなしのラジオから『きょうは何の日』と流れてきた。
映画“男はつらいよ”の寅さん（渥美清さん）の命日だそうな。
途端に私の脳裏に、あの寅さんの名セリフが浮かんだ。
■
わたくし生まれも育ちも、葛飾柴又です
帝釈天で産湯を使い、性は車、名は寅次郎
ひと呼んでフーテンの寅と発します
西に行きましても、東に行きましても
土地、土地のお兄いさん、お姉ぇさんに
ご厄介をかけがちな若造です
以後、お見苦しき面てい、お見知りおかれまして
きょうこう、ばんたん、お引き立て、よろしくお頼み申します
■
今でも“男はつらいよ”の寅さん映画のリマスター版がテレビ放映される。
みんな寅さんが好きなのだ。
直近１週間のデーターによる１０万人当たり感染者数が報じられた。
それによると、沖縄県が２７．３７人、東京都１６．１０人、福岡県１４．９１人など、
ある程度予想された都府県名が並んだ。
わが熊本県は８．９２人でワ―スト７位の不名誉な事態である。
■
仮に、政府が緊急事態宣言を出すときの目安を２．５人と仮定すると、
これを超える府県が２１にのぼる事態だそうな。
だが、安倍政権は緊急事態宣言は出さないと言うし、
野党の臨時国会の開催要求にも否定的だと聞く。
■
一部では『感染拡大に無能な政権』とか『コロナ感染は人災だ』など評論も出始めた。
第一波のときの官邸主導の『唐突な休校要請』や『アベノマスクの配布』は何だったの。
安倍一強政権の第二波への向き合い方は、残念ながら消極的なように思われる。
大相撲７月場所、千秋楽。
照ノ富士は御嶽海を寄せ付けず圧倒して寄り切り１３勝２敗。
本割りで幕内最高優勝を決めた。
【照ノ富士ｖｓ御嶽海】
照ノ富士は怪我や病気のため大関の地位から序二段まで落ちた。
一時は廃業も考えたというが、親方や仲間、支援者らの応援もあって精進。
二年半ぶりに幕内へ復帰して今回の快挙となった。
【賜杯を受ける照ノ富士】
優勝インタビューでの照ノ富士。
「笑える日がくると信じてやってきた。続けてきて良かったです」
「一生懸命にやったら、いい事があると思ってきた」ＥТＣ。
おめでとう！
■
なお、朝乃山は１２勝３敗で今場所を終え、新大関として立派に務めを果たした。
関脇陣では正代、御嶽海が共に１１勝４敗。
小結・大栄翔も１１勝４敗で、三人とも大関挑戦への足掛かりの場所となった。
大相撲７月場所、十四日目。
正代が照ノ富士を立ち会いから圧倒して寄り切りに下した。
これで照ノ富士は２敗となり幕内の最高優勝決定は千秋楽へ。
【正代ｖｓ照ノ富士】
なお、結びの一番で朝乃山が照強の奇襲を受けて３敗目を喫した。
十四日目を終わり、２敗は照ノ富士、３敗で朝乃山、正代、御嶽海が追う。
千秋楽、照ノ富士が勝てば、そのまま優勝。
もし、照ノ富士が敗れれば３敗同士による巴戦の可能性すら出てきた。
２横綱、１大関が途中休場した今場所だが、千秋楽は劇的なフィナーレで迎える。
