広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

漢方薬について&つながってるなぁと思うこと

2013年05月02日 | 栄養療法・食事療法
先日、抑肝散という漢方薬についての記事を書きました。
その際にいただいたコメントを転載します。

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この漢方薬が発達障害によいという説明は無いと思います。
誤解を招くような内容は不必要なトラブルの元です。
あくまでも「疳の虫」などの症状に対処するものであって、
発達障害からくる症状の改善ではないと思います。

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ちきーたさんという方がくださったコメントです。

同じようにご心配をされた方、
もしくは

信憑性のない話、といやな思いをされた方がいらしたら
申し訳ありません。


ちきーたさんは発達障害の専門家・もしくはお医者様でしょうか。
(それとも私と同じく親御さんかな?)

もしそうであれば、
かえってお聞きしてみたいことがたくさんあるので…。

どうしても親というのは
気持ちが先行してしまいますよね。
その中で、客観的な意見を聞くことは
本当に大切だと思っています。

(こちらの漢方薬のメリット・デメリットなどを
ぜひぜひ教えていただきたいです!)



この抑肝散については、
先日の記事にもリンクを貼りましたが
お医者様・漢方医の先生もはっきりと主張しています。

<内科のお医者様の意見>
http://www.parksideclinic.jp/colum/yokukansan.html
幼児期のチック、神経過敏状態、夜泣きなど落ち着きのない小児全般に効果的です。学童期などで問題となる注意欠陥/多動性障害(AD/HD)に対しても抑肝散は有効であると考えます。また、てんかん、熱性痙攣に対しても補助的に抑肝散を使う事によって発症頻度を低下させる事や、症状を軽減させる事が期待できます。ただしこれらのケースでは、主たる治療薬である西洋薬に替わる働きを抑肝散が担うわけではありませんので、内服中の西洋薬を止めてはいけません。

<漢方薬局の意見>
http://www.123do.co.jp/cgi-bin/illness/archives/95.html
当薬局では長年、ADHDに有効な漢方薬の研究を重ねてまいりました。
その理由はふたつあります。ひとつはADHDはお子様にとても多い病気であり、多くのご両親が西洋薬の副作用を心配して充分な治療ができないことに悩まれているからです。
そしてもうひとつは漢方薬はADHDの改善にとても有効ということを経験的にも実績面でも知っているからです。


私のほうでは、
まだ息子への漢方薬は始めたばかり。
お医者様にも
効果が出てくるまで2週間くらいはかかるでしょう、
と言われています。

* * * * * * * * * * * *
これとは話が少し変わってしまいますが、

そもそもADHDとは?
発達障害の定義とは??

専門家も、
はっきりした定義や原因があいまいになっている状態です。

(我が家の子供はグレーゾーンにしばらくいた後、
 小学校入学してから診断名がつきました。)

現在使われているリタリンなども、もともとは

「偶然、他の病気の検査で使用したらADHDの子が落ち着いた」
ので発見されたという歴史があります。

原因が分かったのではなく、
「たまたま」見つかり
対症療法として有効なので
使用されるようになったということです。

食事療法も、
我が家はアレルギー検査をしっかり行い
はっきりと分かった上で取り組んでいますが、
意味のないものととらえる立場の方もいます。

それでも
食事療法で通っているクリニックでは
本当に改善している例がたくさんあるのです。


* * * * * * * * * * * 

ちなみに、
つながってるなあ、と思うことなのですが、

食事療法で出して頂いた一般的なお薬をもらうときに
薬剤師の方に「肝臓の治療ですか?」と
言われたことがありました。
(その時は保険が効くアミノ酸を処方してもらいました。)


抑肝散も肝臓の働きを整える漢方です。
(今回は薬剤師の方に症状を色々聞かれ、
「ADHDもあります」というと「ああ、なるほど」という顔でした)

また、
息子は口内炎ができやすく、
胃腸が弱いね、という話を家族としていましたが、
後日、小麦アレルギーがあると分かりました。

知らずにアレルゲンを食べていたので
内臓が弱っていても不思議はありません。



それから、
息子は9歳の今でも毎晩おねしょがあります。
おむつをしていても時には布団までぐっしょり濡れるほどです。

昔、おねしょの治療法を調べていたときに
薬として「抗利尿ホルモン薬、抗うつ薬」が
紹介されていました。

ADHDの子でリタリンよりも
おねしょの薬によく反応する子がいる、と
お医者さんのコメントで出ていることもありました。

<原 仁(はら ひとし) 小児科医
独立行政法人 国立特殊教育総合研究所研究部長>
「リタリンはADHDに効果を示す場合が多いが、
すべてではなく、他の薬剤が有効な場合もある。
例えば、夜尿症の治療薬でもある抗うつ剤や
抗けいれん剤の一種であるカルバマゼピンなどに
よく反応するADHDの子どもがいる。
もちろん、あらゆる薬物治療に反応しないADHDが
存在してもおかしくない。」
http://kids2.gakken.jp/campus/jiritu/medical/backnumber/01_09/top.html


いろんなことの羅列になってしまいましたが、
肝臓のこと、口内炎とアレルギー、アレルギーとADHD、
ADHDとおねしょ、おねしょとADHDの薬のこと…
すべてがつながっている。

息子の表面に出ている病気や障害というものは、
息子の体の中でつながっている、と思うのです。


発達障害と診断されている子供は年々増えています。
原因がはっきりと特定されていないのに。

(昔は、母親の愛情不足とか育て方が悪かったとかが
 原因とされていたりもしましたよね。)


私は発達障害について、
これがすべて、という治療はないと思っています。
(内科のお医者様も漢方を使っても西洋薬を
 勝手にやめてはいけない、と書いてますし、
 どんな薬にも効かないADHDの子がいてもおかしくはない、
 とも書かれています。)


どんな専門家でも、その方の専門外のことに関しては
あまり詳しくないこともあるということも
身をもって感じています。

発達障害の状況は
その子一人一人で違いますし、
周りの環境も違います。

そう思うと
母親(や父親)が最もよく知っている場合も
あるのかもしれませんね。


そして、我が家にとっては
息子の障害を完治させるのがゴールというわけではありません。

もちろん優しい息子でいて欲しいし、
お友達と仲良く遊べる子であって欲しい。

でも、障害があっても
本人の特性を生かし、
人を大切にして人に大切にされて、
何よりも

神様から与えられた息子の人生を
感謝して楽しんで生きていって欲しい

そう思っています。


あれこれと書いてしまいましたが、


漢方や薬を使うにしても療育をするにしても、
その子に合ったやり方でなければ
それこそ意味がないかもしれないですよね。

専門家の意見を参考にしながら、
様々な情報の中で
我が子に合った治療・育てかたを選んでいくのが
親の努めかな、と思います。

いろいろと悩むとき、
私は他の方のブログがとても参考になっています。

このブログも、
どなたかの参考・励ましになれば、という思いで
細々とですが続けてきました。

試してみたこと、
まだ試している途中のことも含めて
少しでもどなたかの可能性をひろげることになれば
と思い、更新しています。

一般的に言われている意見と私の思いとは
離れてしまう部分も出てくるかもしれませんが、
なるべく正直なところを書いていきたいと思っています。

いかがでしょうか?
このようなブログですが、
よろしければ
またお立ち寄りいただけると嬉しいです!

普段はあまりポチのお願いをしないのですが、
皆さまのご意見もお伺いしたく、
よろしければポチッやコメントをお願いします。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
抑肝散エキス (Bald man)
2015-08-19 08:45:26
小2です。
深刻に廻りの大人を悩ませています。
すぐ切れる、興奮する、この歳で、考えられない暴言を吐く、殺す、首しめたる、誰もいらない、ママも弟も妹もいらない。
ママは、首を絞められるまま 任していると、本気に絞めてくる。
だんだん力がついてくる。
怖い!
で、ジィジの私が、抱え込んで、外に連れ出す。
ホントにママやパパ、弟妹も要らないのか?
一人で生きて行くか?
なら、そこの公園で、一人で生きていけ!
すると、ようやく ゴメンなさい、家に帰る。
と言う。
その日は、よく寝る。いつもは、あまり寝付きも悪い。
翌日、またゲーム、アニメに没頭し、宿題もやりたがらない。
また、切れる。
毎日のように、この繰り返し。
暴れる、切れる!
チョットしたことでも、、、
そのたびに大人は振り回される。
憎まれ口は一丁前!
ゆえにさるところから聞いた漢方抑肝散エキスを
試してみるU+203CU+FE0F
どうだろうか?
神経症や不眠に癇癪によいと、漢方医師は、言った。
返信する
Re:抑肝散エキス (koyunya)
2015-08-26 17:50:25
Baldmanさん、
お孫さんのことで大変な状況におられることと思います。
小2のお子さんの下にも小さなお二人がいるとのこと、ご家族の負担やご苦労を推察いたします。

家庭だけでなく学校での環境調整や、食事の配慮が必要だと、まわりは本当に大変ですよね…。

私も、息子のことを可愛いとは思えない時期がありました。

お孫さんや、お母さんを支えていらっしゃるお祖父様を持てて、皆さんお幸せだと思います。

少しずつでしょうけれど、良くなって行くのを楽しみに、お互いあきらめずにいきましょうね。
返信する
発達障害当事者です。 (浦島かめ子)
2017-01-07 21:21:55
ヨクカンサンを春先に服用しています。
ホノミの物です。
こちらのコメントをお書きになられた方は、漢方もしくは東洋医学がお嫌いな方でしょうか。
ヨクカンサンは、春の芽吹く季節になるとイライラが酷くて、漢方薬局に処方してもらっています。
抗精神薬は、服用を始めると、癖になります。薬物依存になり、働けなくなります。
当方は、頭痛が酷くて頭痛外来に通院していたのですが、デパスと筋緊張を抑えるテルネリンと言う脳梗塞発症1回目に処方される薬が処方されていたのです。
デパスはとても精神薬では軽いランクに入る薬で簡単に処方してしまう薬で怖いんです。そして、最後は覚せい剤等と同じで薬物依存に陥ります。
西洋のお医者さんだと抗精神薬処方をし続けて人生をダメにして終わりです。
漢方薬ならば体調も整い、身体も温まりいいことずくめで、イライラも無くなりますし、だるくなりません。
女性だと、PMSが酷い方だと市販のプレフェミンを服用されていることもあるかと思いますが、プレフェミンの副作用はうつ病の状態を作ってしまうんです。
やはり漢方薬ならば、精神的にも落ち着きますし、安全なんです。漢方薬の効能は、箱書き以外にも多彩にあって、患者さんに処方するときは、アッカンベーした舌を診るんです。舌診(ぜつしん)と言い、舌を診ることで患者さんの状態を把握できるんですよ。
漢方では、証を診ると言うんです。
唇の荒れも、爪の割れも、物もらいができる前も東洋医学だと説明がつきます。
韓国時代劇のチャングムの世界のようですが、機会があれば漢方薬局の漢方薬を飲んでみてください。
確かに漢方薬はお値段高いので、嫌味で書き込みをなさったのでしょうかね。
サプリメントとは違い、きちんと効果が出ますよ。
その証拠に、軽度発達障害当事者ですが、昨年秋に結婚でき、なんとか一般派遣で勤めています。
返信する
かめ子さんへ (koyunya)
2017-01-14 20:46:22
コメント、ありがとうございます^^
チャングム!とってもおもしろくてよくテレビで見てました~。すごいですよね。
全身の様子を診てくれるって、ほんとうに憧れです…。
使用されている方のコメントはとても貴重なので参考になります。ありがとうございます!
漢方、ほんとに保険がきいて、近くの病院で気軽に診てくれるお医者様が増えればいいんですけどね~。

ご結婚もおめでとうございます!
お仕事もされているなんて、素敵ですね^^
当事者としての家庭での気を付けていることとか、いつかお聞きしたいです。
またぜひ遊びに来てくださいね♪
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