ブログ 古代からの暗号

「万葉集」秋の七草に隠された日本のルーツを辿る

暮らしの中の D I Y 2016

2016-12-20 08:37:02 | 日本文化・文学・歴史

夏には大きな木陰を作り炎暑から守ってくれた庭のモクレンの葉はあと数枚と
なり、すっかり冬の佇まいとなりました。年内にブログの更新をしたいと思って
いましたが準備不足のため急遽日常の中で私の要望にそって夫が創意工夫を
こらしたDIYの作品のいくつかを紹介したいと思います。

①低座椅子にあわせた「食卓テーブル」

 これまで和風スタイルで食事をしていましたが年齢と共に立ち上がる時に手を
添えることが多くなりましたので、低座椅子に座って食事をしたいと思うように
なりました。市販のテーブルでは丈が高すぎ合いませんので椅子に合うテーブル
が欲しいと思いました。折しも電気炬燵が駄目になってしまったので夫に上置き
の天板に脚をつけてテーブルにしてほしいと頼んでみました。

なかなかの傑作ができたのでもう一つ小さめテーブルを追加し8名ぐらいまで食
卓をかこめるようになりました。花柄の布を10m購入しテーブルクロス(大用、
小用)とソファーカバーが作れました。

藤製のソファーのクッション部分は座面、背面、脇は布で出来ており、汚れが目
立つので大判の布を掛けていましたが、数年前から市販のカバーが売られるよう
になり私も使ってみましたが腰かけているうちによれよれに乱れるのが嫌でした。
伸縮性のある白い布は気に入っていたので四つの部品がくるめるように断ち切り
見えない所はしつけで止めるなど工夫して写真のようにカバーを作りました。
この経験を活かしてテーブルクロスの共布でもカバーをつくりました。汚れたら
洗濯できるのがなによりです。

花柄のテーブルクロスやソファーで老人所帯が少し華やぎました。

②作り付けの棚に収納した「祈りの祭壇」

 私共の両親が亡きあと夫の家は末弟が、私の家は兄が相続人となりましたので
仏壇はなく両親の写真を並べて手を合わせていましたが祈りの場らしい雰囲気が
欲しいと感じていました。そこで居間の作り付けの棚に入るシンプルな祭壇を頼
みました。

寝る前には必ず手を合わせて無事に過ごせた一日の感謝を捧げています。

③煎茶点前の道具

 ㋑風炉先(衝立)二種

 「花風炉先」 煎茶のN先生から季節の花がさせる風炉先が欲しいとの依頼があり
        ました。
        細い竹を花筒として利用していますが、可憐な花が楚々とした風情
        を醸し出しています。


 「縦桟の風炉先」 市販の丸棒を使用した風炉先。シンプルで美しい衝立です。


 ㋺焼き杉板を用いた「短冊かけ」

  煎茶のしつらえには掛け軸や色紙の掛け軸が飾られますが、簡略な席には短冊
  をかけます。茶席用の掛け軸を持っていませんので杉板を焼いて磨いて短冊か
  けを作ってもらいました。木目が美しいので立てるコマを作り衝立にも使えます。


 ㋩初煎会のための「配膳台」

  新年を迎えると茶道の世界でも新年の行事があります。抹茶では初釜、煎茶では
  初煎会と称します。この茶事でN先生は料理の腕をふるい二の膳でおもてなしを
  してくださいます。その際に使える配膳台を古い桐ダンスを使って作れないかと
  相談されました。棚の部分は扉の中に納まる衣装箱を、下段の板には飾り板をつ
  け四隅に穴をあけ柱になる棒を通しています。大きな配膳台ですが組み立て式な
  のでコンパクトに収納出来ます。

夫は機械工学を学んだエンジニアで会社員のころは研究開発や商品開発に携わって
いましたが、退職後家庭の中でもその知識が生かされ生活を楽しむ道具作りを楽しん
でいます。

本年も私のブログを訪問してくださり有難うございました。
古いパソコンはサービス終了などで不便になり新パソコンを求めましたので、もう
しばらくブログを続けたいと思っています。
皆様も良いお年をお迎えください。               草野 俊子









 



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