広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

コンサータ:ついに?試すことに

2013年08月24日 | 栄養療法・食事療法
栄養療法・食事療法、
ペアレントトレーニング、
漢方薬などを試していましたが

学校での息子の状況を見ていて、
さまざまなトラブルが続いていたのを考え

投薬(コンサータ)を考え始めたのが
3年生の7月。

主治医に処方してもらい、
まず2週間で副作用も見つつ、
量の調整をしてみることにしました。

息子の場合はADHDが目立っていますが
自閉症もあります。

教室で落ち着いて勉強できない
(立ち歩く・大声で話す)ので、
今回は多動を抑えるのが大きな目的です。
なのでコンサータのようです。

主治医の先生からは
今まで息子本人の自己肯定感も良かったので
とくに投薬については
勧められることはありませんでした。

今回は私から投薬について相談をし、
状況から、
「少し助けを借りてみましょうか」と
いうことになりました。

試した結果、
息子の場合はコンサータでよく見られる副作用の
食欲不振はさほどひどくはなく、
ある程度はお昼にも食べていました。
(朝7時過ぎに飲んで、夜の7時過ぎまで効いている状態)

もともと背もクラスで一番くらい高く、
体格はしっかりしていたのも良かったのかもしれません。


効果についてですが、

担任の先生曰く、

はじめの数日は多動がとても落ち着いた。
ただ、午後になるとあまり調子が良くない。

学期の終わりごろのクラスがざわついている日には
あまり調子が良くなく、叱られてしまった。

とのことでした。

実は、私には担任の先生に
「薬を飲んでいるから大丈夫だろう」という印象があれば
本当は飲んでなくてもうまく行くのでは?という
思いもあって、

薬を飲ませずに学校に行かせた日があったのですが
その日は午後の授業は大変だったとか…。(涙)

主治医にも、
「1/3の子にはすごく効いて、1/3の子にはまあまあ効く。
残りの1/3の子にはほとんど効果がないですよ」
と言われていました。

うちの息子の場合は
多動に加えて自閉の傾向もあるので、

多動が落ち着いても自閉の傾向が
強く出てくること(目立つようになること)も
あるらしいので

いまいち効果が分かりにくいのかも…
というところのようです。

お薬の量の調整も含めて、
2学期のスタートと同時に
もう一度効果をみることになりました。

効果があまり出ないようであれば、
(副作用が強く出てしまうとかもあれば)
投薬自体をやめる事も考えています。

やはり強いお薬ですし、
まだ長期的な服用の影響が
データとしてあまり研究されていないので、
できれば避けたいというのが本音です。

でも、同時に、
「お薬を避けられない」という状況の方の気持ちも
よくわかるようになりました。

親として、自分の子供に
強い薬を使わなくてはならないというのは
本当に苦しいものですよね。


とくに日本の現在の学校のシステムでは
特性のある子は難しい立場にあると思います。

2学期のスタートと同時に、
また私もいろんな意味で忙しくなると思いますが

心を失わないように
していきたいと思います。



食事療法のこと:1年間続けて

2013年08月23日 | 栄養療法・食事療法
しばらく、食事療法や漢方などのことについて
書いていなかったなあ、と思い

経緯を書いてみます。


まず、食事療法のことから。

小麦除去は1学期まで続けていました。
2年生の夏休みからはじめたので
ちょうど1年間やりました。

「やりました」という過去形なのは
3年生の夏休みからは小麦を解除にしたからです。

効果を感じなかったわけではないのですが、
給食ではなくお弁当にしていた関係上、
細々と大変なこともあって、ひとまず休憩しようと思いまして。

2年生の時、クラスメイトから
「いつもお弁当に果物が入っていてずるい」など
言われることがあったみたいなのですが、
さほど大きなトラブルにはなっていませんでした。

(パンや揚げ物など、お弁当では食べられないメニューも多く、
代わりのおまけとして果物を入れることも多かったので…。)

ただ、
3年生になってからはクラスの人数が2倍になって
どうしてもいろんな意見の子がいるようになり。

(私も、給食が大好きな息子を見ていたので
給食が苦手な子がいるというのも最初は気づかずにいて、
そのあたりの配慮が足りなかったのかも、と今では思います。)


担任の先生がどのように対応して下さるかということも
関係するかもしれません。

3年生の担任の先生は、クラスの人数の多さやその他のことで
かなり大変だったようで
ちょっと色んな意見の子に対応しきれていなかったようでした。


なので、それまでは給食のメニューとは
全く違うものをお弁当に入れていましたが、
なるべく近いものを入れるように変えました。
中華丼、酢豚、アジの南蛮漬け、カレー…。

そうなると、
働く母の私には市販品を使わないと
やっていけないようになってしまい…。

市販品にはわずかですが小麦を含むものが多いので、
結果的には全除去にはならなくなってしまいました。


それに加え、
3年生の1学期が給食以外のことでも
かなり大変だった息子だったので、

さまざまなトラブルもあり、
投薬も視野に入れる必要を感じるようになりました。

もともと食事療法を始めたのは
できるだけ投薬を避けたかったからでした。
でも投薬を考えるようになった時点で、
もう体調や環境を整えたりするのをメインにするのは
難しいのかな、と思うようになったのです。

連日の学校への対応で私の気持ちも
疲れきってしまっていたようにも思います。


7月の頭に主治医に相談し、
コンサータを処方してもらい
様子を見ることにしました。


ちょっと長くなりそうなので、
また続きます…。



義理のお母さん&実家の母のひと言

2013年08月10日 | 日々のこと
こんにちは、

もうすっかり夏休みですが、
皆様はお元気でお過ごしですか?

先日、コメントをいただいたのが嬉しくて
ちょこちょこアップしたいな~と思っています。

こんな記事を読みたい、などあれば
ぜひコメントいただけると嬉しいです。

なんとなく、
自己満足になっちゃってるかな…
と心配になることがあるので。

(私自身は過去の聖書の記事とかを読んで
 やっぱりそうだよね、うんうん、頑張ろう!とか思うことがあるので、
 自己満足でも役には立ってるのですが…)


さて、

夏休みには我が家は3泊程度ですが
主人の実家に帰省します。

飛行機に乗るので、
息子がチョロチョロする時期は結構大変でした…。

今ではもう息子は飛行機に慣れているので、
今年は二歳半の娘のほうが大変でしたが。


主人のお母さんはとても楽しくて、おもしろくて、
まめに働く、きれい好きな方です。

とてもやさしいので、
今までにあまり嫌な思いはしたことはないのですが、

やはり近くにいない分、
ADHDの息子についてはあまり理解が早くないようです。
(私の実家はすぐ近くでよく会っていて状況がわかるので、
 息子の障害についても理解が早かったと思います)

あとは、
息子と主人の性格が似てる部分があるから、
あまり気にならないのかも?と思います。

保育園のときに市役所の発達診断で
それっぽいことを言われたときも、

お母さんは「男の子なんてそんなものよ」
で終わってしまうので、そうか~、と私も思ったし。


今回、帰省したときに義姉に息子の状況を話していたときは、

うちの主人(お母さんにとっては息子)に向かって
「あなたたちが厳しくしすぎるんじゃないの??」
と言っていました。

う~ん、
私たち、そんなに厳しくしてるかなあ??
本人の特性を認めて、理解しようと努力してるんだけどなあ…。

と、私たちは一瞬、沈黙してしまいました。

念のためですが、
お母さんはざっくばらん、あまりネチネチしないので
たいして気にしていないと思います。

その時はそのまま違う話になったのですが、

後日、私たちが帰京したあとで主人に電話があって

お母さんが、主人の兄から
「嫁さんにあんな厳しいこと言っちゃだめだ」と言われた、
どれが厳しい言葉だったのか分からないけどごめんね、

とのことでした。

主人もすぐ忘れて気にしないタイプなので、
う~ん、いつの言葉だ?何も傷ついてないけど。

と私に聞かれ、たぶんあのことじゃない?と返しました。

お母さんの性格を分かっているので、
いちいち傷ついたりしないけど、

義兄の気持ちはとても嬉しく受け取りました。
気にしてくれてたんだなあ、と。
とても優しいご夫婦なので、ありがたいです。



ちなみに、私の母からは
「あなたが厳しくしなかったからじゃないの?」と
言われたこともありました。

真逆!!

うちの母も、悪い人間じゃないですよ。
近くで見てると息子は大変な感じだったのだと思います。
私は診断が下りる前から、

叱ってもうまくいかない子だから、
なるべくいいところを伸ばそう。

そう思って、
叱るよりも諭して、注意していたので

私の母から見ると甘く見えたのかもしれません。
まあ、普通の反応ということでしょうね。


そんな母は、
年の近い従姉弟たちにやりたい放題だった息子を、
(私の代わりに)
叱ることが多かったのです。

なので、一時期は
息子が「おばあちゃん嫌だ」と言うようになってしまい、
将来の関係にまで影響するのではないかと
本当に心配していました。

そんな母でしたが、

息子の診断が下りたときから、
本人がわざとやっていた訳ではなかったということを
ちゃんと理解してくれて、


良いところを見る、という態度に変えてくれたので
今ではすっかりやさしくなりました。


私としてはこの変化だけでも
息子に診断名が出て、本当に良かったと思いました。

あのままだったら、
おばあちゃん嫌いな可愛くない孫に
なってしまっていたと思います。
ああ怖い…。


まあ、
主人のお母さんも、私の母も、
自分のイメージで物事を話すので

なかなか分かってくれないなあ…と
思うことも出てきます。

義理の母には主人から言ってもらったり
私の母には私が、もー!とぶつけたり(?)しますが、

孫を可愛く思ってくれているということは
本当に感じます。

それを安心できるのは、やっぱり感謝だなあ、と思っています。



感謝すること

2013年08月08日 | 私の支えの言葉
学校に付き添いに行くときには
ほとんど先生方に謝りに行くようなもので

「いつもすみません」
「ご迷惑おかけしております」

そんな言葉ばかり言って、1学期の間は
胃のあたりがきゅっとするような毎日でした。

私は週に数日働いているので、
そのときにはさすがに先生からの電話もかかってこないし
(帰宅後に留守電に入っていることはありますが…)

ほっと出来るというか、
「迷惑なことをする子の母親」という立場から
離れることができます。

気持ちの切り替えができるというか、
少し離れた立場で考える時間を作れるというか。

そういえば前に
「えじそんくらぶ」というADHDについてのNPOがやっていた
ストレスマネジメント講座というものに出たことがあります。

ADHDの子を持つ親はどうしても
ストレスがかかった状態になることが多いので

どうやったらそれを乗り越えられるか、
というような内容だったと思います。

具体的には、
「自分のための時間を持ちましょう」とか
「自分にとってのごほうびを見つけましょう」などがありました。

子どもが寝た後にゆっくりと好きなお茶を飲む、
好きな映画やドラマを見る時間を作るとか…。

最近はインターネットで何でもできるので、
騒ぐ子どもを連れてお買い物に行くのが難しくても
スイーツのお取り寄せもできるし

映画館は無理!レンタルビデオ屋さんも難しい…ってときでも
ネットで手続きすればすぐに好きな映画が見られるし。


自分を良い状態にしてくれるものを
なるべくたくさん持つことは助けになりますね。

息子のことがあってから、仕事を続けるか悩んだりもしましたが、
私にとっては、よい気分転換になっているのだと思います。


ここで少し
聖書の言葉をご紹介します。

*******************************

いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
すべての事について、感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって
神があなたがたに望んでおられることです。

Ⅰテサロニケ5:16~18

*******************************

どんなことにも、感謝しなさい。

言葉を変えると、
どんな時にも感謝できることは見つかる。
そういうことかもしれません。



私は息子が発達障害と診断されてから、
それまでは知り得なかった思いを色々と経験することになりました。

それまで行ったことのなかった病院に行き、
心身ともに様々な障害を抱えておられるお子さんや
その親御さんに接する機会ができました。

また、そのような病院で働いているお医者さん・看護婦さん。

そのほか、
学校の支援員さんという存在も知りました。

昔よりは、知識だけでなく、
いろんな方の気持ちや志に気づくことができるように
なったのではないかなと思います。

一つ一つ、
この状況の中でも感謝できることを
探していきたいと思っています。



えじそんくらぶの話に戻りますが、
その時に印象に残ったのが、

「すみません」「申し訳ありません」
と言う事が多いかもしれませんが、

代わりに
「ありがとうございます」を使うといいですよ。

という言葉でした。

たしかに、
「ご迷惑おかけしてすみません」

よりも

「ご配慮いただいてありがとうございます」

のほうが、

私も気持ちが楽になります。

いつでも代えられるわけではないですが、
できるときは、

周囲にしてもらえていることや、
感謝できることを探す。

それも、良いストレス対処法ですね。

聖書の言葉には、
「え~!そんなことできない!」と思うようなことも出てきますが、

神様を信頼してやってみた時に

結果的には
私たちの人生に何か良い変化が生まれるのだなと感じます。


どんなことにも感謝。

そうなりたいなあ、と思います。