幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

保護者会を実施しました!②

2018年06月27日 23時40分01秒 | 幸彩学習塾の取り組み
保護者会を実施しました!①の続きです。


第2部は幸彩学習塾代表の根岸より「幸彩学習塾の現状と課題」というテーマでお話をさせていただきました。



大きくわけて今回は3つのお話をさせていただきました。

1つ目は当塾の生徒さんの成績分析から見る生徒の皆さんの課題です。
前年最後の期末テストと1学期の中間テストを比較し、生徒皆さんの課題をお話ししていきました。また、3年生の理社国授業のチェックテストの結果からわかる生徒さんの特長などもお話しさせていただきました。

私は「いざとなれば、真面目に頑張る子が多い反面、柔軟性に欠ける」という仮説を持っています。いわゆる「マニュアル人間」と呼ばれるタイプです。今回のデーターからは確実にそれとはいえませんが、その片鱗はみていただけてのではないかなと思います。

それを学習活動を通してどのように変えていくか、それが大きなテーマだと思っています。
結果を出すことが一番大切ですが、高校や大学、大人になっても使える“学びのスキル”を中学校時代にしっかりと身につけさせる、そんなテーマをもって取り組んでいくというお話をさせていただきました。

2つ目は「今の中学生が大人になる頃の社会」についてです。
AI(人工知能)の発達とともに、求められる学力観がおおきく変わってくるといわれています。単純な繰り返し作業を中心に、それらは人工知能が仕事をするようになり、人手がいらなくなってくるといわれています。そういった時代に求められる学力とはどんなものなのか、そのあたりをお話いたしました。


↑幸彩学習塾 代表/根岸 孝之


「暗記、計算ができる=学力」という時代から「思考・判断・表現」の時代へ入試問題も変わりつつあります。高校の中にはそれらを見通してIB(インターナショナル・バカロレア)などを取り入れたり、AL(アクティブ・ラーニング)を取り入れている学校が増えてきています。そういった時代を迎え、進学校の位置づけや価値観も変わってくるのではないか、そんなお話をさせていただきました。

その具体例として、開智未来高校の「未来TED」のDVDをご覧いただき、これから求められる人に自分の主張をわかりやすく伝える技術である「Rhetoric」という考え方について、お話をさせていただきました。

3つ目は、生徒さんを取り巻く環境についてです。
携帯電話の普及がもたらした影響について、お話をさせていただきました。

携帯電話の普及がもたらす影響は、単純に勉強時間が短くなる、ゲームばかりやるようになるというだけだはないと私は思っています。誰でとでもいつでも繋がれるということは、すなわち「“個”の消失」につながるというのが私の仮説です。

自分自身を客観的に見る能力が衰退してきている現状がもたらす影響を、学習面だけではなくお子さんの将来にわたっての影響についてもお話しをさせていただきました。


限られた時間の中で十分なお話ができたかどうかわかりませんが、何か1つでもお役に立つものが残っていただけたなら幸いです。


↑過去の生徒さんが行った夏休みの課題ノートを参考に展示しました

「うん、うん」とうなづきながら聞いてくださった方がいました。
メモを取りながら聞いてくださった方がいました。
そういう方がたくさんいたことで励みになり、皆さんへいろんなお話を伝えることができました。

これからもこういった機会を設けて参りたいと思いますので、ぜひご参加をいただけたら幸いです。

保護者会にご出席をいただきました皆様、ありがとうございました!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする