広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

ペアレントトレーニング

2012年01月21日 | 日々のこと
宣言どおり(?)の、のんびり更新になってしまいました…。

ペアレント・トレーニングのことについて書きたいと思います。

現在、都内の病院でペアレント・トレーニングというものを受けています。
私を含めて約6人のお母さん達と一緒に、
子供への接し方などを学んでいます。
(子供が学校へ行っている時間です。)
進行役は小児科の先生だったり心理士さんだったり。

1ヶ月に1,2回のペースで通っています。
先生への相談という形をとっているようで、保険の範囲内で済みます。
(東京都だと医療補助があるので、窓口での負担はないです。)

本で読んだだけでは難しいところも、
実際に話を聞いたり質問したりすると良く分かる部分がありますね。

ほかにも、同じような経験で悩んだりしているお母さん方と話せるのも
私にとってはとても嬉しいことです。

とは言っても
それぞれのお子さんの状態も違うし、生活環境も違います。
でもその中で励ましあえる関係っていいなあ、と思います。

子連れ参加が不可なので
下の子をその日だけ保育園に預けて行くのでなかなか大変。

毎日保育園に通っていれば慣れると思いますが
うちはまだ仕事に復帰していないので、その日だけ…。
だからなかなか下の子も慣れなくて、預けるときにはいつも泣く。
ごめんよ~、と思いつつ、あたふたと病院に向かいます。

今までにやった内容としては、
○子供がいいこと(親がしてほしいこと)をしたときには
 肯定的な注目をする。
 たとえば、笑いかける、ほめる、なでる。
○子供が悪いこと(してほしくないこと)をしたときには
 気づかないふりをする。(危ないことは別ですが。)
 そして、怒るのではなく、促す。といったかんじ。

たとえば、
うちの子はお風呂上りに背中が濡れたまま遊んでて
何度注意してもなかなか着替えなかったので、
息子が風邪をひかないようにと心配して最後には私が叱る
ってパターンだったのですが、

注意を聞いていないことに対しては私もしらんぷり(?)して、
ほかの家事をしておいて、しばらくしたらまた注意する。
その時も怒るのではなく、ただの促し。
根気強く。

これって、今までにもやろうとしてたことなんですが
やっぱり「この間勉強したからやらなきゃ」って思えると
やる気にもなりました。

そのうち、自分でもそれが上手いことくせになって
いちいち全部のことを細かく叱らずに
済ませられるようになってきました。

叱ることと、叱らなくてもすむことの区別ができるように
なってきたというか。

ADHDの子はどうしても学校や家庭で怒られることが多いので
二次障害になってしまうのを防ぐ、
というところもあるのかもしれませんね。
自己肯定感を育てるというか。

まあ、まだまだ失敗はたくさんありますが。
あせらずにのんびり、勉強したことを生かせればと思っています。






食事療法

2012年01月11日 | 栄養療法・食事療法
グルテンダイエットってご存知ですか?

ダイエットと言っても、痩せるためにするダイエットではなく、
除去食という意味のダイエットです。

小麦アレルギーがADHDの要因かもしれないという話を
しばらく前に聞いたことがありました。

同じ教会の姉妹が話してくれたのですが、
彼女のお友達(アメリカ人)の娘さんに
うちの息子と似たようなADHDの傾向があったのが、
小麦粉をとらなくなったら症状が良くなったのだそうで。

もともとはそのお友達自身が小麦粉アレルギーというのが分かって
小麦粉を料理に使わなくなったところ、
同じ料理を食べていた娘さん二人のうちの下の子が
落ち着いたり、集中力を持てるようになったのだとか。

その方は上の娘さんと下の子を比較して、
なんで同じ育て方をしてもこんなに違うのだろう???と
思っていたそうです。

ADHDと診断されていたかはお聞きしていませんが、
とにかく症状が格段に良くなったというお話でした。

そう言われて、あれこれ調べてみると、出てきました。
アレルギーを治そうとしたら多動が落ち着いたとか。

とは言っても、息子はパンやピザが大好き。
もちろん給食は学校の中で一番楽しみにしている時間。
完全に小麦粉を除去するためには、朝食のパンも、
お友達と同じ給食も食べられなくなります。

うちの子には難しいだろうなあ…、とそのままになっていました。

それが、先週の日曜にまた同じ話題が出て、
「本当に良くなったみたいだから、完全にではなくても
一部だけでも試してみたら?」とその姉妹が勧めてくれました。

う~ん、一部でも効果はあるのかなあ?
うちには難しいと思うんだけどなあ…
でも完全除去だと給食が無理だからお弁当持たせるのも大変だし…と
あまり乗り気ではなかった私。

でもその日の息子は、なんだかいつもよりテンションが高くて
私以外の人に注意されても何度も同じことをしてしまっていました。

人の話を聞いていないかのように、遊ぶことに集中してしまっているみたい…。
そこで怒ったり叱ったりしても、あまり効果はないし…と
私の心の中にはあきらめと悲しい気持ちが混ざっていました。

その日の夜、
家に帰って、食事のあとで息子がこんなことを言いました。
「ねえ、ぼく、おとなになっても教会に行けるの?」

「なんで?行けるよ、大丈夫だよ。どうして?」
「でも、ぼく、ずっとちゃんと座っていられないしなあ。
 話を聞いてると、だんだん頭が混乱してくるから、だら~っとしちゃうの。」

たぶん、帰り道に私と夫が注意した言葉が心に残っていたのでしょう。
「子供だからあんなことしても許されてるけど、
 大人になったら許されないんだよ」 

大人になってもきちんと座っていられなかったら、
教会に行けなくなるかもしれない…。
子供心にそんな心配をしていたのでしょう。
なんだか胸が痛みました。

その時、息子に聞いてみました。
「そうかあ、困ってたんだね…。じっとしてられないのが、
 もしかしたら小麦粉のせいかもしれないって聞いたんだけど、
 小麦粉の入っているもの食べないってこと、やってみる?」

すると息子「うん!」とすぐに返事を。
「でも、パンとかラーメンとか、お菓子も小麦粉入ってないのは
 食べられなくなっちゃうけど、いいの?
 給食も食べられないものが出てくるかもしれないよ。」
「うん、食べない!」
「おそばとかお餅とかは食べられるし、ご飯は大丈夫だけど…。
 おせんべいも大丈夫だけど…」
「うん、それでいい!」

息子の中でも、いろいろと困っていることはあったようで、
大好きなパンや、給食さえ食べない!と言ったのにはかなり驚きました。
それだけ、息子本人も何か感じていたのでしょう…。

いろいろと調べていると、
もしアレルギーでこのような症状が出てしまっているのだったら、
息子本人の心身に負担がかかっているのかもしれないと思うようになりました。

アレルギーで喘息やアトピーになるように、
アレルギーを処理しきれない体が、過剰反応しているのかもしれない。
だったら楽にしてあげたい。そう思えてきました。

また、いろいろな方のブログを見るうちに、
特に海外に住んでいる方などで、グルテンフリー(小麦除去)の
生活をしている方も見つけました。

パンが主食の欧米にはやはり小麦アレルギーの方も多いようで
(日本のそばアレルギーみたいな感じですかね)
アレルギー対応の料理キットもスーパーに売っているそうです。

代用品もないわけではないし、
日本に住んでるからごはんやそば、おせんべいもあるし。
やってみようかな…。

とは言っても
まだ息子が小麦粉アレルギーと決まったわけではありませんので、
まずは血液検査をしなければ。

それまでは、「一応」パンよりご飯にして、
「なるべく」小麦粉を使わない料理にする予定です。
もちろん給食も楽しく食べさせます。

多少の努力でも多少の変化はあるのか…。
気づけるくらいの変化を望むなら、
やはり完全に除去しないといけないんでしょうけどねえ~。

ま、あまりやりすぎず、ほどほどにしましょうね!



今年はマリアの心で

2012年01月02日 | 私の支えの言葉
みなさんはクリスマス・年末年始とどのように過ごされていますか?

私たちは日曜にはいつも通り教会に行ったり
家族や親戚と会ったりのんびりしています。

お友達と遊びたい年頃の息子は
はやくもお正月に飽きてきたようで
「はやく学校はじまらないかな~。みんなと遊びたい!」と
騒いでおります…。

私は年のはじめにいつも
「今年はこんな年にしたい」というのを手帳に書き出しています。

そうするとなんとなくそんな感じになるんです。
不思議ですが、いつのまにか意識するんでしょうね。
たいてい2月ころには一度忘れてたりするのですが…。

去年は下の子も産まれ、
私の体調が産後あまり思わしくなかったのもあり
テーマを
「行いに頼るのではなく、心」
にしていました。

聖句はマルタとマリアのところです。

*****************************
(ルカ10:38)
10:38 さて、彼らが旅を続けているうち、イエスがある村に入られると、
マルタという女が喜んで家にお迎えした。
10:39 彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、
みことばに聞き入っていた。
10:40 ところが、マルタは、いろいろともてなしのために気が落ち着かず、
みもとに来て言った。「主よ。妹が私だけにおもてなしをさせているのを、
何ともお思いにならないのでしょうか。私の手伝いをするように、
妹におっしゃってください。」
10:41 主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、
いろいろなことを心配して、気を使っています。
10:42 しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。
マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」

*****************************

もともとの私の傾向としては、
いろいろと思いついてやりたくなってしまうタイプなのです。
どちらかというとマルタ。

教会でも食事の支度などお手伝いするのが好きで
家にも人を呼ぶのが好き。

まったくもってマルタと同じで、
我が家に来客があるといそいそと準備して
お茶やお菓子をあれこれと出したりするんです。

でも、来客の前には部屋を片付けたりしながら
「もー!あなたも片付けてよ~!」なんて夫にガミガミ言うのも同じ!!

あらあら…ですよね。

さすがにこの数年は
完璧にもてなせなくても、心でウエルカムするのがいちばん大事。
一緒に座って楽しくおしゃべりしよう、と
できるようになってきました。

子供が二人になり、しかも乳児をかかえていると
どうしても誰かを助けるよりも助けてもらうことのほうが
多くなります。
教会の中でも、役割をいろいろ担ったりするのは難しいです。

でも、もともとそういうのが好きな私。
「みんなを助けてあげられてない…。
 お願いしてばかり。申し訳ないなあ。」と
思いがちになるだろうと考えての、テーマ選定でした。

そして去年どうなったかというと、
教会では「行いに頼らないこと」と自分で意識していたのもあり
あまり心が不安定になってしまうことはなかったのですが、
12月はずっと高熱や風邪で寝込むこととなってしまいました。
(息子のお友達を呼んでパーティをやってあげたかったのに!)

原因はたぶん、11月から
息子のことでペアレント・トレーニングを受け始め
しかも自治体が主催している勉強会にも参加し始め、
それ以外にも
ずっとやりたかった友の会にも行き始めたこと。
(友の会は、雑誌「婦人の友」の読者の集まりで、家計や家事の勉強会。
 創設者の羽仁もと子さんがクリスチャンなので気になっていたんです。)

療育手帳の申請にも11月に行ったし、
もちろん息子の学校に付き添いにも行っていました。
そういえば、ブログもそのちょっと前からスタートした気が…。

忙しくなっちゃったなあ、とは感づいていたのですが
疲れは後から出てくるものですね。
教会関係ではなく、家の中のことでかなり疲れがたまっていたようです。

育休が終わる前にやれることやっておこう!!!
と、あれこれ欲張りすぎたのでしょう。

あともうひとつ、
息子は投薬治療というのはしていません。
副作用もあるというのを聞くと、
多少困ることがあっても、周囲の理解に支えていただきながら
どうにかやっていこうと思ったからです。

その代わりと言ってはなんですが、
ペアトレや付き添いなど、親ができることは
なるべく積極的にやっていこうと思っていました。

いわゆる治療法がない発達障害。
「ご迷惑もおかけしていますが、
私たちもせいいっぱいの努力はしています」
そういう姿勢を周囲に見せなくてはいけないかな、と
思い込んでいたふしもありました。

でも、ちょっとやり過ぎちゃいましたかねえ…。

今年は職場復帰も控えています。
何年も前ですが息子の育休明けのときは、
復帰後1ヶ月して私が過労で倒れ、かつてない高熱を出して
病院で点滴を打ってもらった記憶があります…。
ああこわい。

今年は、(今年こそ?)
すべてを見ていてくださり、
いちばんの解決法を教えてくださる神様の前に静まり
心を落ち着けていきたいなあ、と思います。

ブログを読んでくださっている皆さんの毎日にも
神様からの励まし、御言葉からの教えが豊かにありますように!

今年もどうぞよろしくお願いいたします♪

(写真は、主人の趣味、バラ栽培@ベランダです。
 開きかけのつぼみ。正雪(まさゆき)という種類です。きれいでしょ~!)