隣の畑
今日も晴天でした。
キャベツが大きくなってきてます。
ソフトーボール大だったのが、今では、ハンドボール大。
キャベツ畑が北側正面です。
その隣の区画はジャガイモ畑です。
近所の幼稚園生が、いもほりに来たりします。
さて、本日も飽きずに、配筋検査。
昨日の作業で、修正が進んでいると思うので、進捗状況の確認に現場に向かいます。
オコチャマ監理員1号と2号を連れて来ました。
足元が危ないので、敷地の中には入れません。
おトイレはどこ?
階段はどこ?
最初の一瞥だけは、興味深く現場を見ていましたが、すぐに飽きます。
型枠の外から手を振る1号と2号。
でも、すぐに飽きるので、仕方ないので家に送り返すために、わたしも一回帰宅して、出直しです。
再び現場に戻り、検査開始。
昨日のチェック箇所が是正されていることを確認していきます。
おおむね、修正ができています。
かなり、頑張って直してもらってます。
でも、まだ直しの必要なところがあります。
今日のチェック箇所には、昨日と色の違う、白のガムテープを貼り付けます。
人通口(じんつうこう:その名の通り、床下を行き来するために開けた梁の穴)の補強筋の検査。
設計図書どおり、穴の開いた範囲の底盤にD13@200が2重、結果@100になっています。OK。
お次は、スリーブ(梁にあらかじめ開けておく配管用の穴)の検査です。
規定の位置にスリーブあり。一部、補強鉄筋にかぶりが取れていないものがあるので、ガムテープを貼ります。
型枠も再チェック。
コンクリートを流し込む時にかかる圧力は、想像以上に大きいです。
しっかりと補強しておかないと、型枠が暴れて、位置が狂ってしまいます。
その他、重ね長さ、かぶり厚をチェックしていきます。
1時間ほどで、検査完了。
あとは、アンカー位置の確認だけです。
さて、鉄筋のさび、についてです。
鉄筋の赤錆、見た目はあんまりいいものではありません。
しかしながら、鉄筋組みたて中に、一日でも雨が降ろうものなら、すぐにサビは出ます。
これはどうしたって防げません。
結論から言うと、コンクリート打設前の鉄筋のサビは、打設後の鉄筋コンクリートに構造的な悪影響はありません。
ひとたび、コンクリートが打設され、コンクリートに包まれれば、これ以上、サビは進行しないからです。
コンクリートの中は、その成分上、弱アルカリ性で保たれます。アルカリ性ではサビは発生しません。
また、サビの進行には、空気が必要ですが、コンクリートの中には、空気はありません。
だから、これ以上サビは進行せず、鉄筋が構造的に弱くなることはありません。
ただし、これには、条件があります。
まず、鉄筋が充分なかぶり厚さのコンクリートで包まれていること。
これにより、鉄筋が弱アルカリ性に継続的に保たれるのです。
コンクリートの外側は、時間の経過とともに、弱アルカリ性から、中性に変化していきます。
コンクリートの中性化が、鉄筋のある層まで進行すると、ことは重大事です。
鉄筋がサビます。→鉄筋がふくれます。→コンクリートにヒビ、剥がれが発生します。→鉄筋が露出→左に戻る悪循環ループ
だから、かぶり厚さは大事です。充分なかぶり厚さがあれば、鉄筋周囲のコンクリートは、弱アルカリ性に保たれます。
そして、もうひとつの条件は、コンクリートに鉄筋が空気に触れるようなヒビ割れを起こさないこと。
これは、コンクリートの品質と、打設方法、そして、打設後の養生で監理できます。
明日、出勤前に、今日のチェック項目を伝えて、今後の工程の調整です。