ブログ 古代からの暗号

「万葉集」秋の七草に隠された日本のルーツを辿る

暗号に気づいたきっかけ

2009-08-14 10:30:29 | 日本文化・文学・歴史
秋の七草が暗号ではないか?と気がついたきっかけは全くの偶然でした。

М市に住んでいた頃私は薬局でアルバイトをしていましたが、その隣がブックセンターで『日本大百科全書』(1984年小学館)が発刊されるからと誘われお付き合いで購入しました。

その後夫の勤務地・東京へ転居しましたが、友人もなく百科全書を興味のおもむくままに繰る日が続きました。

が、ある時面白いことに気がついたのです。

日本語にはなぜか同音異義語がたくさんあり、たまたま開いたのが「くず」の項でした。植物の<吉野の葛>と人間の<吉野の国巣>。

葛は日本のいたる所に生えているのになぜ<吉野の葛>か?

萩は宮城県に自生していないのになぜ<宮城野の萩>か?

なぜ<大和撫子>か?つぎつぎに疑問が湧いてきました。

しかも山上憶良の秋の七草(万葉集の表記は七種)に数えられている花ばかりです。

では尾花は?と頭を巡らせると<薄・萱・茅>といくつもの呼称が過りました。

<かや>の呼称が思い浮かんだ時には私の頭の中でモヤモヤしていた霧が一気に晴れてきました。

<かや>は古代の朝鮮半島にあった伽耶ではないか?

七種の秋草のうち四種までが掛詞的発想で民族または国の名とセットになっている。

私は「秋の七草」は暗号であると確信し謎解きに挑戦してみようといろいろの分野からの探索を始めました。

今まで誰も発想しなかった「秋の七草」の暗号説ですから、それを証明できる証拠を見つけなければ誰も信じてはくれないでしょう。

また暗号である以上は解き方に一定のルールがあるはずです。

幸い暗号解読のヒントは伝承された言葉の中にあり掛詞的発想と同音異義熟語が鍵らしいとはじめに気が付きましたので言葉の力(言霊)を信じて私の心に響いてくる言葉探しが始まりました。

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