広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

大変だった5月

2013年06月27日 | 日々のこと
この5月は本当に大変な日々でした。

4月に新学期が始まり、新しい担任の先生になり、
またクラスメイトもほとんど今までの倍の人数になりました。

慣れていて仲の良いお友達もたくさんいましたが、

一番大変だったのは担任の先生。


2年の担任の先生も、1年のときも、
息子の良いところを見つけて、ほめてくださる
優しい女性の先生でした。

クラスの人数も少なかったので目が行き届き、
トラブルもあまり多くはなかったようです。

授業に集中できないこともあったようですが、
ひとまずクラスの中にはいて、
連絡帳も漢字を使ってしっかりと書いてきていました。


それが、
3年生の先生はかなり厳しいタイプの先生。

ベテランで、しっかり指導してくださるのは良いのですが、
とにかく自分のやり方というのがキッチリあって、

それに当てはまらない子には厳しく指導します。

言い方もかなりヒステリックな感じ。

授業を見たことのあるお母さん達は
「あの言い方じゃ、子供のやる気も削がれるよね~」と
皆さん口をそろえて言いたくなるほど。

悪い先生ではないんですけど、
とにかく言い方も厳しいし、子供達もびっくりしていました。


ADHDの子に、厳しいタイプの指導はあまり合いません。
ペアトレでも、できるだけ褒めることを勧められます。

そんなところにこの先生だったので
息子は言うことも聞かない、
典型的な「困った生徒」になってしまっていたようです。

家庭訪問でも一言も息子が頑張っているところなどは出てこず、
困っているところしか出てきませんでした。


私たち親としては、
去年まではあんなに落ち着いていたのに
この学年になってから大変になった、という思いもあったし。


なんとも気持ちが揺れてしまって。

宿題も去年はいいペースができていて、

学校から帰宅→おやつ→宿題→お友達と遊ぶ→帰宅後、進研ゼミをする

という感じで、宿題以外にもしっかり勉強もしていました。


今年は宿題もできないし、
そもそも連絡帳に宿題なども書いてこない。
やる気もない。

私たちとしては去年と同じレベルを求めてるつもりなのに
何もしない息子を叱ることになり、
ごほうびのゲームやテレビの時間をお預けにしてしまっていました。


息子は、
学校でも大変、家でも大変になってしまっていたのでしょう。

「もういやだ!」と泣いてその場から出て行ってしまうこともありました。

さすがにこの状況は良くない、と
主人と相談し、


勉強はひとまず置いておいて、
家では安心できるように心がけるようにしました。

具体的には、
宿題をやらないとテレビを見せない、としていたのを
テレビを見てからでいいからちょっとだけでも宿題を頑張ろう。

ずっと前から欲しがっていたDSのソフトを買ってあげて、
まずやらせてあげてから、他の勉強に取り組むようにしました。


「ごほうびがなくなる」という不安がなくなり、
息子はずいぶんと安心できるようになったようです。



学校にも、宿題や普段の家での心がけについてなど、
共通の理解として持っていただけるよう工夫しました。


担任の先生もだんだんと息子の良いところに
気づいてくださるようになってきました。


息子はまだまだ授業に参加できていない…という感じですが、
ようやくまわりの大人の歯車がかみ合ってきたかな?というところ。


できることを、ひとつずつ。

息子自身が楽しく、そしてまわりの大人達も優しく過ごせるように。

いろいろと工夫をしていきたいと思います。