広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

5年生の音楽会

2015年12月14日 | 日々のこと
5年生の市内音楽会が終わりました。


息子の担当楽器はリコーダー。


発表会まであと少し、という時期に
「練習はどう?」と聞いたところ、
「音楽室での練習はダメなんだけど、でも本番は大丈夫!」という
不思議な返事…。


「練習はダメなのに本番は大丈夫なの??」と聞くと


「うん、音楽室での練習だと、みんながそれぞれ音を出してるから
全部聞こえちゃって頭がおかしくなるから…。
でも、みんなで揃ってやるときは音が同じだから大丈夫。
だから、本番では僕はちゃんとできるんだ」
と言っていました…。

な~るほど!
よく分かりました。


よく、聴覚過敏の子は音が全部聞こえちゃって大変、と
本に書いてありますが

そんな感じなのね。


そういえば先日、
60代の方とお話しをしていて、補聴器の話になりました。

その方は病気で耳が聞こえにくくなり、
補聴器を試したけれども
人の声以外にも風やドアの音、外を走る車の音など
すべての音が耳に入ってきてしまい、
とても大変で結局やめてしまったとおっしゃっていました。


うちのにいにも、そんな音がいつも聞こえていたらそりゃ大変だよね。


そんなこんなでしたが、
本人の言葉通りにうまくできた本番だったようです。


自分の苦手なところをちゃんと分かって、
できるときまで待つということをするようになった…
成長しているんだなあ、と改めて感じた音楽会でした。