わたしのいえ・プロジェクト

マイホーム新築の記録と、それにまつわる、アレやコレ。

08/08/09(土) 今週の現場定例

2008-08-09 19:53:29 |  Ⅴ.内外装仕上工事

お盆休みの現場定例

今日も蒸し暑いですが、昨日ほどではありません。

現場定例なので、朝9:00に現場に向かいます。

屋根の板金工事が完了しています。

割付幅の調整のため、向かってトップライトの左側3枚の板幅は、既製品よりも10mm狭い幅です。
平板から手曲げで製作した鋼板を使っています。
うまく納まりました。

現場に到着。

南側の景色は変化なしです。

外壁板金工事のために、割付の墨出しがされていました。

既製品の竪ハゼ用のガルバリウム鋼板です。

写真は裏面が見えています。
既製品の板は、それぞれ、製品の状態で既に端部が「コ」の字型に曲げられています。
板と板のこの部分を重ね合わせてから、一緒に曲げてつぶして、板を継いでいきます。
板金では、このように、板同志を継ぐための曲げ加工された部分を「はぜ」と言います。
わたしのいえでは、曲げてつぶした端部の板が、直角に立った筋状になります。
で、このような板金の継ぎ方を、竪に立ったはぜなので、「竪はぜ」と言います。

屋根の割付幅を調整するために使った板は、平板からこの端部のコの字を手で曲げて作った板材を使いました。

コの字の重ねを、現場で曲げて潰すには、機械と併用して、こんなペンチみたいな、スコップみたいな道具を使います。

持ってみると結構重いです。
ローテク万歳。

2階に上り、現場監督のNさんと現場定例です。

今日も食堂の石膏ボードテーブルの上で打ち合わせです。

今週の議題

■チェックリスト更新

■受領書類
・2週間工程表
・コンクリート強度試験結果・・・今更ですが、試験結果を受領。内容は合格。
・ドアホン仕様書
・ガス管工事のための私道区分所有者の承諾を受けるための書類・・・これって、施主がやるものなのか?

■外壁板金割付確認
現場で実際に確認しながら決めていきます。
・板金割付が墨出しされていたので現場にて確認。
・角部の納めかた確認・・・変更。一枚板を曲げるのではなく、板同志を継いで角を出す。
・南側植栽部の納め確認。
・西側壁の納めかた確認。
・換気口の位置確認・・・ハゼを切らないように、板の真ん中に配置。

■その他
・照明器具変更・・・防犯灯の追加。関係図面の再発行。

現場監督のNさんとの打ち合わせが終ってから、棟梁のMさんが、「カーテンボックスが納まりません」と言ってきました。
梁に25mmほどあたるそうです。

・・・・どうしよう???

ここで、妻から電話。
娘が参加している、隣の幼稚園でのプール教室の見学要請です。
また、午後に戻ります。

いったん、現場を離れます。

 

<午後の部>

プール見学して、帰宅、昼飯食ってゆっくりしてから、再び現場へ。

午前中の積み残し課題を解決しなければなりません。

2階に上がります。

みっちゃんが、棟梁のMさんから指示をされています。
「ああしろ、こうしろ」といった、単なる指示ではありません。
「お前は、ここをどうするつもりだ?」、「なんのために、なんで、そうするんだ?」
どうやって造っていくのか、みっちゃんに質問し、考えさせながら、指示を出しています。
即答できないみっちゃんは、叱られます。
わたしが描く設計図には、完成形が示されます。
一応、どうやってモノが作れるかを考えて設計図を描きますが、でも、実際に、現場で、どうやって効率よく綺麗に作るかは、大工さんの技です。
こうやって技が伝承されるんですね。

まずは、カーテンボックス問題。
家で昼飯食いながら決めました。
カーテンボックスを10mm、梁を15mm、部分的に削ります。
解決。

お次の課題は、バルコニーブラケット位置の確認。

ブラケットは、こちらで設計して、金物屋さんで造ってもらいました。

鉄のプレートを加工して、穴を開けた部品です。
これを建物側の梁にボルトで固定し、後から建つバルコニーの梁とボルトで止めます。
建物どの位置に付けるのかは、外壁の板金割付と調整したいので、外壁の板金の墨を見ながら、決めていきます。
調整終了。

打ち合わせが終ったので、あとは、気ままに現場をうろつきます。

まずはロフトへ登ります。

先日の打ち合わせどおりに、トップライトの網戸が埋めこまれています。

レールが目立たないように、壁に埋め込みました。
見た目はスッキリ、シンプルでいい感じです。
でも、組み上げてしまった後は、天井を壊さないと、網戸の交換ができません。
どちらを取るかで、この部分については、わたしは見た目を優先しました。

脚立に乗って、トップライトから外に半身乗り出します。

爽快です。

屋根が完成しました。
ハゼが立ってます。
現場で曲げた手造り感が伝わります。

1階に下ります。

多目的室では、午前中に決めた位置に、Sさんが給気口用の穴を開けています。

そばでは、ダイトウリョウTさんが、建具枠を仕上げていきます。

1階は、間仕切り壁が徐々に組みあがり、部屋の雰囲気が出てきました。

また、2階に戻りあます。

まだ、階段とカウンターの材料を迷ってます。

ポプラの無垢板か、タモ集成材か?

当初は、タモ集成材とするつもりでした。

ポプラの日焼けによる自然な変色がどの程度の濃さ、ムラになるのか気になったからです。

でもその変色が、「いい感じ」ならば、やはり、ポプラの無垢板がいいかなぁ、と気が変わりつつあります。

実際、現場にあるポプラの端材を、2階の窓際にしばらく放置して、日焼けさせてみることにしました。

百聞は一見にしかず。
このお盆の間、日に当てて、変色の具合を見た上で、材料を決めることにしました。

ウロウロしているだけで、夕方になってしまいました。

お邪魔しました。帰ります。

みっちゃん、じゃ、よろしくね。

そこは、そういう造り方で、いいのかい?