九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

終戦の日に寄せて

2020年08月15日 | 日記

【全国戦没者追悼式】

 きょうは75回目の終戦の日。

 75年前の玉音放送で、「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、

以って万世のために太平を開かんと欲す」と流れて、あの無謀な戦争が終った。

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 当時、私は国民学校の2年生だった。

 朝の校門には上級生が週番として立ち、校庭には奉安殿があった。

 登校途中で空襲警報が出れば家へ引き返し、防空壕へ。

 あの8月15日は、よく晴れた青空だった。

 飛行機から終戦を知らせるビラが撒かれ、奇妙な静かさの1日だったのを覚えている。

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 どうして、あんな無謀な戦争を政府は誰も止めようとしなかったのか?

 東京裁判で開戦時の東郷外相は「貴方は開戦に反対なら、なぜ閣僚を辞任しなかったのか」と、

検事から問われ「もし、辞任していたら内閣は総辞職となり開戦の詔勅は出せなかった」筈だと。

 これに対し東郷は「当時の軍部や世論から、それは止められない成り行きだった」と。

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 かくして、広田や東条ら7人に絞首刑、東郷は禁固刑となった。

 二度と戦争は起こしてはならないと、全国民が肝に銘じる日でもある。

 

コメント (2)
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