年度の後半になると、生徒さんの成長に気づく機会が多くなってきます。
当塾のツイッターなどにも何度か登場する中1・中2の女子生徒さん。
初めて授業をやった時には「分からない」「できない」ばかりで、なかなか授業が進みませんでした。集中力もあまりなく、授業も半分を過ぎると飽きてしまう様子。
「分からない」と言われるたびに問題を噛み砕いて分解したり、とりあえずできるところまでやってみようと声を掛けたりしながら授業を進めてきました。
「やったー、できたー」「わかったー」という声。
半年前の「わからない」「できない」と言い続けていた面影は、正直いえばまだところどころにあるものの、以前よりはグッと減り、90分の授業をある程度こなせるようになってきました。
成績的には今までのブランクもあるので、まだ結果は出てきていませんが、今のままいけばきっと良い結果を出してくれるのではないかと思っています。
いま思うことは、個別の授業なので生徒さんと真正面から向き合えたこと、
諦めずに根気よく接してきて良かったということ、
そして何よりも生徒さんが変わろうと思って変わってきてくれたこと、
そのほかにもいろいろとあると思いますが、いずれにせよ生徒さんが分かること・できることが増えたことが何よりも嬉しく思います。
一回一回の歩みは少なくとも年月を重ねていけば変わっていく未来がある、そのように思います。
しかし、逆をいえば未来を変えるということは、そんなにすぐにできるものではないともいえると思います。
変わることを期待するなら、待つほうにもある種の忍耐力が必要だと思います。ある程度の時間を待つということ、焦らせるだけではなくじっくりと待つということができるかということ、
変わることを期待するのならば、声をかけ変わることを促しながらも、待つという姿勢を取り続けられるかどうかが試されているように思います。
とは言っても、まだまだ変わって欲しい生徒さんがいます。
まだまだ変化の途中や入り口、そして入り口の前でたたずんでいるだけの生徒さんもいます。
これからの時間、少しでも授業や休み時間などに生徒さんと話しをしていくことで変化を促し、「分かった」「できた」という声がたくさん聞けるような塾にしていきたいと思います。
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※本文と写真は関係ありません。