ブツブツ雑記

和尚の気まぐれな思いつき日記です

お坊さんのファッションショーに感激!!

2008年01月14日 09時31分04秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
和尚の寺で「お坊さんのファッションショー」を 行った時に、とても感動された方が「袈裟」をご奉納 してくださいました。 もともと袈裟というのは、小さな布を何枚も剥ぎ合わせた もので、色も汚い茶褐色のものでした。しかし歴史の流れの 中で豪華できらびやかな金襴などの布で仕立てたものが できてきました。 大袈裟(おおげさ)という言葉は、実はこんな由来から できたのです。 ファションショーというと軽い . . . 本文を読む

無縁仏

2008年01月11日 08時26分26秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
和尚の寺には、かわいらしいお地蔵さまが刻まれた 小さな石がたくさんあります。京都で有名な「あだしの 念仏寺」もそうですが、これは昔の墓石なのです。 昔は、一人のために一つの墓石を建立していました。 つまり家単位の墓石ではなくて、亡くなった方その人の ために、中央にお地蔵さまなどの仏さまを刻んで、 その両脇に戒名と年月日をいれて墓石としたのです。 これらの墓石のほとんどは、お寺の周辺地区から出土 . . . 本文を読む

お酒とお線香

2008年01月10日 08時00分41秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
お酒の香りがするお線香が発売されています。 名付けて「お香酒」というもので、大阪の老舗である 香舗・奥野晴明堂さんが、古くから伝わる調合法を もとにして作られたものだとか・・・。 もともとお酒は禁じていますから、お酒の香りがする お香なんてとんでもない? 飲んじゃいけないのはわかるけど、でも飲みたいと お寺の隠語で「般若湯」=智慧のお水・・・? 「唐茶」=中国から伝わったお茶・・・? 「大乗 . . . 本文を読む

人間の内面世界

2008年01月07日 00時33分28秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
「博物館に初もうで」というキャッチに誘われて 最終日のムンク展を見てきました。 ノルウェーでは、紙幣の肖像にも描かれている国民的な 画家ですが、人間の根幹にある孤独、嫉妬、不安などを 見つめた画家です。 作風も「叫び」や「不安」に代表されるように遠近法を 使った構図の中で、血のような空の色、フィヨルドの 不気味な形、極度にデフォルメされた人物などが特徴です。 と・・・思っていたらムンクの絵は . . . 本文を読む

白鼠は福のもの

2008年01月06日 09時41分11秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
お正月の3日間だけ三面大黒天のご開帳をしました。 今年の干支の鼠は、この大黒天の使いの動物です。 鼠が大黒様を助けたという説話からだそうです。 切り紙で干支の栞を作ってくれる檀家さんがおられて ご覧のとおり1枚1枚気持ちをこめて作って頂いたものを 皆さんに差し上げました。 鼠は、その繁殖力の強さから子供をどんどん産むので 「子」という字にあてられて「子年」とされたようです。 ねずみ算、鼠小 . . . 本文を読む

今年の守り本尊は?

2008年01月05日 08時40分21秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
今年の干支である子年生まれの方の守り本尊は、 千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)という仏さま です。 観音様は、私たちの救いの願いに応じて33の変化した お姿に変身されるとか・・・。その観音の最も変化した お姿が千手観音さまで、それだけに人を救済する力の 強い観音様です。 ですから、日本最古の観音霊場である「西国三十三観音霊場」 の中で14ヶ寺が本尊として信仰を集めているくらいです。 千 . . . 本文を読む

良い年でありますように

2008年01月04日 12時12分36秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
東京はお天気に恵まれたお正月でした。 お寺では大掃除や仏さま、床の間、玄関などたくさんの お正月のお飾りをして、新年のご祈祷をすると気持ちが とても引き締まります。 毎日するわけではありませんから、1年に1回こういう 節目の時間は、和尚には必要です。 今年の玄関のお飾りは、中国へ行ったときに買ってきた 「福」の字の切り紙です。 「福」の字の中におめでたい印がたくさん刻んであります。 中国で . . . 本文を読む