広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

クッキーハウスを作りました

2011年12月26日 | 日々のこと
先日、息子を連れて親子クッキングに行ってきました。

その時に息子が組み立てたクッキーハウス。
(材料はすでに焼いて準備してくださっていました。)

粉糖をかけすぎて吹雪のようになってしまいましたが…。

ADHDの子は手先があまり器用ではない子も多いみたいですね。
うちはどうなんだろう??

将来はすし職人になる!
と言っていた息子。

すし職人になったら、
おとうさんにはビール、おかあさんにはアイスをプレゼントするね
って言ってくれました。

頭をつかってやる作業も、好きなときは好きみたいですが
こういう手に職系もいいなあ、と思ったりしました。

すし職人やお菓子職人。
一度興味を持てると、とことん突き詰めるのもADHDの個性みたいなので
うまくいけば一流になれるかも??

いろんな可能性を見てあげたいなあと思います。

ちなみに、
クッキーハウスは夜におとうさんにも見せてから、
みんなでバリバリと美味しくいただきました。

昼間、何度も「食べたいなあ~!」と大声で言っていて
なだめるのが大変でしたが…。

こころがチクチクする

2011年12月19日 | 日々のこと
1週間ほど前から、私が高熱を出して寝込んでしまいました。

12月に入って何だかとても忙しくなってしまったので
過労かな?しばらく寝ればよくなるかな、と思っていたのですが
なかなか熱が下がらず…。

病院に行ってインフルエンザの検査をしましたがマイナス。
ああ良かった、普通の風邪だ…。

とは思ったものの、解熱剤を飲まないと38度を超える日々。
食欲もないので薬をのむために果物などを少し口にする程度。

幸いにして私の実家が近いので
おばあちゃんがパートを終えた夕方に息子や娘を迎えに来てくれて
夕食を食べさせたり面倒を見てくれました。
ありがたや…。

主人も夜や朝は色々やってくれていましたが、
でもまあ昼間は体調が悪くても私一人で小さな娘をなだめすかしつつ
どうにか過ごさないといけませんでした。

そんなある夜、寝る前に布団の中で息子が言いました。
「こころがチクチクする…」

??
どうしたの?胸が痛いの?と聞いた私に
「だって、おかあさんが熱で苦しいし、
 おとうさんも咳が出てるし。
 みんなつらいから…。」

う~ん、やさしいなあ。

じゃあ、お母さんの風邪がよくなるようにお祈りしてくれる?
と聞くと、うん、いいよ!

その晩の息子のお祈りはこのような感じでした。

「かみさま、
 きょうは、お友だちと公園で遊べて楽しかったです。
 ありがとうございます。
 知らなかったけど、お友だちに鬼がえししちゃって
 すみませんでした。もうしません。
 おかあさんがかぜで苦しいのがはやくよくなりますように。
 おとうさんもお咳があるのが治りますように。
 みんな元気になりますように。
 イエスさまのみなをとおしてお祈りします。
 あーめん」
 
その日、実は息子が家の前の公園で遊んでいるときに
女の子のお友達を泣かせてしまったのです。

布団で横になっていた私の耳にも騒ぎが聞こえ、
あわてて着替えて娘を連れて公園に行きました。

お友だちに聞いてみると
鬼ごっこ(?かドロケー)をしているとき
鬼役のその女の子が息子にタッチしたら、
その場でタッチしかえしてきて、あっという間に逃げてった。
(それを鬼がえしというらしい。)
それはルール違反なのに聞いてくれなかった…。
それに私がいちばん足が遅いから、いつも私を狙ってくるの…。
とのこと。

そうかそうか、ごめんね、よく言っておくからね。
と話して一応は落ち着きました…。

叩いて泣かしたとかじゃなくて良かった~、とほっとしたのが本音。
なぜなら少し前の保護者会で、その女の子のお母さんに
「小さなお子さんがいて大変でしょうが、できる時だけでいいから
 公園で遊ばせているときには息子さんの様子を見ていて欲しい」と
言われたばっかりだったんです…。

その女の子には、まだ4月の大変だった頃に
息子が頬を打ってしまったという事実がありました。
そんな中で謝りの電話を入れた際に「お気持ちお察ししますよ」と
優しい言葉をかけてくださった方なので
嫌がらせではない、というのがよーく分かってはいたのですが
そのお母さんは自分の娘に付き添うわけではないのです。
(その女の子も優しいというか、弱いというか、割と泣いちゃう子で。)

なんだか、「私はずっと見張ってないといけないってこと?」と
ちょっとへこみました。

女の子のお母さんはいいよな~、とか
障害がなければ楽だったかな~、とか
私だって大変な中頑張ってるんだから…とか
いろんな思いが出てくる出てくる!

待て待て、
私は誰に対して文句を言ってるんだ??
きゃー、神様ごめんなさい!

でもでも、大変なんだもん!

しばらくは何となく心の中でぶつぶつ言っていたかもしれませんが、
ひとまず考え方を変えることにしました。

今までは、息子が公園に遊びに行くときには
やっと下の子がゆっくり昼寝できる♪ と思っていました。
もともと私自身は息子につきあって公園でのんびりしてると
家で家事とかやりたいのにな~、と思ってしまうタイプでしたし。

それを
下の子の昼寝を息子の放課後遊びに合わせて早めにしてみました。
食事の準備も、できる限り前倒して息子に付き合う余裕を作る。

それからもう一つ、
息子が誰かに何かやらかして、ごめんねと謝るために見るのではなく
息子が誰かに勘違いされたり、いじめられないように見守る。
と気持ちを切り変えました。
(時々知らないお兄ちゃんとかにいじめられることもあるので…。)

謝ることがメインだと思うと、正直気が重いこともありましたが、
守るため、と思ったほうが気持ち的にもちょっと楽になりました。(私はですが。)

かなり話がそれましたが
そんな感じで体調が悪い中、謝りに公園に来てくれた私を
いたわりたい気持ちもあったであろう息子。
お祈りのなかにその思いがとってもつまっていた気がします。


加配の支援員さん

2011年12月10日 | 日々のこと
先日、担任の先生から
「支援員さんがついてくださることになりました」
とのお話を受けました。

入学していろいろと大変だった時期に
校長先生が申請してくださっていたのが、
ようやく自治体で予算の確保ができて許可がおり
支援員さんをつけてくださることになったのです。

支援員さんがつくと言っても
息子のためということではなく、
クラス全体のサポートという形になるそうです。

最近は立ち歩くことはなくなった息子なのですが
そのかわりに(?)
ずっと好きな本を読んでいて、授業はまったく聞いていない。

宿題や明日の予定を連絡帳に書いてきても
何が書いてあるのか読めなかったり
何も書いていなかったりすることも多いのです。

もともと人数が多くはないクラスなので
担任の先生がかなり気にかけてくださっているのですが
それでも二学期に入ってからは勉強の理解に関しては
なんとも心配が多い状態でした。

それと、
私の育休終了が近いこと
1歳近い娘が歩くようになり
教室に連れていっても追い掛け回していて
付き添いが大変になったこともあり
それも心配なところでした。

なので、支援員さんがついてくださるということは
ひとまず安心。

ただ心配なこともあります。
それは、
新しい人に慣れるまで、息子は悪い言葉を使うのです。
特に、自分に注意をしてくる権威者に対してはひどい。

たとえば
「あっち行け!」
「おまえなんかきらいだ!」
などなど。
いくら先生でも嬉しくはないですよね…。

お友達のお母さんとかには全くないです。
もちろん、親にもない。
だから最初、学校でこんな言葉を使った、と聞いたときは
びっくりしました。
先生、という存在が怖いのでしょうか??

自分を叱ったりすることが多い存在には
本能的に敵対視するのでしょうかね??

今では、担任の先生とは信頼関係ができているので
そんなことはないようです。

安定してきた息子やクラスの最近の状況に
支援員さんという新しい大人が加わる最初の一時期、
なんとなく息子の言動が荒れないか心配です…。





ストレスマネジメント

2011年12月02日 | 日々のこと
先日、えじそんくらぶの方の講演に行ってきました。
テーマが「ストレスマネジメント」。

息子がADHDだと分かってから気になっていた、えじそんくらぶ。
そこの方の講演が近くの自治体でやっていました。

「育てるのがちょっと大変な子供」の親向けに
いかに自分自身のストレスを軽減するかというのがメインでした。

その中で、日々のストレスを小さいうちに発散する
「プチストレス解消法」
について考えてみましょう
という部分がありました。

こういうことがあったら、
自分は嬉しい、ほっとする、リラックスできる
という内容をいくつか考えるのですが、

例えば
お気に入りの紅茶を飲む
猫と遊ぶ
映画を見る
深呼吸する
マッサージに行く…
などの例があがりました。

私の場合は
旦那さんといっぱい話す
甘いものを食べる
赤ちゃんの笑顔を見る
でした。

子供のことで何か自分にストレスがたまってるな、
と感じるときに
手軽にできる解消法をいくつか持っておくと
ちょっとした合間に解消できますよ~。
というお話で、

そういえば、自分もいつのまにか
「自分にごほうび」
をちょこちょこやっていたなあ、と思いました。

小さい子がいると遠出はできません。
子供にお金がかかるので
自分の服を買ってストレス発散、なんてのもできません。
(自分の服を買うつもりで出かけても、つい子供達の服を買ってしまうし。)

そんな大きなストレス発散はできないけど、
ちょっとお菓子を用意する、とか
好きな雑誌を買ったり
図書館で気に入った本を借りてきたり、なんていう
日々の中でできる解消はやっぱり大切なんだなあ、と
改めて実感しました。

「自分に対しての自己評価を高めるために
 (自分が喜んでいられる環境をつくるために)
あなたはどんなことをしていますか?」
というような質問もあったのですが

私の場合は、
無理をしない
時々子供を預けて旦那さんとデートする
仕事を続ける
というようなことかなと思いました。

無理をしない範囲で頑張る、
子供が優先になりがちな毎日の中でまずは旦那さんとの楽しい時間をつくる、
子供とまったく離れる時間をつくる、

こういうことが私個人にとって大切で
たとえちょっと育てるのに手がかかる子供であっても
「かわいいなあ」と思える余裕を作るのだろうなと思います。

毎日そばにいるのにガミガミ怒るお母さんと
ちょっと離れる時間はあっても笑顔で接してくれるお母さん

「ちょっと」というところがポイントかもしれないけど
こんな風でありたいなあ、といつも思います。


この講座では託児もあったので
小さい娘とお兄ちゃんを預け、なんだか身軽になった感じ。

子供と離れるこういう機会は貴重な時間で
いろいろ学べて、とっても勉強になりました。
また何かあったら行ってみようかなと思いました。