幸彩学習塾 オフィシャルブログ

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新陳代謝する学校~花咲徳栄高校を訪ねて

2013年09月07日 00時54分45秒 | 受験・学校

先日、花咲徳栄高校の学校説明会に行ってきました。1学期に行ったときのレポートにも書いたとおり、今年から校長先生も代わられました。校長先生が代わられたことでどんな学校になっていくのか、そのあたりに関心を持ちながら今回も聞いてみました。

1378351755049_2   今回の話で印象に残ったのは「アクティブ・ラーニングの導入」という話でした。説明の中で小林清木・校長先生は、「私立高校が物量(勉強量)を追うのはどこも当たり前になってきていている。7・8時間目授業、講習、早朝補習などはどこもやるようになった。だからこそ次は、物量だけでなく『物量+質』へ変えていくことだ」と話されていました。

 確かにどこの私立も講習や合宿はやるようになってきました。7・8時間目というのも、だんだんと一般化してきたように思います。物量に関しては、私立高校は確かにどの学校もそこだけで差別化が難しくなってきているようにも思えます。そこで、花咲徳栄は物量だけでなく「質」をより追求していくという姿勢を打ち出していくということでした。

 塾でもそうですが、物量では差別化は難しくなってきているように思います。かえって物量が多すぎて消化できないとなると、これは別の意味で根本的な問題になってきます。これからは物量だけでなく(むしろ物量は減っても)、質で勝負していき結果を出すという流れは、これから塾も同じようになるかな、と思いながら聞いていました。

H1_2  ではどんな策で来るのか、そこで紹介されたのが冒頭の「アクティブ・ラーニング」です。これまでの一斉授業のように、先生が一方的に話すのではない、だからといって生徒の自主性に任せるという名の下に放置するわけでもない、大学の少人数制ゼミのような形式だと思いました。

 当塾は個別指導の塾ですが、一斉指導もやっています。一斉授業の時には場合によっては「学びあい」などを導入していますが、イメージ的にはそれに近いのかなと思いました。先生と生徒が双方向で授業をしていく目の届く授業、そういうイメージがわきましたが、それであれば、当塾の考え方にも一致するなぁと思いながら聞いていました。

 実際の導入はこれからだと思いますが、少人数制には課題もあります。塾であれば比較的解決しやすいそれらの問題を、学校というなかでどのように解決していくのか、その結果どのような改善が見られていくのかにも注目していきたいと思っています。

Image859  「不易流行」という言葉があります。どんな時代でも「変えてはならないもの」と時代と共に「変えていくもの」があります。学校も新陳代謝が必要、今回の話を聞いていてそんなメッセージのように私には聞こえました。

 翻って、塾もやはり新陳代謝が必要だと思います。当塾は小さな個人塾ですので、その年の生徒さんに合わせて比較的スムーズに変えていくことができます。「去年はやっていたけれど、今年はやらない」「今年初めてやってみる」「何年かぶりに復活させてみる」など、比較的柔軟に対応でき、名称は同じでも内容は違ったりすることが多々あります。

 塾は様々な学校の取り組みを聞けるありがたい立場でもあります。いろいろな学校を訪問し見聞きしていく中で、塾もその年の生徒さんに合った授業を展開できるようにしていきたい、花咲徳栄の説明を聞きながら、改めてそのように思いました。

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