大相撲名古屋場所、千秋楽。
3敗の前頭2枚目・逸ノ城が、宇良を寄り倒して待つ。
最後の一番、同じ3敗の横綱・照ノ富士は大関・貴景勝に押し出された。
結果、逸ノ城の初優勝(12勝3敗)が決まった。
優勝インタビューで、「8年目での初優勝おめでとうございます」と聞かれ、
「13勝や14勝で優勝できなかったが、いつか優勝できるとやってきた」と。
優勝決定戦も予想して控えでテレビを見ていた心境を問われ、
「もう一番という気持ちで準備していました。決まって良かったです」と本音。
館内からは、暖かい拍手が沸いた。
「来場所は三役へ戻れますね」と聞かれ、
「ゼロから、変な事考えず一生懸命頑張ります」と素直に答えていた。
さて、その新番付だが三役の枠が、どうなるか?
逸ノ城は前頭2枚目での優勝だから、通常なら関脇への昇進は堅いところ。
関脇陣を見ると、若隆景は勝ち越し、大栄翔は負け越しだがコロナでの休場扱い。
大関・御嶽海がコロナ休場扱いで負け越し、場合によっては関脇へ陥落も?
小結・豊昇龍は10勝しているので、これも関脇候補だ。
さらに、前頭筆頭の霧馬山も勝ち越しており、通常なら小結昇進。
そんなこんなで、協会審判部は難しい判断を迫られることになった。
最後に、カド番大関の正代についても、一言。
序盤、4敗1勝と黒星先行した時は、大関陥落は必至か?と思わせた。
これが終わった見れば10勝5敗。
正代の「心、技、体」は、どうなっていたのか?知りたいものだ。
次の秋場所は、正代にとって初優勝とか大関昇進を決めた縁起のいい場所だから、きっと頑張ってくれることでしょう。
これも正代が照ノ富士に勝つた事が大きく寄与していると思います。
それにしても正代の6日目からの踏ん張りは見事でした。
やればで出来る。フアンとしては来場所は優勝争いに絡むような相撲を願いたいです。