夏期講習が終わり、新学期が始まりました。
お休みしていたブログも再開していきたいと思います。
受験生にとって夏が勝負とはよく言われることです。
この夏にしっかりと学習をして成績を上げていく、そういう意味でこの言葉が使われている、そのように思います。そしてそれは、紛れもない事実の1つです。
でも、それ以上に「夏が勝負」な理由があるような気が私にはします。
それは「受験生としての心構えができたかどうか」ということです。
受験ですから、その結果が出るということほど大切なことはありません。
偏差値が上がる、点数が上がる、志望校判定が良くなる…
こういったことが夏の後に実際に数値となって出てくれば、夏の学習の成果は自覚しやすいと思います。
でも、本当にそれだけでしょうか。
数値に出なかった人は、夏の勝負に負けてしまったのでしょうか。
私は決してそうは思いません。
本当の「夏が勝負」とは、受験生としての意識を作れたかどうかだと思います。
これがきちんとできている人は、今すぐに数値で結果が出なくても、いずれその成果が出てくるはずです。
だから「この夏一生懸命に頑張れた」という人は、数値にかかわらず、夏の勝負に勝てたという自覚をもっていいのはないかと思います。
今年の当塾の18期生は、その意味では勝負に勝てた人が多いのではないかなと思います。夏休み前とその後では、授業をしていても「変わったなあ」と思うことがたくさんあります。
・自習を習慣化することができるようになった
・長い時間、学習が継続できるようになった
・メモを取ることができる人が多くなった
・授業を受けるときの真剣さが、今までとは違う
・問題を解くときの目の付け所が良くなった
などなど、挙げていけば、まだまだたくさんあります。
上記は、いわゆる教科的な「できるようになったこと」は省いています。
しかし、教科的でないところ、つまり、学習の姿勢が大きく変わったところが、むしろこれからの受験に向かってはチャンスだと私は思っています。
こういった勉強面での「学習の姿勢」が、夏にできあがったことが、これからの学習には、欠かせないものになってくるからです。
でも、やはり数値として結果が出てこないと、不安になると思います。
だからこそ、見直しや復習などは大切なことです。不安を解消するには、具体的に動くことが大切です。「夏に一生懸命頑張ったのに…」という人は、テストが返ってきたら、この点を中心に見直してみると、つぎの結果につながっていくと思います。
不安な点があったら、どんどん私にぶつけてくださいね。
皆さんと一緒に考えて、皆さんの不安としっかりと向き合い、解決していく方法を考えていきたいと思います。